トヨタ ヤリス オーディオレス車 スピーカー交換作業編
カーオーディオブログ
前回ではトヨタヤリス、オーディオレス車にナビ取り付けとサブブウーハーの取付配線作業でした。今回はスピーカー交換とナビ取付作業をレポートします。純正スピーカーから交換するスピーカーはモレル、Morel VILTAS NANO CARBON 62です。デッドニングも含めて紹介します。
サイバーナビでマルチシステム化にするのでスピーカー線をナビとダイレクトに接続する配線を行うためドアトリムを外していきます。デッドニングも行うのでパネルなども外しました。
ヤリスドア デッドニング
デッドニングですがいつもなら全面に貼っていく制振材なのですが今回は全面でなく共振するポイントを探して効果的に部分的に貼ることにしました。最近のトヨタはエアバッグの圧力センサーが付いているので本来ならデッドニングは禁止されています。しかし、何もしないとドアの共振が多いヤリスでは高価なスピーカー交換において音質を損なうことが多いので最低限でもやらざる得ないと思います。センサーのあまり邪魔にならない程度と考えながらデッドニング材を貼りました。
写真ではスピーカー配線も通っています。使用するスピーカー線はカナレの4S8GでOFCケーブルです。4芯ケーブルなのでダブルにして情報量を稼ぎます。こうすることで中低域の音痩せはカバーできると考えました。
ここまでできるとほぼ終わった感じなのですがドアパネルにも制振材を貼ることにしました。これは材料が少し余分にあったので軽く補強しておきました。
ドアスピーカーの取付
ドアスピーカーはあらかじめバーチ材で作っておいたインナーバッフルに固定してシール材をスピーカー回りに貼りました。サービスホールの穴埋めは純正のプラスチックパネルが付いています。そのパネルに吹付けの制振材で処理して元に戻しました。多分、センサーの圧力にも妨げにならないと思います。ドアトリムを元に戻せばドアスピーカー交換は終わりです。
ツィーターの取付
ツィーターの取付はお客様と相談してAピラーへ取付することにしました。あらかじめバーチ材で作っておいたツィーター取付け用のカップを加工していきます。スピーカー配線はピラー根元にくるように先に済ませておきナビとの接続も終わっています。
角度はレザーポインターで焦点を左右が交点になるようにセットしています。位置が決まると形を整形して仕上げて取付しました。
トヨタヤリスにMorel VILTAS NANO CARBON 62の取付はこれで完了です。フロントスピーカープラスサブウーハーの3ウエイシステムの取付が完了しました。
エナジーボックスBASIS BT、BT+の取付
今回もう一つ。エナジーボックスBASIS BT、BT+の取付もしました。どこに取付しようかと悩みましたがバッテリー固定のボルトを利用して取付できそうだと思ったのでアルミアングルを加工して固定金具を作りました。ヒューズボックスとバッテリーの間に固定できました。
全部の取付は完了しました。エンジンを始動して配線の接続をチェックしました。あれ、ETCが繋がっていない。となり又、外して抜け欠けていたコネクターを指して確認、今度は大丈夫。では、ステアリングリモコンを設定しようとしたら全く反応せず。もう一度配線の確認をしても間違えようながなく接続されています。ハンドルのボタンを色々と触ってみると純正のマルチインフォメーションが表示されないことに気づきました。どのボタンを触っても反応がありません。どうもこれに関連していると思われ、どうもトヨタのほうで設定があるような感じです。最初はお客様から接続すれば動作するとディラーに言われたと言っていたのですが、もう一度お客様へ確かめていただくと動かなったらトヨタのほうで見て直してくれるとのことでした。当店のデモカーではそのようなことがなく繋いだら動いていたのですが原因がわからずなので接続と設定だけ済ませてトヨタのディラーさんにお任せすることにしました。マルチインフォメーションディスプレーについてはこれ以上のことはできないのでそのままで車の返却となりましたが、これについてなにか解決できたら連絡いただけるようお願いしました。
その後トヨタディラーで点検したところ、ハンドル裏のコネクターが抜けていたとのことで、マルチインフォメーションも動きハンドルリモコンの操作ができるようになったとお客様から連絡頂きました。
音質調整
音質の設定はスピーカーがマルチ接続なので最初のナビ電源立ち上げのときにマルチ接続を選んでおきましたので起動して音質設定の画面へ移動します。クロスオーバーの設定でフロントは4KHzに設定、ウーハーは63Hzとしました。次にタイムアライメントをセットしました。適正なフォーカスが決まるまでに数時間を要しました。これは取付していきなり音を出してもエージングができていないので不安定でなかなか決まらないのです。仮にセットしてエンジンかけたままで音を出してしばらく1~2時間ほどエージングしました。そのあと細かくセットし直していくとMorel VILTAS NANO CARBON 62の音質が本領発揮してきました。サブウーハーの効果もあって低音から高域まで厚みのあるフラット感のあるサウンドに仕上がりました。お客様に聴いてもらって満足して頂けました。今後もなにかあれば全面にサポートしていきます。当店を選んで頂きありがとうございました。
追記
カーオーディオのグレードアップのご依頼お待ちしております。スピーカー交換のご相談や電源の強化での音質アップなど、測定機なども使用して客観的に診断など行って皆様の音質改善に役に立つようにしておりますのでご相談ください。
初めての方で低価格のスピーカー交換での相談でも大丈夫です。まずは買う買わないに関係なくどうのようにしたらお得になるかだけでも教えますのでご来店ください。