カーオーディオブログ

フォレスタ モレル4ウエイ化

フォレスタ モレル4ウエイ化

このフォレスタは以前にモレルのハイブリッドを取り付けさせて頂いた車なのですが、今回フロント3ウエイにしたい。さらにサブウーハーもグレードアップしたいとのことで新たに4ウエイのシステムを構築することになりましたのでご紹介致します。

使用するスピーカーはモレルのツイーター SUPEREMO PICCLO Ⅱ、ミッドレンジ 38 LE MIDRAGE、ドアウーハー 38 LE WOOFER、サブウーハー12インチ ULTEMO TI 124 のシステム構成です。
早速どんなになったのかレポートしますね。

ドアのスピーカー交換

今回はドアウーハー 38 LE WOOFERをオーナー様ご希望によりアウターバッフルで取り付けをご希望されましたので加工していきます。スピーカーは先に外しておきました。インナーバッフルがベースになるので土台となるベースバッフル作りです。
穴位置はアウターの位置から決まるので一番奥になるベースを作って仮に取り付けておきました。


ベースバッフル

ベースバッフル

ドアトリムのカットです。位置を決めてカットしました。出来上がりに関係するので気をつけます。


ドアトリムカット

ドアトリムカット

仮に位置を出すためにドアをつけてみました。ここにリングのバッフルを重ねて行きます。


ドア位置合わせ

ドア位置合わせ


バッフル

バッフル

これを元に位置合わせしたらベースバッフルを製作していきます。できるとこんな感じです。


ベースバッフル完成

ベースバッフル完成

かなり分厚くなっています。あまり筒状になると音がこもるのでキャンセリング加工しています。
これを塗装して木の目地を埋めました。


ドアスピーカーのアウターバッフル

ドアスピーカーのアウターバッフル

アウターバッフルの製作です。スピーカーを埋め込むため落とし込みを作りました。ここから養生してパテを盛っていきます。


ドアパネルの養生

ドアパネルの養生


ドアパネルのパテ盛り作業

ドアパネルのパテ盛り作業

一気にできてしまいましたが、ブラックのつや消しレザーを貼ってドアは完成です。


ドアアウターバッフル完成

ドアアウターバッフル完成

ツイターとミッドレンジの取り付け加工

ツィーターとミッドレンジはAピーラーへの取り付けとなります。それに伴ってそれぞれのカップ、バックチャンバーカップを作ります。カップは一つづつ丁寧に製作スピーカーを取り付けときの見た目も気にして落とし込みの加工をしています。これが中々難しいです。リングの薄さは2mm程度なのでヘタをすると欠けてしまうか完全に割れます。若干スピーカーとの隙間も必要でスエード生地を巻いた厚みも計算済みでカットしています。ここが腕の見せどころかな。


バックチャンバーカップ製作

バックチャンバーカップ製作


ミッドレンジのバックチャンバーカップ製作

ミッドレンジのバックチャンバーカップ製作

次に取り付け位置を確認してAピラーへベースを加工してぴったりにつけます。これをツイターも左右を繰り返しながらカップを固定して位置を出しました。


Aピラーへベースを加工

Aピラーへベースを加工


Aピラーへベースを加工とカップ取り付け

Aピラーへベースを加工とカップ取り付け

一旦左右を同じ向きに合うように焦点をあわせてあります。仕上げをして作業を一気に進めて取り付けして完成です。かっこよく仕上がったと思います。ここまでで2週間の休み無しでの作業でした。


ツイターとミッドレンジの仕上げ

ツイターとミッドレンジの仕上げ


ツイターとミッドレンジの取り付け完成右

ツイターとミッドレンジの取り付け完成右


ツイターとミッドレンジの取り付け完成

ツイターとミッドレンジの取り付け完成

ツイターとミッドレンジを取り付けしてアンプへ配線。これでフロントスピーカーは完成しました。

サブウーハーボックス製作

サブウーハーボックスの製作はオールバーチ材18mmで製作しました。容積はメーカー推薦だとシールドボックスで約45Lとかなり大きいです。しかし低音が伸びる方向の容積より僅かに小さくしてレスポンスを上げる工夫をしました。ボックスの容積は44.78Lですがここに補強剤を入れるのでもう少し小さい容量となります。箱が大きくなると板の面積が増えて余分な振動が出てしまうので音は鈍くなってしまいます。特にこれがバーチ材でなくMDFだとボコボコの鈍い低音になったりします。バーチ材であっても補強を入れて強度を上げてレスポンスを稼ぎ正確なウーハーの低音を出やすくしました。写真のパテはビスの穴埋めです。仕上げはブラックのカーペ-ット生地を貼って完成です。


ウーハーボックス製作中

ウーハーボックス製作中


12インチ ULTEMO TI 124とウーハーボックス

12インチ ULTEMO TI 124とウーハーボックス

これで全て完成です。サウンド調整は位相合わせなど精密に行っておきましたがエージングが進むことで変化していきますのでひとまずオーナー様へ車を返却して様子を見てもらうことにしました。来年には来て頂き再調整をおこなうことを約束しました。
これだけでもハイエンドらしい音楽情報量の多い音が楽しめます。今後の再調整に期待です。
今年で一番大きい仕事を頂き感謝申し上げます。依頼が来たときとても嬉しかったです。素晴らしいですね。

追記 2024年を振り返って

2024年は大変な年だった。去年の年末に骨折してからが不幸の始まりでした。そして年明けて1日の能登地震により空気が変わった感じで大変な年が始まったぞと思いながらも、仕事がまともにできずで売上もガタ落ちで金銭的にもとても苦しい思いをしました。貯金も全部使い果たして2月から税金の支払いに追われて仕事は少しづつ再開したものの5月6月には税金でまた追われるという苦しい時期がずっと続きました。これではいけないと7月には神社へお祓いにいくとなんと自分が八方塞がりの年とわかりなんとなくこれが原因なのだと思いました。
その前の年は厄年だったし、ここ数年は全くいいことがなかったのですが年末にかけてヤリスやフォレスタのようないい仕事をもらえたのが本当に嬉しかった。神様は見捨ててはいないと思ったりした。こんな思いを1年したのだから来年こそはいい年にしたい。年始にも神社へ参拝して気持ちを新たにして頑張ろうと思います。今年色々と助けて頂いたお客様には感謝してもしきれないです。ありがとうございました。来年は頑張らなくていけない年でもあります。町内では区長に任命されているのでお店と稲作、町内の仕事と忙しくなりそうですのでご協力お願いしたいです。皆様も良い年を迎えられますようにお祈り致します。

中古品情報

アークオーディオの2チャンネルアンプKS125.2 BX2の中古品、完全動作品です。ブリッジ接続してサブウーハーアンプとしても使えます。
製品は当店から販売したものでお客さまから売って欲しいとのご依頼あありましたのでお知らせします。販売価格は3万5千円です。価格はお客様からの希望の価格で当店は一切利益はございません。売れればそのままお客様へ返金致します。気になった方はお問い合わせよりご連絡ください。


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