ZAPCO(ザプコ)ST-4X SQカーオーディオアンプ試聴レポート

ザプコのカーオーディオST-4X SQの試聴機を借りることができましたので試聴のレポートしたいと思います。

ザプコというメーカーは最近では知らないという方が多いと思いますので少し紹介しておきます。日本に最初に入ってきたのは調べてみると1996年の7月発売のオートサウンドvol.18に初めて紹介されていました。

オートサウンドvol.18

当時の販売元はオーディオマーケティングジャパンで(代表者は佐藤さん、仲良しでした。)オーディオマーケティングジャパンはオーディオコントロール、イメージダイナミックスなどのメーカーを取り扱い販売していました。1993年あたりからカーオーディオブームが徐々に始まり当時は海外のたくさんのメーカーが輸入され特に1995年当時はIASCA(アイアスカ)のコンテストなどでロックフォードが優勢な時代でした。国内メーカーではデジタルのカロッツエリアX(2世代)の販売始まっていたと思います。

ZAPCO(ザプコ)のアンプは画期的でカーオーディオであり得なかったフルバランス伝送のアンプで話題になったメーカーでした。バランス伝送のラインアンプ、そしてプリアンプイコライザーや豊富なコントロルできるプロセッサー類(マルチネットクロスオーバー)など、スピーカー販売のカーオーディオ全般にわたるラインアップで一歩先に行ったカーオーディオであった。しかし、この当時は海外や国内のたくさんのライバルメーカーも多く、認知度は低かった。まだナカミチも存在の時代で今のカーオーディオのようにデジタル中心でなくアナログ、デジタル混合でいろんなメーカーや選択ができた時代で一番面白い時代であった。今のカーオーディオは理にかなってデジタルで合理的にできているが、アナログ時代の楽しさが伝わるカーオーディオが本当に楽しい時代でした。

オートサウンドではバランス伝送の記事が載っていましたので写真で紹介しておきます。画像の大きさは拡大できるように1600×1200サイズにしましたのでパソコンなどで見ている人は拡大してみると当時のなつかしさが感じられると思います。(画像をクリックすると拡大できます。)

のちに1998年には取り扱い元(フィールド)が変わってしまいその後自然消滅され日本での販売は消えてしまいました。写真下のカラー写真、バランス伝送のプリアンプとウーハー紹介されています。この後の詳しい事はわかりません。

ザプコ紹介記事

当時の音質印象ですが当時のデモカーなどで聞いた感じでは力があるアンプだが繊細でなく雑な感じに思えました。当時は今ほどカーオーディオの知識やノウハウは日本中、どこでもレベルが低い時代であったことは間違いありません。しかし、カーオーディオの戦国時代でした。今思えば懐かしく、またあんな楽しいカーオーディオのバブル時代が来てほしいと思ったりします。最近の若者の携帯などで音楽ダウンロードして聴いているチープな世界と大きく違いますし、オーディオが低迷していく現実にがっかりします。「今の若者よ!本物の音を味わってほしいです。」

前置きが長くなってしまいましたが、ZAPCO(ザプコ)ST-4X SQカーオーディオアンプを紹介します。

アンプの大きさは写真で参考にしてもらうとわかると思いますがアンプの長さがA4サイズよりちょっと長い280mmぐらいで幅は160mm、高さは約50mmぐらいです比較的コンパクトで軽自動車でもシート下に余裕があれば設置可能なサイズでできており、取り扱いしやすいサイズにできています。

ザプコST-4X大きさ比較

ザプコST-4X入力端子

端子類は片側は入力RCA、そしてハイゲインにも対応します。入力側のパネルにて、白いコネクターがハイゲイン用の端子(オートパワーオン対応)となります。又、フロント、リアーでハイパスやローパスの設定ができフロント側(ハイパスのみ)では80Hzから3KHzまで可変で設定できます。ミッド、もしくはウーハーなどとのマルチ接続で主にツィーターなどマルチでの接続と設定が可能(アナログ)です。

リアー側ではハイパス、フル、ローパスの切り替えスイッチで切り替えができハイパスでは80Hzから3KHzまで可変可能で、ローパスでは50Hzから250Hz(ウーハーなど)切り替え可能です。入力ゲインの調整は左右独立でないが、フロント、リアーでそれぞれ調整できるようになっています。

RCA端子の反対側のパネルには電源線の入力とスピーカーアウト端子、ヒューズがあります。スピーカーアウトではブリッジ接続が可能で、複数台使ってのパワフルな再生が可能となっています。

ZAPCO ST-4X端子

アンプの駆動方式はAB級動作で65w×4chでブリッジ時190W×2chと超ハイパワーを発揮します。

私がテスト試聴では機材はCDプレーヤーDEH-P930、スピーカーは能率が88dbと低く内蔵アンプでは鳴らしにくいディナウディオのシステム242(2ウエイセパレートセット)をチョイスしてみました。最近の新しい低価格のモレルなどは能率がいいので比較にならないと思い、それよりもちょっと小難しいスピーカーをいじめてみようと思ったからです。

試聴音質はアンプの歪みも少なくクリアーな音であり低音がしっかりと鳴らすことができました。音楽としての音質クオリティも悪くありません。と言ったら失礼でそれよりびっくりするぐらい素晴らしいアンプと感じます。ディナウディオの低音がすばらしい。ローエンドの低い音がしっかりとなりきるのです。ディナウディオのここまでの低音を聞いた事がありません。そのくらい素晴らしいのです。この組み合わせは多分、相性はばっちりだと思います。「いいアンプ見つけた」とうれしくなってしまいました。

価格が50,000円(税別)とリーズナブル、しかもコンパクトでどんなスピーカーでも低価格で鳴らしきる。素晴らしいアンプです。ザプコの過去のイメージが良くなかった事が一機に吹き飛びました。改めてアンプの大事さを知った感じです。

ナビなどの内蔵アンプもいいけど小出力のアンプでない魅力は是非味わってみてほしいです。ナビ接続との軽いシステムアップには向いていると思いますし、比較的消費電流も少ないようですので現代の車でも取付可能の幅が広がると思われます。

又、このアンプをもっと最大限に生かすプチチューンも伝授しますね。配線類などのグレードアップすればもちろん音質クオリティは上がるのですがRCA接続の時でアークオーディオのラインアンプALD-Superlativeを使えばナビなどのハイゲインからRCA変換してノイズの低減と音質のクオリティアップが可能です。店頭でもテストしてみるとさらに音質がアップして深い音質へ変化しました。(ALD-SuperlativeはRCA-RCAでの接続も可能です。)

ALD-Superlative(60,000円税別)は従来のALD-リミテッドをさらに改良して現代のハイレゾの音質に対応するべく追加販売された商品です。ALD-Superlativeの音質はさらにクリアー感が増していて繊細な高域の情報をわかりやすくクオリティアップしています。リミテッドも決して悪くはありませんが音質へのこだわりとハイレゾへの思考に対応としてハイレゾを狙った方向性を持った商品になっています。

アンプの電源系のグレードアップにはエナジーボックスのフィールポイント2がおすすめです。電源系を強化することによって安定したサウンドが得られるばかりでなく深い音質とアンプのクオリティを確実にアップさせます。energy box feel Point2はまれに起きるインピーダンスの変動によって引き起こされる問題点を解決し複雑に起きるアンプの電源問題を改善します。

energybox feel Ver,ASUKA エナジーボックスフィール アスカ

ディスプレーでもつないでみると低音の量感や音楽の深い音質、広域のはつらつとしたサウンドへ変化があり必要なアイテムかな~と思いました。特に今の電気を多用した車、ハイブリッド車や、アイドリングストップシステムがついている車などはかなり有効な商品かもしれませんね。

以上ですがザプコのカーオーディオアンプST-4Xは是非、一度は試聴してみてほしいと思います。まだ、今週末、土日には聴ける状態にしてありますので是非、遊びにご来店ください。近いうちにエムズラインさんへ返却いたしますのでお早めにご来店ください。

ZAPCO(ザプコ)ST-4X SQカーオーディオアンプ スペック

チャンネルモード
2ch/3ch/4ch
出力電力
65W×4ch 4Ωステレオ
95W×4ch 2Ωステレオ
190W×2ch 4Ωブリッジ
出力部動作クラス AB級動作
周波数特性 15~30KHz
歪み率 0.05%以下
SN比 90dB以上
チャンネルセパレーション 60dB以上
CrssOver
HP/LP切替式(Rear ch)FULL/HP切替式(Front ch)

クロスオーバー周波数/スロープ
HP 80~3.0KHz Butterworth 12dB/oct固定(Front ch/Rear ch)
LP 50~250Hz Butterworth 12dB/oct固定(Rear ch)
バスブースト 45Hz 0/+6dB/+12dB切換式(Rear ch)
入力感度 RCA:0.25V~5.0V
入力インピーダンス RCA:30KΩ
プリアウト RCA 2ch フルレンジ(Rear ch)
入力モード
4ch固定 ハイレベル入力 専用コネクター付属
オートパワーオン機能
対応(ハイレベル入力時) 適合H/Uの判定方法
動作電源電圧 10.0V~16.0V
アイドリング電流 0.7A(無信号時)
内蔵ヒューズ ATO 25A×2
外形寸法(W×H×D) 160×52×282(mm)
重量 2.5Kg

商品に関する詳細 M’sラインhttp://www.ms-line.co.jp/zapco_amp_stx_series.html

参考資料 オートサウンドvol.18、カーオーディオカタログ98年度版

エナジーボックスfeel point2製品情報 http://www.third-technology.com/product2.html

ps

ここの処、雪が多く毎日、除雪ばかりしています。店舗のほうは雪の為か、暇しておりますので今後の、車買い替えのご相談やカーオーディオ移設などのご相談お持ちしておりますのでよろしくお願い致します。