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studio-messe@yoshita-keiichi について

1992年3月STUDIO-MESSE(スタディオメッセ)営業開始。石川県加賀市の田舎でありながらカーオーディオ専門ショップとして、又はカー用品の販売も幅広く取り扱う。 カーーオーディオでは他店が真似のできない音響メカニズムのノウハウを数多く取り入れ楽しめるカーオーディオライフを提案し続けています。

日産フェアレディZ34スピーカー交換

日産フェアレディZ34にスピーカー交換のご依頼がありましたのでレポートいたします。スピーカーは前の車で使っていたJLオーディオのスピーカーを持ち込みでスピーカ交換です。

日産フェアレディZ34

ご依頼頂いたZ34はボースシステムがついており、お客様はボーズシステムを外してサウンドナビに交換できないかご相談を受けました。ネットでの情報では交換した例も見つけましたが実際にできるかどうかは純正外してみて検討することにしました。果たして交換できるのか?。

早速、作業に取り掛かります。まずは純正ヘッドを外して調べてみましたがパネル類はナビ付でない純正のパネルに交換はできるようです。その場合、エアコンのスイッチ類は別に純正を用意が必要です。しかし、ナビのモニターにエアコンの温度表示があるナビ付車は交換できないようです。エアコンのスイッチのコネクターが合いませんでした。下の写真は交換しようと用意したエアコンスイッチで黒のコネクターです。元々は白のコネクターでコネクターのピン数が違うため、エアコンアンプを交換しても接続することはできません。

Z34エアコンパネル

白コネクターのピン数はエアコンの操作部だけでなく、どうも液晶パネルに出力するための情報のピン数があるようです。純正のパネルの上部には液晶モニターと接続するためのコネクターが余分にあります。そのためコネクターの数が違うのだと思います。これ以上の作業続行は難しいと判断して元に戻すことにしました。あとでわかった事ですが、Z34でボースシステムが交換できるタイプのものはナビなしのボーズシステム付き車のみ交換可能だとわかりました。ただし、バックカメラが純正から変換できない為、バックカメラは別に取付する必要があります。

交換できないことを依頼者へ連絡して相談してDSP内臓アンプ、HELIXのマッチM-5DSPとユニバーサルコントローラーURC-3、オーディオテクニカのデジタルトランスポート・D/AコンバーターAT-HRD1 を取付する事にしました。純正オーディオと切り替えしてポーターブルプレーヤーや携帯などを切り替えで音楽再生します。

いろいろと決まったところで本格的にスピーカー交換作業にはいりました。先にDSPなどの商品を発注して待っている間にドアを加工していきます。まずはデッドニング作業からです。

Z34ドア

ドアは大きいです。制振材も多くいりそうです。ドアトリムを外します。

Z34ドア

Z34の純正ボーズスピーカーです。楕円の形となっています。(写真がピンボケですみません。)

スピーカーのみ外してみると変形したマウントがついています。これは厄介だぞ!。バッフルが複雑になって手間がかかる。

Z34純正スピーカー Z34純正スピーカーマウント

先に厄介そうなインナーバッフルをある程度まで形を作ってみることにしました。かなり多板にしないと作れそうにありません。バーチ材を切り出して張り付けしていきます。
Z34インナーバッフル板切り出し Z34バッフル作製

貼り合わせた板を鉄板の形に成形して削っていきます。かなり合わせるのが難しく一日中削ったり合わせたりしてなんとか形にできました。インナーバッフルを作るだけでも2日もかかってしまった。

Z34インナーバッフル Z34インナーバッフル

インナーバッフルに塗装と防水処理、ツィーターカップ削り出ししました。

Z34インナーバッフルとツィーターマウント

インナーバッフルができたところでデッドニング作業します。ドアのサービスホールは鉄板でおおわれています。ねじで止まっているのですがただ外すことはできないようです。調べてみると先にガラスをある位置で取り外してガラスのスライドレールは完全に外さないで取り外しします。緩めると後が厄介です。ドアの構造を確認して取り外ししました。少し工夫しないと素直に外れません。

Z34ドア分解

Z34ドア分解

デッドニングで制振材を貼り付けします。今回はフロントドアのみでしっかりとローエンドまで鳴らしますのでローエンドまで耐えれるような強度を作ります。確かめながら制振材を調整しました。

Z34制振材貼り付け

この状態でスピーカー線も通しておくことにしました。コネクター外していみると余分に配線が通す穴があり割と簡単に通りました。

Z34スピーカー線通し

ドアパネルを元に戻します。パネルに制振材を貼り付け強度確保しました。インナーバッフルも取付しました。

Z34デッドニング

スピーカーを取付します。ドアトリムの形状が悪くスピーカーとの密着が悪いのでスピーカー回りにウエーブキャンセラーというのを使いました。

ドアスピーカー部 ウエイブキャンセラー

ドアトリムを元に戻してドアは完成です。ツィーターは先に作っておいたバーチ材のマウントでダッシュに取付しました。

Z34ツィーター取付左 Z34ツィーター取付右

DSP内臓アンプマッチM-5DSPとユニバーサルコントローラーURC-3、オーディオテクニカのデジタルトランスポート・D/AコンバーターAT-HRD1 を配線します。ハイパワーモードにするためDSPの電源はバッテリーより取りました。左助手席の足元に少し平になっている部分があるのでそこに音質調整してから納めます。写真は調整する前の状態です。M5-DSP

全体ができたところで簡単に初期設定をDSPに入れます。鳴らす前にツィター線だけは接続しません。なぜなら接続したまま電源入れるとフルレンジの入力となりツィーターが焼けて壊れてしまいます。セッティングは慎重におこないました。音が出せるようになったところでツィターのスピーカー線を接続して初期エージング数時間行いました。そのあと細かいタイムアライメントによる位相合わせや適性な特性になるようクロスオーバーの設定を入れ直して全体をまとめていきます。いろいろな音源を聴きながらまとめました。

お客様に車の引き取りに来ていただき試聴して頂きます。この時点で悪いところがあれば修正するのですが、試聴して車から降りてきたときに「やっと持っていたJLAUDIOのスピーカーが聴けるようになった。」と満足して頂けたようです。

先日エージングも進んで再調整してみると少し過度に調整していたイコライザーも戻したりできる限りオーナーさんの聴く曲に合わせた聴きやすい音質へ調整させて頂きました。オンキョウのポータブルプレーヤーでいろんな音楽を楽しまれていました。これからできる限りで少しずつグレードアップしていくそうです。今後もカーオーディオライフを楽しんでほしいですね。

音楽を楽しめる音作りが当店のモットーです。今回のように少し難しい車であっても音質にかかわるところはこだわっていこうと思います。Z34のオーナー様本当にありがとうございました。またのご来店お待ちしております。

追記

12月の作業日程が空いておりますのでスピーカー交換などのご依頼お待ちしております。他店で取付したけど音にいまいちと思っておられたらご相談ください。音質調整だけでもやりますのでお気軽にお問合せください。