エコーカー(アイドルストップ車)のカーオーディオの正しい考え方

2014年もスタートしました。昨年はたくさんのカーオーディオ取り付け依頼を頂きありがとうございました。
さて、最近はエコーカーが主流となり、カーオーディオのあり方も随分、変わっていかなければならなくなってきました。これからはどうのようにしてエコカーのカーオーディオを楽しんでいくかというテーマです。

アイドルストップにより、車のコンピューターによる電流制御は増々精密になり、これによって燃費向上へとつながってきています。カーオーディオでよい音を聞きたいと思うと、出力の高いアンプなどをつけたいと思うのではないでしょうか。しかし、エコーカーではそれができなくなってきているのが現状です。

最近のエコカー、アイドルストップ車はバッテリーの電流を限りなく抑えています。オルタネーターが発電する電気の負担を軽減してエンジンにかかる負担を減らしているのです。カーオーディオへ回す電気をより少なくして燃費向上を測っています。カーオーディオにとってバッテリーの電源は命ですが、電気を最小限に留めて効率よく音を出す事がとても重要になってきます。

つい最近では、電話の問い合わせでもこんな事がありました。車は最近の軽自動車でした。「アイドルストップの時に音が止まってしまうのですがどうしたら良いでしょうか?。」という質問でした。私が「どんなシステムを積んでいるのでしょうか。」と質問したら「LUXMANアンプ2台とウーハー用の出力の大きいアンプを1台積んでいます。」との事で「サウンドナビをつけたら完全に音はでなくなる。」と言っていました。「最近のエコカーである軽自動車はバッテリーの容量も小さく完全に電流制御で余分な電気を使わなくしていますから、大きなアンプを取付するのは無理です。」と私は答えました。電話の向こうで非常に困った様子でしたが、「まずはナビの内蔵アンプだけを使って止まらいようにする事です。」その方法としてDC-DCコンバーターを使う方法と当店で販売しているアイドルストップ車用電源キット、小型バッテリーを併用してアイドルストップ時に12Vを確保するやり方を教えました。

アイドルストップへの音が止まる対策方法は完全な物はありませんがDC-DCコンバーター、一般的にはレギュレーターと呼ばれていますがDC-DCコンバーターはスイッチング電源なのでパルスなどのノイズが発生する場合もあって、カーオーディオでノイズがのってしまう事も考えられます。出力の大きいDC-DCコンバーターでは出力の高いアンプを複数台動作させる事もできますが、その分バッテリーへ常時、使った分の負担は減りません。よってアイドルストップ時は音は出せても、電気を多く消費過ぎるとエンジンの再起動ができないばかりか、すぐにバッテリーがダメになって交換の頻度が高くなる可能性がありますので注意が必要です。

サブバッテリーを使用した場合はどうでしょうか。車が走っている時にサブバッテリーが充電してアイドルストップ時には不足しがちな電力をヘッドユニットなどへ回す事が可能です。当店ではDC-DCコンバーターよりもアイドリングストップ機能付き車輌のオーディオ機器用補助電源を使うほうが良いと考えています。しかし、これも少なくとも全く問題がないとは言えません。バッテリーにも寿命がありますので交換も必要となりますし、使うシステムによっても容量が問題となることもあるでしょう。

もし、メインバッテリーの充電効率が上げることができたら、少しでもバッテリーの負担は減らす事ができますよね。やり方があるのですが、エナジーボックスを複数個つけると充電効率を通常より上げる事ができます。バッテリーのCCA(コールド・クランキング電流)を上げる事ができれば、アイドルストップ時にカーオーディオが止まったという現象も減るかもしれません。

結局はカーオーディオにとって電源は命ですから、どのくらい余分に使えるのかを把握しておいたほうがいいでしょう。電圧や電流がどのくらい消費されるのか?。又、余裕に回せる電気がどのくらいなのかをテストする必要があるのかもしれないと言うことです。バッテリーの性能もいろいろですから知っておいたほうがいいと思います。能力はどのくらいあるかも非常に重要です。

このような事を考えて先日、MIDTRONICS[ミドトロニクス]MDX-P300バッテリーテスターを導入しました。

MIDTRONICS[ミドトロニクス]mdx-p300

CCAが測れる事やエンジンスタート時の電圧、バッテリーの充電不足や不良などの判断ができます。これを使ってバッテリーを把握したりエナジーボックスを取付した時にどのくらいの効果があったのかを知る事ができるので便利です。

電源が限られている中でアンプを追加したと思ったときにはどんな方法が良いか考えてみましょう。
最近はナビゲーションをヘッドユニットとして使っている方がほとんどだと思います。バッテリー負担を出来る限りさせないでアンプを追加する賢い方法とすれば、アンプは通常は内蔵アンプを利用するしか方法はありませんが、調整機能が限定されるために、音質の不満も多くあると思います。そこで外部DSPアンプを使う方法です。最近、最も売れている商品の一つです。

ARC AUDIO DSP8

アンプとDSPが一体化された商品で、ARC AUDIOのDSP8やHLEIXのMATCH (Plug&Play)があります。この手の商品はDクラスアンプを搭載し、多チャンネルでありながら消費電流を抑え効率よく音作りを積極的に作ることができるのがメリットです。又、サイズもシート下に置いても非常にコンパクトなサイズなので邪魔にはなりにくいのも特徴です。

調整は入力チャンネルをどの出力に割り当てるかが選択でき、タイムアライメント調整やマルチチャンネル対応のクロスオーバーネットワーク、31バンドのグラフックイコライザーなど今まで高級機種の50万円ぐらいのカーオーディオでしかできなかった事が10数万円程度でそれ以上の調整能力を持ったDSPを搭載していますから、非常にお買い得となっています。効率よく音作りとシステムアップが同時にできるのは非常にメリットが大きいです。今のナビゲーションの音に不満を持っているならおすすめです。

エコカーへのスピーカーについても考えてみましょう。

アンプが省電力、内蔵アンプなどである場合はアンプの力は限られています。車のエンジンで言うなら馬力とトルクに値しますが最も、スピーカーにとってはアンプとしての底力(トルク)がないものが多く、音が薄く感じたり、どうも鳴りきらないと感じてしまう事もあるかと思います。そこでスピーカー選びのポイントは、内蔵アンプでも鳴らしきることのできるスピーカー選びをすることです。

スピーカーにはスペック表示で能率というのが表示されています。この能率が高い数値ほどアンプに負担なく再生しやすくなります。内蔵アンプである場合の数値は最低でも89db以上はあってほしいと考えます。91dbぐらいあれば理想ですが種類は多くはないと思います。又、口径が大きくなれば音圧も少し上がりますのでミッドバスが13cmよりも16cmのほうが能率は高くなります。少しでも音質が好みで能率の高いスピーカーを選んでみることをおすすめします。

以上、最近のエコカーへのカーオーディオにはこんな方法が良いのではということを書いてみました。これがベストという方法は完全にはないですが、時代に合わせてできる方法を最前線でお伝えしました。より、バッテリーへの負担を減らして、燃費向上をすることで環境にもやさしいカーオーディオ造りが今後の課題となっていくことだと思います。貴方のカーオーディオを一度、見直してみては如何でしょうか。

お知らせ

12月にカーオーディオ取付作業ができなかった車を今、必死で取付け作業しております。お待ちのお客様にはご迷惑おかけしておりますが入庫前には必ずご連絡していますので今、しばらくお待ちくださいますようお願い致します。もし、私の順番は?と思われたらご連絡ください。

1月の作業予定は現在一杯ですが、これからカーオーディオをいじりたいと思っている方は早目にご相談頂き、ご予約をお願いいたします。予約がない状態ですぐに取付してくれと言われても、待って頂いている方が非常に困りますのでご了承お願いいたします。

追伸、取付が忙しくブログ更新できなくてすみませんでした。今年こそもう少しマメに更新できればと思っておりますのでお許しください。