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トヨタのディスプレーオーディオでの音質問題点

トヨタのディスプレーオーディオでの音質問題点

トヨタのディスプレーオーディオでの音質問題点が市場で騒がれていますね。それはスピーカーの出力の一部の帯域約125Hzから1KHzぐらい片側のチャンネルが位相が逆に作られているからです。これにはトヨタの考えがあって左右の席で座って音を聞いたときになんとなくですがセンターへ聞こえるように錯覚を利用したものらしいです。トヨタのディスプレーオーディオは多分、日本電装らしいいのですがこの位相はデジタルチップによって込みこまれているらしくFIRのフィルターを使って行っているそうです。

このようにスピーカーの位相が片側で逆相であることが何が問題なのかというと、スピーカーの通常の出力は全帯域にわたって正相です。つまり、単純にいうとアンプからスピーカーへの接続がプラス、マイスが正しいのが正相で逆に繋いだものが逆相です。トヨタのディスプレーオーディオは片側のチャンネルの一部帯域でプラスとマイナスを反対に繋がっているということです。これは、音を打ち消しあってしまうので特にに低音が出ず正しく音が出せないのでオーディオ的にかなり問題なのです。同じ接続でなければ左右同じ音が出せないですし、音質面では音の情報が消されてしまいますので音が悪くなってしまいます。トヨタのディスプレーオーディオは低音が薄く感じてしまうのをごまかすために約70Hz~80Hz付近(車によって異なる)をかなりブーストされておりこれで、低音をごまかしているのでやけにいらないほどの低音がドスドスとなっていて不自然に感じてしまっています。又、スピーカーの能力を超えるほどの持ち上げ方なのでドアが弱いと音質が濁ってしまっています。特に安い車ではかなり濁った音が出ていて音質が悪く感じてしまっているのではこのためです。無理に低音が上がっているとドアスピーカーが飛んで壊れてしまうおそれもあるのです。高級車ではここをカバーするのにサブウーハーが込みこまれていたりします。

60プリスで位相を測定した動画がYoutubeで上がっていたのでリンクを紹介しておきます。




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mini DSPの製品

そこで、ディスプレーオーディオの問題点を解決できるDSPがあります。今回ご紹介するのはmini DSP(ミニディーエスピー)社のDSPなのですがFIRフィルターを使ったDSPで、専用マイクでテスト音を拾ってそのデーターを本国のサーバーで解析して送られてきたものをDSPに記憶します。測定したデーターはFIRフィルターで完全に左右の位相をコントロールされるので位相補正が優れているため、音質はほぼフラットでありながらフォーカスの素晴らしさはもちろんですが、狂いのない本来の音を引き出さえる優れたDSPとなっています。このような補正をDirac Live補正と呼ばれています。

一般的に市場に出回っているほぼ99%のDSPはIIRのアナログフィルターのDSPなので、トヨタのディスプレーオーディオの位相補正はできません。又、IIRのDSPではいじれば、いじるほど音が悪くなる傾向があるためおすすめできません。そこでトヨタのディスプレーオーディオの位相補正完全に制覇できるDSPがminiDSP社の製品だけです。


miniDSP DDRC-24 カタログ

miniDSP DDRC-24 カタログ

上のカタログ(画質が悪くてすみません)はmini DSP DDRC-24(2イン4アウト、アンプレス)というモデルですがカーディオだけでなくホームオーディオでも使用できるようになっています。又、miniDSPでは種類が多くあるのですがカーオーディオでの専用商品もあります。DSP単体モデルC-DSP8×12DL アンプレス12CHプリアウト8CH DiracLive位相補正DSP(定価313,000円(税別))アンプ内蔵のDSPアンプ、Harmony 8×12内臓アンプ40 W×12CH8CHDiracLive位相補正DSP(定価383,000円(税別))などがあります。

DDRC-24(2イン4アウト、アンプレス)の優れた利点

mini DSPの製品で一番簡単なのはDDRC-24(2イン4アウト、アンプレス)のでモデルなのですがこれを利用してどんな接続ができるかを紹介します。できることは純正オーディオを全く改造しない方法です。純正オーディオにオーディオの入力があれば簡単にできてしまうの利点でDDRC-24の入力にスマフォかDAPをデジタル変換して入力、iphneだとカメラコネクションアダプターを繋いでそこにDAコンバーターかヘッドフォンアンプなどの光入力します。またはRCA入力します。DDRC-24の出力はRCAなので純正オーディオがHDMIの場合はRCAに変換して入力します。たったこれだけであとはパソコン繋いで測定と設定をするだけで完結します。

その他はDDRC-24の出力に4チャンネルのコンパクトアンプなど接続して2ウエイマルチにすることもできます。この場合はDDRC-24の入力は純正のスピーカーラインをハイローコンバーターでRCAに変換して接続してアンプは純正スピーカーに接続すればいいだけです。

トヨタのディスプレーオーディオだけでなく最近のホンダやスバルなどのディスプレーオーディオでも同じことができるので手軽にDDRC-24の優れた音質体験ができます。

mini DSP DDRC-24店頭での実験

現在mini DSP DDRC-24 デモ用のサンプル品をお借りしていてます。実験では店頭のディスプレー品のブルームーンオーディオVX165に2チャンネルアンプとDDRC-24を接続して音場補正を行ってみました。

VX165の裸特性が思っていたよりかなり良かったのですがDDRC-24で補正した音は左右の位相までがきっちり揃えられてまさにハイエンドに変化したサウンドに変化しまました。パッシブクロスオーバーネットワークではアナログフィルターなので位相特性を見ると帯域でかなりの変化があることが測定でわかりました。これをきれいに補正してスピーカーユニット以上の性能が引き出されている感じはしました。

補正後のDDRC-24にはイコライザーの補正の記憶のプリセットが4つできますのでお好みに応じたプリセットはリモコンでできます。

「これならいける。」今後のディスプレーオーディオ対策もこれしかないという思いは一層強く感じました。

当店では現在、まだ他にどんな接続ができるのか思案中で徐々に周辺機材(測定マイク購入や測定環境、DAコンバーターや変換機材など)を揃えてデモに対応していく予定で、最終的にはデモカーまでできればと思っています。

来月には完全にお客様の車へ搭載できる対応していく予定でいますのでご予約お待ちしております。


mini DSP DDRC-24のお問い合わせはこちらから
mini DSP DDRC-24 日本サイト

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