スズキスイフトスピーカー交換アウターバッフル化
カーオーディオブログ
小型でスポーティーなスイフトのスピーカー交換です。ご依頼内容は前の車から外したDYNAUDIOのエソテックを新しいスイフトに取り付けてほしいという内容です。音質向上にアウターバッフル化もします。作業は3月中に行ったものですがレポート致しました。どうなって取り付けていったのかがよく分かると思います。早速作業開始です。
デッドニング
ドア内部に制震材を貼ってサービスホールを埋めて行きます。これはいつもと同じです。
ベースバッフル製作
アウター加工するのであらかじめ土台となるインナーバッフルが必要ですので製作しておきます。このベースを元にアウターバッフルが立がるのでとても重要な役目があります。アウターバッフルにすると厚みがまして定在波や音のこもりなどが発生しやすくなるので当店お得意のウエーブ加工もしています。
アウターバッフル加工
アウターバッフルにするにはあらかじめどんな形になるかイメージが必要です。オーナーさんからこんな形というイメージ画像を送ってもらいました。イメージ写真はドアトリムのスピーカー部分をカットした画像を送って書いてくれました。
大まかにバッフルを板から切り出して製作してみました。ウーハーの落とし込みとグリルの落とし込みのカットが必要です。何度も試行錯誤を繰り返しながらミリ単位で加工します。ウーハー部分のフレーム厚みを1mm落としてカットしてあります。ここにピッタリとウーハーが収まります。
レザーの厚みも調整してカットを完成しまました。まだここからがアウター製作の真骨頂です。
ドアに仮に取付してみるとドアの前方部分に隙間が結構ありましたのでその厚みをバーチ材で埋めていきます。これはパテの量をできる限り少なくすることが目的で音質面でもバーチ材の特徴を活かすため一工夫しました。
パテ埋めの準備
ドアトリムに養生テープてマスキングしてパテ盛りの準備です。周りを余分に貼っておきます。
パテ盛りします。パテを盛って削り細かな隙間を何度かにわけて修正していきます。下の写真は約3~4回目の写真です。先にイメージしたものに近づくようにしていきます。
パテの修正が終わったらアウターバッフルにレザーを貼って仕上げていきます。
スピーカーとグリル取付して完成させます。スピーカーを取付すると厚みを調整してカットされてピッタリ収まっているのがわかるでしょうか。
ツイータマウントの加工
ツィーターはピラーへ取付します。ツィーターマウント以前の車で使用してた物を加工し直して新しいスイフトへ取付します。以前の加工のパテを取って新たに新しいAピラーにピッタリ合うようにパテを盛って整形してツィーターを取付しました。
エナジーボックスBASIS BT、BT+取付
エナジーボックスBASIS BT、BT+取付はタワーバーに固定しました。スッキリと取付できました。
サウンド調整
サウンド調整はごく普通に設定しました。クロスオーバーは5KHz、少しツィーターレベルを下げました。イコライザーも必要最小限でほぼフラットが感じです。出ている音は素直で音がすごくいい。低音の量感やボカルの厚みなど十分です。
お客様へ車を返却して聞いてもらうとメッセサウンドですね。いつもの聞き慣れた音質は安定感のある音です。今後ご自身でサブウーハーをつけて行く予定なのでサブウーハーがついたらもっと楽しいサウンドになると思います。いつも当店をご利用頂きありがとうございました。