ホンダN-BAN スピーカー交換
ホンダN-BANのスピーカー交換です。車の乗り換えにより取り外したDYNAUDIOエソテックのスピーカーの取り付けとサウンドナビに交換します。ドアはデッドニングしてアウターの取り付けです。補機類のエナジーボックス製品も取り付けとなります。早速作業開始です。
ドアのデッドニング
N-BANのドアは右と左で違っています。左側は後部のスライドドアーを開くと全開になるドアです。右は通常のドアとなります。内装を取り外していきます。
右ドアのデッドニング。内部へ制振材を貼り付けしていきます。サービスホールも埋めていきます。
左ドアのデッドニングも右ドア同様に施工します。
スピーカーバッフル製作
スピーカーバッフルはアウター取り付けするのでまず先にスピーカーのベースバッフルを作ります。バーチ材を数枚重ねて作りました。ドアへの固定はステンレスボルトで固定しました。
ドアトリムのスピーカー位置をカットします。位置を合わせてきれいにカットします。
スピーカー取り付けできるようにドアをカットしたら一度取り付けして合わせていきます。ドアトリムの面にピッタリフィトするようにスペーサーを作って合わせました。傾斜面を合わせています。ここで防水処理もしておきました。
左ドアと右ドアトリムの厚みが違うため左スピーカーようにスペーサーを作りました。スペーサーの厚さはバーチ材6.5mmをスライスして厚み3.5mmにしてスエードを貼って4mmに仕上げました。左席シートを倒すと若干スピーカーが当たってしまうのですがシートのクッションでスピーカーグリルが潰れることはありません。
右ドアのスピーカー取り付けはドアトリムにスピーカーグリルがピッタリフィトして取り付けできました。
ドアの加工は終了です。ツィーターカップの製作。バーチ材を重ね合わせてカップを作りました。
ツィーター取り付けはAピラーに付けます。マスキングして位置合わせして固定しました。
ツィターカップをスエード生地で仕上げてツィター取り付けしました。
サウンドナビと交換
この車は純正の8インチディスプレーオーディオがついていましたが、以前から使っているサウンドナビ200PREMI-2に交換します。配線キット類は2DIN車用のキットを使いました。ナビ周りのフェイスパネルは純正品でオーディオレス車用のパネルをお客様が別に注文してくれました。これを使います。スピーカー接続はマルチ接続でサブウーハーも含めた3ウエイ分の配線をしました。
エナジーボックスのキャパシター類取り付け
スピーカは基本、ナビのアンプで鳴らすので電源の強化をします。エナジーボックス製品をフルに活かしてサウンドナビを最大限に活かす配線しました。
サブウーハー用アンプの取り付け
サブウーハーのアンプも取り付けします。エナジーボックス製品のキャパシター類を取り付けしました。
サブウーハーは以前の車から使っている物を使います。もちろんバーチ材で製作したオリジナルボックスです。音質がワンランクアップします。
取り付けに関して以上ですがここまで作り込む時間は11日かかりました。朝1時間早く作業して少しでも早くできるようにしました。調整はここから追い込んで1日、その日の夕方にはお客様へ引き渡しです。
音質調整
サウンドナビの設定項目から基本の設定します。バックカメラの設定、ハンドルリモコン設定、音質では暫定的にカットする周波数、タイムアライメントを入れて先にエージングかけます。
エージングをする理由はドアの制振材やバッフルをなじませることや電源で強化したエナジーボックス製品で電源強化しているので電圧の安定をさせます。2~3時間ぐらいはかかりました。バッテリー電圧も外して置いたときは12.5Vまで下がっていましたがエージングが進むと12.8Vまで上がっていました。音のメリハリなどもどんどんで始めてエージング前に濁っていた音もきれいになってきました。
ここからが調整の本番です。もう一度タイムアライメントを取り直したりしてカット周波数もどのようにしたら一番周波数特性がきれいになるかをシュミレーションして何度も入れ替えて設定を決めました。イコライジングではN-BANのドアが普通車より小さいためか125Hz付近が盛り上っていました。低音の出過ぎにより全体のサウンドクオリティが下がってしまうので低音の量感が損なわない程度に適量に調整しました。高域の方では無理な設定はしないようにしました。
出来上がったサウンドは以前に乗られて車のとき同様に出来上がりました。車引き取り時にサウンドチェックしてもらうと前の車と変わらない音質でクオリティは高いとの評価を頂きました。
今回は思っより時間がかかる作業でしたがお客様が満足していただけたようでほっとしました。当店をご利用頂きありがとうございました。
