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カーオーディオの音を良くするためには。「カーオーディオのベストな機材選び方」

前回は音響理論的にちょっと難しい話になってしまいましたが、今日はカーオーディオの機材についてお話しようと思います。貴方のカーオーディオ選びは本当にベストな選択をしていますか?。

車を買ったのでカーオーディオを初めて取り付けようと思った時にどのようにカーオーディオのスピーカーやアンプを選択すればいいのでしょうか。安いと言ってネットオークションでこれがいいいとか探していませんか?。これも確かにオーディオの選択としての魅力かもしれません。

しかし、音を良くするなら、まずは自分の好みの音を探す事から初めてください。「自分が好きと思える音を見つけることが最良の音を得る最短の方法なのです。」と言っても何から初めていいかわかりませんよね。まずはいろんなショップを探して展示やデモカーの音を聞いて見ることが大事なんです。そこへ行って買うのではなく好みの音を探すのです。それがわかればいい音への道ができたのと思っていいと思います。

例えばモレルの音をいろいろと聴いてみるとします。それが気にいいたとしても、モレルスピーカーのグレードバリエーションは様々ですから出来る限りたくさん聴いて自分の満足できるスピーカーのグレードがどのあたりか検討を付けます。もし、貴方がモレルの最上級のスプリーモ602が気にいいってしまったとしたらこれがベストがスピーカーとなりますが、自分のお財布との絡みもありますからどの辺の金額で満足できるのかを考えてみてください。本当にスプリーモ602しかないと思ったら覚悟は必要となります。

スピーカーが決まったらこれを最高にドライブできるアンプが必要ですね。車に例えるならスピーカーはカッコイイ外見やグレード選びとなり、アンプはその車を走らせる最高のエンジンを選ぶのと同じ事です。例えば、車がポルシェ選んだのにエンジンは660ccの軽自動車と同じエンジンでは全く意味はなく台無しになってしまう事はだれでも想像できると思います。カーオーディオのアンプ選びも同じです。自分が出したいと思ったスピーカーにベストにマッチングできるアンプを選ぶかが鍵なのです。

その選び方ですが、音色のイメージとして大きく分けて、ドライブ能力優先タイプ、感情優先タイプ、ストレートタイプなどがあります。ドライブ能力優先はアンプのパワーやダンピングファクターなどが優れているタイプです。アメリカン系のアンプに多いですが、最近は音質も良いヨーロッパ系も出てきています。パワフルに鳴らしたいなら、余裕を持ったアンプを選びましょう。感情優先タイプはアンプのパワーやS/N、歪などのスッペックにかかわらずに音色を狙ったアンプです。この手のアンプは一番非常に多くあるのですが選ぶときにスピーカーと一度組み合わせて聴いてみないとアンプ選びが非常に難しいですので、ショップさんに頼んで繋いでみて試聴する方法をおすすめします。リスクも多いタイプのアンプ選び方の方法で、当店でも借りたりしていろいろテストして聴いてみて「駄目だわ!このアンプ、合わないわ。」と思う事も度々あります。ストレートタイプはアンプなどに色付けがなく個性も少ないアンプの事ですが国産アンプに一番多いと思われます。代表的なのがPHASSやパイオニア製などではないでしょうか。

これらのタイプのアンプと自分のスピーカーの組み合わせがどこでベストマッチングするのかが非常に難しいですが、アンプを決める基準となる一つがスピーカーの能率です。カタログを見てくださいね。大体、スピーカーの能率が88db以下位ならパワーがあってドライブ能力のあるアンプを選択するといいです。その中で音質もチェックして好みに選ぶといいです。もし能率が89dbあるならナビなどの内蔵アンプもギリギリで鳴らす事もできますができれば、アンプの電源部がしっかりした比較的、安いアンプやハイエンドでないアンプでもベストが音作りができると思います。アンプの出力ワット数でいうなら定格で50w以上100w未満、実際には75W程度ぐらいでしょうか。スピーカー能力が90db以上ればスピーカーの仕事量も多いので内蔵アンプでも余裕を持って鳴らすことができます。ナビの内蔵で手軽に良い音をだしたいならスピーカーの能率が高いものを選んでください。

さて、自分の予算に応じてアンプが必要なのかどうかがわっかたら自分の出したい組み合わせになっているか確かめて見ることをおすすめします。お店の人の意見も大事だと思いますが、自分が一番ですから自分の好きなサウンド探しをしてみてくださいね。

カーオーディオのこんな組み合わせはやめたほうがいい。

当店でのご相談にもよくある話しなんですが、前からいろいろとアンプやスピーカーなどを持っているので取り付けしたいので見てほしいと言われご相談を受けるのですが、失敗と思われるのがそれぞれのメーカーがバラバラというのが多いです。

ツィーターがモレルでミッドレンジがDYNAUDIO、フロントのアンプはナビ標準の内蔵アンプ、ウーハーはロックフォードでアンプはカロッツエリアというようにどんな音が出したいのか、何がしたいかわからない組み合わせが多くあります。「これじゃ音の方向性はどこへ向いているのでしょうか?。」と思う事がしばしば。

スピーカーでもそのメーカーの音色があり個性がありますし、ラインアップの中でも傾向の違いがあってスピーカーの情報量の多さなどに加えて価格の違いなどを決めていたりしますからスピーカーでも組み合わせがバラバラになってしまうのは絶対にやってはいけない組み合わせです。こん組み合わせを、もしショップが推薦して売っているならそんな店は何もわかっていなのか、馬鹿なのか、それとも独自の超越した技術があるのかと不思議に思ってしまう。

フロントスピーカーとサブウーハーが違うメーカーだったり音色の合わない物を組み合わせではいくら音を揃えようとしても個性のあるもの同士がぶつかり合って音は合いません。デジタルでタイムアライメントやクロスオーバーネットワークをいじっても個性は消されないのです。これはアンプでも同じ事が言えます。フロントスピーカーのアンプとウーハーのアンプが違ったりすると音合わせに非常に苦労するばかりでなく中々音のタイミングが合わないという現象を体感したことがあるのではないでしょうか。

カーオーディオのシステム構成の結論としてヘッドがナビだったとしてそのナビがどんな傾向の音を出し、アンプとスピーカーの音色や癖も含めて把握した上で目標の音を決めておいたほうが音の調整段階においても素直に音は作りやすい。結論はメーカーの決めた音が自分にとって好きか嫌いかだけと言うことを頭においてカーオーディオのシステム構成をきめましょう。

以上ですが、私が薦める選び方を参考にしていただければ幸いです。

作業状況の知らせです。

アウディA3スポーツバッグにモレルTEMPOウルトラ取り付けとプジョーにスピーカー取り付け予定が入っています。その後の予定は未定ですのでご相談のある方は気軽にご来店ください。

GTRの取り付け後に数台取り付けなどの作業をしていましたが時間の立つのもとても早く感じます。秋も少しづつ深まりつつあって朝や夜は寒くなってきました。音楽の秋でもありますよね。音楽イベントも多く見かけますが中々見に行ったりする時間がとれませんし、個人的に町内の役員であるため大切な時間まで奪われてしまっている状況です。精神的にちょっと疲れもあってどこかいい温泉のあるところへ逃亡したと思う事もありますが頑張るしかないと心にムチをいれております。

今後のカーオーディオ発展にも又ブログ書きますね。では、又。

カーオーディオの音を良くするためには。「オーディオの基礎を知ろう」

カーオーディオの音を良くするためには。の第2回目です。今回はオーディオの基礎を知ろうというテーマで書いていきたいと思います。ちょっとハードな内容なので難しく感じるかもしれませんがゆっくり読んでみてくださいね。

まず、簡単な質問ですが「ステレオってなんですか?。」と質問すると以外にも答えることができない人が多いように思います。貴方ならどう答えるでしょうか。ちょっと検索してみると、「左右2つのスピーカーで音声を再生する方式のことである。」とありました。当たり前の事じゃんと思うかもしれません。しかし、このステレオの元はモノラル音源を2つのマイクで拾って擬似的にモノラル音源を2つのスピーカで再生すると不思議にも広がった音で再生できる事に気づき、ステレオというのは、左右異なった音源をマイクでとらえた物を左右独立してスピーカーで左右同時に再生する事が本来のステレオの原点なのです。

例えばモノラルのラジオ2台用意して同じ局に合わせて同時に鳴らしてみてください。すると不思議にステレオのように音が広がって聞こえてきます。つまりステレオの始まりはモノラルでありました。そして左右独立した音源をとらえ、それを逆に再生するというのがステレオであったのです。

今のステレオ再生というのはもっと複雑です。普段、何気なく聴いているCDやダウンロードしたmp3などの音源は左右の中に音のイメージができるように音を意図的に配置されて自分の目の前にステージがあるように作りこまれています。

ステレオイメージ

カーオーディオ基礎講座資料より

カーオーディオで最も大切な事はこの、ステレオイメージができるだけ正しく再現できることです。でもこのステレオイメージがカーオーディオで再現を作ることが簡単でないのが現状です。なぜなんでしょうか。

貴方はまともにホームオーディオを真剣に聞いたことがあるでしょうか。聞いてみるとCDなどに込められたステレオイメージが簡単に再現されます。されやすいと言ったほうが正しいかもしれません。

まず、貴方がホームオーディオで一番良い音で聞きたいと思ったら自分の聞く位置をまず探すと思います。そして、左右の音のイメージがされやすいポジションで聞く事になると思います。具体的には、ステレオイメージの一番正確な音が聞ける位置としては左右の真ん中であり、スピーカーからある程度の適正な距離を取ると思います。

しかし、カーオーディオではこのポジションを選ぶ事はできません。何故ならば、シートポジションが決められてしまうからです。運転席か助手席か、後部座席かですよね。ということは、左右のスピーカーから距離が左右均等でなくスピーカーからの距離も限定されてしまいます。自分が一番良い音で聞きたいと思う場所から離れてしまう。これが正確なステレオイメージが再現できないカーオーディオでの絶対に不利な点の一つです。

もう少し、詳しく説明しましょう。ホームオーディオのようにカーオーディオの場合、同じ距離が取れません。これは自分が聞く音の左右のズレが生じてしいます。下の図は左右の音の時間軸がずれる事により赤と青の波が重なり合ったり、単独で波が出たりしていることをイメージ化した図ですが重なる事によって左右同じ音が出たとしてもスピーカーからの距離とると、左右の時間差により音の打ち消し合いの現象が生じます。これによってスピーカーがフラットな音を出したとしても打ち消し合いの音が合成されてフラットな音が出せなくなってしまう事になります。

左右の音の重なりイメージ

音の打ち消し合いイメージ

カーオーディオ基礎講座資料より

ヘッドフォンのようにダイレクトにスピーカーを聞けば音のズレは生じませんがスピーカーから出る音は低音から高音までの音は一定ではありません。変化する音の波でもあります。

音の波長

オーディオで左右の音が同じであれば正しくステレオも再現できます。左右異なるスピーカーを使って聞く人はまず、いないはずです。同じ左右からでる音の条件が同じでないとカーオーディオのステレオイメージが再現できないのです。

カーオーディオをいろいろ触っている人は、タイムアライメントを使えばいいでしょう。と思っていると思います。しかし、タイムアライメントは万能ではありません。なぜなんでしょうか?。ホームオーディオでのようにある程度離れた距離が必要です。ヘッドフォンのようにスピーカーからダイレクトに聞けば関係ないですが、スピーカーから出た音は空気を挟む事によって音のダイレクトな音を緩和する働きをしているからです。

スピーカーで有名なメーカー、ボーズ社が昔から音は間接音は8割、直接音が2割がベストだと言っています。これは、音響的に調べた結果だと思いますが、ホームオーディオでもカーオーディオでもスピーカーから離れたところで聞いているはずです。カーオーディオで考えると右のスピーカーが、近過ぎるとダイレクと音が強すぎてしまい、余計に左右のスピーカーの音の差が生じやすくなります。ということは物理的にリスニングポジションから適度に離れる事が必要となると思います。又、左右の距離が異なっていても左右の距離をとるとスピーカーの差はあまり感じにくくなるのではないでしょうか。ということはタイムアライメントで無理に補正を強制して入れなくても物理的にスピーカーを離せばいい事になります。

タイムアライメントはデジタルで強制して時間軸を整えれば時間軸は揃えることはできてもスピーカーが近すぎることによるダイレクトな直接音は消すことができません。これがタイムアライメントの欠点なのです。カーオーディオのタイムアライメントは魔法のツールではないことに気がついてほしいのです。いい加減なスピーカー取り付けをして、これをデジタルの魔法ツールがあるから大丈夫だと考えるのは大きな間違いなのです。調整だけでどうにでもならないことだってあるのです。それなら取り付けの段階で出来る限りスピーカーが自然に鳴らすことができる位置を決めることができればアナログ的に有利となり少しでも左右のスピーカーから出る音を自然な再生する事ができるはずです。

あるカーオーディオ雑誌ではガラスの先端にツィーターを取り付けしてはダメと書いてありました。反射する音が多くなり音が悪くなると書いてありました。一理、この現象は確かにありますが、対処方法としてガラスのコーナーより少し離したりツィーターの角度などを見直せば問題はありません。ホームオーディオのどんなスピーカーだって壁やコーナーに近づけると音が膨らんだり反射音が多くなったりして自然な音は出しにくくなります。カーオーディオも同じです。カーオーディオの場合スピーカーはドアという限定された場所しかありません。しかも壁に埋め込んであるのと同じですよね。壁の影響はとても大きいと考えていいでしょう。

カーオーディオにとってスピーカーは理想の位置ではなくそこしか取り付けできない欠点があります。ですから物理的に少しでも音響的に考えて有利な取り付け方法が確立できれば音はよく出来るのです。

量販で適当にスピーカー交換して交換した満足だけ味わいたいならそれでもいいですが、音を本質的に発揮したいなら取り付け方法を工夫するべきです。最近のカーオーディオショップはホームオーディオも聞かない店員が増えています。これじゃ、より良い音(お手本になる音)も知らず、どうやってよい音を作れるのか?私には不思議に思います。

よい音やお手本になる音をゆっくり聴いてみるというこはとても大切な事です。最近のカーオーディオは昔よりデジタルの進化によりかなり音を良くすることができるようになりました。しかし、使い方を間違えれば逆に簡単に音を悪くしてしまう危険性があるのです。オーディオの知識、音を人がどのようにとらえているのかを知ることによってカーオーディオの取り付け方法も変わってくるはずです。

貴方のカーオーディオを少しでも音が良くしたいと考えるならDIYではちょっと難しいでしょう。是非こだわりのあるショップへ行ってくださいね。

長くなりましたが、少しでもお役に立てれば幸いです。次に、音を良くしたい第3回を暇ができたら書こうと思います。では、又。