mini DSP DDRC-24の接続例を紹介します。
カーオーディオブログ
前回のブログにトヨタのディスプレーオーディオでmini DSP DDRC-24が良いという記事を書きましたが、ディスプレーオーディオだけでなく他の車でも接続できる方法を紹介したいと思います。あなたの現在お使いのシステムにも追加できますので読んでみてください。
mini DSPの良さはなんといっても、位相のズレのなさです。調整すれば左右の位相の差の補正はもちろんですが、マルチチャンネルでも位相の補正がされるので各スピーカーでのネットワークによる位相回りも補正されます。これによって今までアナログで調整していたよりは格段に優れた正確な音場感とフォーカスが得ることができます。(IIR方式のアナログDSPでは位相の補正は出来ても確実に合っているというのは難しく帯域における部分的な帯域における位相回りは調整はできません。)
mini DSPのDiracLiveは空間の特性を数か所測ってメーカーのサーバーにて位相補正されたデーターが送られてきてそれを元に再調整(微調整)することが可能です。次世代のDSPともいえる素晴らしい技術が使われています。mini DSP DDRC-24はホームオーディオでも使用可能な商品です。
現存のオーディオシステムを改造することなくmini DSP DDRC-24にDAPを追加して楽しむ方法
純正のカーオーディオや後付のカーオーディオを取付してある場合に純正オーディオをそのままで触らずにmini DSP DDRC-24を追加する方法です。mini DSP DDRC-24の入力にはスマフォやDAP、ウオークマンなどを接続してmini DSP DDRC-24の出力はHDMIや外部入力に入力させる方法です。HDMIを使うにはRCAの変換コンバーターが必要です。
接続例1のようにします。
DAPの出力はオーディオテクニカのデジタルトランスポートD/Aコンバーター(DAC)、AT-HRD300か又はAT-HRD100を使います。AT-HRD300はBluetoothなのでスマフォと直接接続がなくて楽ですし、充電しながらでも使用できるので便利です。AT-HRD100は音質重視でこだわる方にはおすすめです。このDACを選んだ理由はハイレゾ音源に対応していることとDACに車の電源供給ACC電源を繋ぐのでスマフォやDAPの電源に負担を掛けないことです。Amazonではいろんな怪しいDACがありますがスマフォ、DAPの両方の動作に対応しているかは定かでありません。(自分調べ)
mini DSP DDRC-24の入力方法にはアナログRCA入力と光デジタル入力があります。mini DSP DDRC-24のRCAにスマフォのイヤフォンジャックからRCAに変換してRCAに繋ぐことも可能です。
こだわるならデジタルトランスポートD/Aコンバーターを噛ましてmini DSP DDRC-24の光デジタル入力へ繋ぐこともできます。また、入力はRCAと光があるので2つともに繋いでmini DSP DDRC-24のリモコンで入力の切り替えも可能です。光デジタルの接続には光デジタルケーブルも必要です。
既存オーディオのスピーカー出力を加工してmini DSP DDRC-24とアンプを繋ぐ方法
接続例2
既存オーディオとスピーカーとの間の配線を加工して間にDSP、DDRC-24プラスアンプを割り込まして接続する方法です。この接続はよく純正オーディオにDSPアンプを追加するのと同じですがDDRC-24にはアンプがないのでアンプを追加します。
メリットは既存オーディオ全体の音が補正がかかるので全体のサウンドの向上ができます。
接続の方法は、既存オーディオのRCA又はスピーカー線であればオーディオテクニカのハイローコンバーターAT-HLC130でRCAに変換してmini DSP DDRC-24アナログRCA入力端子に接続します。mini DSP DDRC-24の出力にはカロッツェリアのGM-D2400を接続して、アンプの出力をスピーカーとつなぎます。
mini DSP DDRC-24は2チャンネル入力で4チャンネルアウトなのでウエイのマルチシステムにも対応しています。フロントのみのシステムならミッドバスとツィーター、フロントスピーカープラスサブウーハーというようにmini DSP DDRC-24の設定でデジタルによるクロスオーバーネットワークの設定ができます。
アンプは色々とありますが好みのあると思うのですが、価格を抑えたいなら価格が安くて追加しやすいカロッツエリアのGM-D2400が良いかもしれません。こだわるなもっと性能の高いアンプ追加するのもいいでしょう。アンプの代わりに今つけているアナログのDSPアンプ(RCA端子があるもの)も使用できます。
この場合RCA端子は入力出力は既存のオーディオを繋ぐので光デジタル端子にDAPなどを繋いでmini DSP DDRC-24の赤外線リモコンで既存オーディオと光入力の切り替えができます。mini DSP DDRC-24は192KHz/24bitに対応しているのでハイレゾ音源をダイレクトに感じることができます。
初めてオーディオをグレードアップを考えている方へオススの方法
カーオーディオはいろいろとやろうとするとお金のかかるものです。カーオーディオはホームオーディオと違って完成品を売っているわけでなく部品のみを売っているので完成させる必要があるのです。プラモも同じですよね。パーツが並んでいて見ていても形にはならないのは同じだと思います。例えばスピーカーをつけるとしてもスピーカー単体だけでは取付はできません。インナーバッフルや少々の配線、接続の端子類やその他のパーツが必要ですし、人に頼めば工賃も発生するのは仕方がないことです。また、取付方を間違えてしまえば音を純正よりも音を悪くしてしまいます。正しい知識や技術が必要なのがカーオーディオなのです。
一つの提案なのですが、最初は接続例1のように既存オーディオにAUXがあればスマフォやDAPの音だけですが、mini DSP DDRC-24の凄さを実感できます。その後グレードアップして接続例2に変更することもいいと思います。
また、先にスピーカーを変えたいと思っている方はカロッツエリアのGM-D2400のような安価なアンプを一緒に付けておけばあとからDSPの追加は比較的簡単です。あとでminiDSPのDDRC-24を追加したときの音の感動はたまらないものと感じることができると思います。
その他、今、RCA入力のあるDSPアンプを付けている方であればmini DSP DDRC-24だけを追加してシステム全体の位相補正して音質アップにすることもできます。
mini DSPのカーオーディオ機種も紹介しておきますね。
mini DSPのカーオーディオ機種紹介
miniDSP Harmony 8×12 DLは8chDSP・12chアンプ内蔵(ライン出力モード選択可)アンプです。これ一台でマルチスピーカーシステムをコントロールして鳴らすことが可能なアンプです。トヨタのハリヤーやレクサスなどのJBL付きスピーカーシステムなど既存のスピーカーそのままで音質をグレードアップできます。
miniDSP C-DSP 8×12 DLは8chDSP・12ch、アンプレスDSPプロセッサープリアンプです。DDRC-24と同じ位相補正のDiracLiveがついているモデルです。
miniDSP C-DSP 8×12 DLレスモデルはDiracLive UPグレード対応版で位相補正されるDiracLiveがついていませんのでこちらはあまりメリットがないので買わないほうが良いように思います。
いかがでしょうか。少しは興味湧きましたか?。
miniDSPのDiracLiveの凄さをあなたにも感じてもらいたいと思っています。
接続例1の方法でデモカーを作りましたので試聴できます。是非、体験してみてください。位相がどれだけ正しいか、オーディオにとって大事かを実感できると思います。お問い合わせ、ご来店をお持ちしております。
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追記
勘違いしないように少し書きますね。DiracLiveは位相コントロールがメーカ側で計算されるので自動の部分もありますが、必ずしもすべて自動でなく基本データーがあってそれをどう使いこなすかが鍵なんでね。ですから使う人によっては同じシステムであっても完成する音が全く違ってきます。マルチチャンネルの設定ではクロスオーバーをどうするのか、仕上がりのイコライジングはどうするのかで全く違うものになるのです。基本データーをオリジナルに変更することも可能。あくまでもDiracLiveは人の聴覚の曖昧なところをコンピューターを使って正しい補正にします。これは人の感ではできない事です。ここが最大のポイントなんですね。ゆるい音も作ることも、しまった音にするにもコンピューターを使っても最終的には人の手によるものだけというのは覚えておいてほしいです。