初心者カーオーディオ講座 < カーオーディオブログ

最近はメインになるオーディオ、ナビの交換ができない車が増えています。トヨタのディスプレーオディオ付き車やマツダコネクション、最近ではスバルも交換できなくなっています。音質をなんとかしたいと悩める方も多いのではないでしょうか。そこで音質アップ、音質コントロールの幅を増やすにはどうしたらよいかを提案したいと思います。


DSPアンプ取付例、オデッセーハイブリッド

DSPアンプ取付例、オデッセーハイブリッド

スピーカーを交換したけど音質がもうちょっと良くしたいいう方も多いと思います。そこで提案したいのがDSPアンプの追加です。純正ナビでの音質調整がある程度できる物もありますが、バス、トレブル、バランス、バンド数の少ないイコライザーなどざっくりとした調整しかできないものが多いのが現状です。また、不要なデジタルエフェクターなどの使用により、余計なサウンドの仕上がりになって音質を悪くしている機能も沢山あるので使いこなしは難しくなります。

基本的に余計なエフェクター、サラウンドなどはピュアな音質には必要はありません。このようなエフェクトは音が悪いからなんとかして音をごまかして聞かそうとしてるためかえって音が悪くなることがあります。元からスピーカーの音質が完全に良ければいらないのです。

DSPアンプは何をするのか?。

DSPアンプの殆どは4チャンネル以上のマルチアンプ搭載していてそのアンプと一緒にデジタルシグナルプロセッサー(DSP)が一体になったアンプです。
音作りのベースになるのはフロントのピュアな音質を元として入力してスピーカーの帯域の設定(各スピーカーのクロスオーバー)、タイムアライメント、細かな設定が可能なイコライザー(31バンドやパラメトリックイコライザー)が基本になります。
また、入力ではどんな信号を入った物を何に出力するのかができます。例えば、フロントに入った左の信号をAという出力にツィーター、Bという出力にドアのウーハー,Cという出力にサブウーハーと割当ができます。
純正オーディオのマルチスピーカーでの入力が可能となり出力は自分の出したい任意の出力として出すことができますからマルチアンプ、マルチスピーカーシステムが簡単に構築可能です。5チャンネルアンプ以上搭載ではフロント2ウエイシステムにサブウーハーを追加して3ウエイマルチ以上のシステム構築が可能となります。

接続のイメージ

下の画像は配線の接続イメージです。(画像はエムズラインさんより勝手に拝借しましたすみません。HELIX DSP中心で解説しますのでお許しください。)
純正のオーディオシステムのスピーカー出力をDSPアンプに入力してDSPで音質を調整してスピーカーに出力します。ナビとスピーカーの間にDSPアンプをかます感じといえばわかりやすいと思います。


DSPアンプ接続のイメージ

DSPアンプ接続のイメージ

DSPアンプの調整画面

DSPアンプの調整画面(HEILX ATF PC TOOLソフトウエア)では一括して各スピーカーのクロスオーバーネットワーク(帯域制限)やタイムアライメント(スピーカーの時間軸調整)、イコライザー調整、出力レベルが調整できます。ATF PC TOOLソフトウエアではイコラザーが31バンドを基本にパラメトリックイコライザーとて使用することもできるのでより細かい設定が可能です。

調整にはかなりの知識が必要です。無理に調整したりするとスピーカーの破壊になりかねません。十分なオーディオの知識が必要となるので、素人が簡単に手は出しにくいですから専門店に依頼したほうが良いです。また、ソフトウエアは英語表記なので理解も難しいかもしれませんね。

悪く言えば調整をひとつでも間違えばプロであっても音が悪くなってしまうということです。

下の画像は入力の設定画面でどんな入力をどの出力にするかを決める画面です。他社メーカーの調整ソフト、アプリでも同じような事ができます。


ATF PC TOOLソフトウエア調整画面 入力設定画面

ATF PC TOOLソフトウエア調整画面 入力設定画面

下の画像ではDSPアンプの調整画面で(HEILX ATF PC TOOLソフトウエア)ネットワーク、イコライザー、タイムアライメントなどの一括してできるのがわかると思います。


ATF PC TOOLソフトウエア調整画面

ATF PC TOOLソフトウエア調整画面

拡張できるDSPアンプのメリット

DSPアンプの基本的な接続を解説しましたがDSPアンプの拡張ができます。殆どのDSPアンプにはデジタル入力が付いていいます。(メーカーによってはオプションで付いていない機種もある。)光入力がほとんどですがメーカーによってはコアキシャルがあったりします。

HELIX matchシリーズにはモジュールを組み込むことで、Bluetooth INPUT MODULE、USB HD AUDIO INPUT MODULE、3.5mm AUX INPUT MODUL、(NEW) ANALOG INPUT MODULEの拡張ができます。自分の希望するインプットを拡張できるので大変便利です。
参考ページhttp://www.ms-line.co.jp/helixpp_extension_card.html

拡張は別の機材とダイレクトに接続可能となるので先に接続したナビ(オーディオ)との切り替えにはコントローラで切り替えします。

例えばUSBオーディオ拡張モジュールを組み込んだ場合はウオークマンをUSBで接続してハイレゾの再生が可能となりより高音質での音楽再生ができます。

DSPアンプをつけるなら電源を強化しよう。

DSPアンプはマルチチャンネルのアンプですから当然複数のアンプが動作するとなればアンプが必要な電流は多くなります。フロント2ウエイならそれほどでもないのですがサブウーハーを追加したりすると沢山の電流が流れることがありますから、バッテリー直につないだり、キャパシターの追加は必要と考えたほうがいいでしょう。
一番最初の画像でもキャパシターとセットでmatchのPP-62DSPとコンビネーションしてる画像がありますが、ハイブリッド車などは特にエンジンがストップしている状態ではバッテリー電圧が減って行き不安定な音になることがよくあります。どのような現象かというとエンジンがかかっていないと音質は不明確で充電されると音がはっきりする。定位が明確にわかりやすい。音質にもエンジンかかった時とかからないときの音質の違いが出るなどの現象が起こります。このように不安定になると何時間かけても調整が決まらないということになります。

バッテリーからの電源を安定させることができれば音質アップにもつながりますのでキャパシター類は必要なアイテムといえます。
おすすめしたいのがエナジーボックスシリーズです。バッテリーを元気にするならBT、BT+のコンビセット。DSPアンプの電源強化ならfeelポイント2、ACPコンビセットです。アンプの鳴りが劇的にアップするだけでなく音質の安定、音のキレや低音の伸びなどがはっきりと聞こえるようになるなどメリットは大きいです。


エナジーボックスBT、BT+のコンビセット

エナジーボックスBT、BT+のコンビセット


エナジーボックスfeel

エナジーボックスfeel


エナジーボックスACP

エナジーボックスACP

エナジーボックスのホームページはこちらhttps://www.third-technology.com/products/energybox-feel/

DSPアンプが6チャネル以上ならサブブーハーを追加しよう。

フロントスピーカーでも十分だと思うかもしれません。しかし、フロントスピーカーのほとんどは16cmスピーカーですよね。16cmスピーカーの低音再生帯域は50Hz程度ですからサウウーハーのように重低音の再生はでききません。無理に低音を出そうとするオーバーダンピングとなり音質は汚くなります。また過度に低音をイコライザーやラウドネスを多用して同時に使っているといずれはスピーカーが経たり、最終的には破壊する原因にもなりかねません。サブウーハーでは20Hz~150Hzぐらいは再生できますからフロントスピーカーを無理せずサブウーハーに低音を任せば音の厚みがでるだけでなく、音場感の増幅となり臨場感がかなりアップしますのでサブブーハーの効果は絶大です。

HELIX match DSPアンプにおすすめサブウーハー

当店が最近良く売れているDSPアンプに接続のサブウーハーでHELIXのHELIX K10E.2 サブウーハーがおすすめです。
HELIX K10E.2 サブウーハーの入力は2チャンネルです。インピーダンスが2Ωのダブルボイスウーハーなので能率もよく、音量感も不足が感じられない出来上がったサブウーハーボックスです。ウーハー本体は下側となるのでウーハーボックスの上にも荷物を置くこともできます。

スペックは以下です。
ユニット
25cm ペーパーコーン ラバーエッジ
周波数特性
40Hz~300Hz
能率
89.0dB
インピーダンス
1Ω×1、2Ω×2、4Ω×1
RMS/最大入力
300W/600W
最低共振周波数
36Hz
外形寸法(W×H×D)
470mm×187mm×375mm
重量
11.9Kg


HELIX K10E.2 サブウーハー

HELIX K10E.2 サブウーハー


HELIX K10E.2 サブウーハー ウーハー面

HELIX K10E.2 サブウーハー ウーハー面


HELIX K10E.2 サブウーハー配線接続

HELIX K10E.2 サブウーハー配線接続

HELIX K10E.2 サブウーハー 詳細ページはこちらhttp://www.ms-line.co.jp/helix_speaker_k_10e.2_fw.html

以上ですがDSPアンプとサウブーハーを追加して音質のグレードアップをしてみては如何でしょうか。
貴方の組んでみたいシステム構成がわかりにくいかもしれません。アンプのチェンネルが5チャンネルなのかそれとも10チャンネルまで必要なのかは今ついてい純正のオーディオの構成や鳴らしたいスピーカーの数によって変わってきます。DSPアンプには拡張機能をうまく利用すれば入力するデバイス数は増えますのでうまく利用するといいでしょう。

エムズラインさんのホームページ、DSP一覧リンクを貼っておきますのでこちらで確認してみてください。
http://www.ms-line.co.jp/processor_hikaku.html


まだ説明足りない部分もあるかと思いますが質問などありましたらお問い合わせページよりご連絡ください。また、当店で購入したいという方もご連絡ください。取付ご依頼の場合、このページを見たと店頭で言ってくれたらわずかながらグレードアップのサービスさせて頂きます。貴方のカーオーディオの夢が広がりますよ。


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