2023年新型スバルインプレサーにサイバーナビとスピーカー交換
カーオーディオブログ
2023年11月に納車されたスバルのインプレッサー、オーディオレス車にカロッツェリアAVIC-CL912-2 サイバーナビ 8インチとモレルTEMPO Ultra602MKⅡを取り付けしましたのでレポートします。
メインの取り外し
今回のインプレッサーは新しい為、取り付けキットなどの情報が全くありませんでした。先にナビを取り付けする配線などを調べるにあたりメインになるセンターを取り外しします。センターを外す前に左サイドのパネルを外します。次にセンターパネルははめ込みなので引き抜いて取り外しができます。
外すネジは4箇所ありました。下の液晶パネルも一緒についてくるのでコネクターを外します。外すと下のようになります。
配線を調べてみるとナビゲーションのメインになる配線がテープで固定されていました。スバルの20ピンコネクター、車速コネクター、アンテナコネクターの3つです。調べてみると20ピンの配線の中には、常時、ACC、アンテナブースター電源、スピーカー線、ハンドルリモコン用の配線などがありますが、イルミの配線がありません。イルミは別から配線する必要がりますが、安心してください。スバル車にはオプションカプラーというのがあるのでそちらから配線できます。これは紹介しますね。合うものが下の商品です。
スバル車用電源コネクター
スバル車用オプションコネクター(ACC、常時、イルミネーション、車速、バック信号類など)
車速信号・バック信号・パーキング信号を車両の純正配線から取り出すカプラー
スバル車用のアンテナ変換コククターが合わない。
スバル車用のアンテナ変換コネクターを用意して合わせてみたら全く合わないのです。色々調べていたら日産車用が応用できるとか!。そこで合うものを探したのが日産車用のアンテナ変換コネクターです。カプラーがピッタリですがアンテナの配列が違うのでコネクターを分解して配列を入れ替えして使います。コネクターについているアンテナブースター用は使いません。アンテナブースターは20ピンカプラーにある配線に接続しました。
配線に関する問題はこのぐらいですがAVIC-CL912-2 サイバーナビに接続するにはステアリングリモコンの配線がサイバーナビに付属されておらずでしたので別途に用意しました。用意したEJC-063Fカプラーに接続しました。
ナビのGPSはセンターダッシュ下にあるセンタースピーカー用の場所を利用してベースを作り固定しました。スッキリ収まるのがいいですね。
ナビ本体の取り付け
ナビ本体の取り付けで困ったのがパネルが販売されていない。スバルのディラーさんにも聞いてみたが「ありません」との返答がありまして困りました。通常ならメーカーが用意しているものなのですがないとは。困ったものです。そこで考えたのが付いていたパネルをカットして合わせることにしました。
カットはナビの外見サイズ幅200mm、縦125mmにパネルを丁寧にカットします。それに合わせてナビの位置を合わせます。金具を取り外して取り付けする穴を開け直しました。上側に2mm、前側に約7mmにするとピッタリに収まりました。配線を全部済ませてナビを収めていけばサイバーナビの取付は完了です。
スピーカー取り付け
スピーカーはオーダー頂いたのがモレルのTEMPO Ultra602MK2です。低音なども出しやすく量感のあって音楽ジャンル選ばずスタンダードでおすすめなスピーカーです。まずはドアトリム外してデッドニングからです。
デッドニングは当店でお試しデッドニングというのがあります。はじめての方には負担が少ないデッドニングで、いつものようにガッツリ張り込むのではなく部分的に肝心な一部だけを抑え込んだ貼り方で制振材を貼ったやり方です。サービスホールは塞がないので十分なデッドニングとは言えないのですが何もしないで音が濁るよりはマシです。料金も3万円以内程度で安いです。
インナーバッフル製作
新型インプレッサーインナーバッフル製作ですがバーチ材を3枚切り出して製作しました。取り付けになるベースバッフルは6.5mm、楕円になる部分のバーチ材は18mmと6.5mmで合計の厚みは31mmmです。純正のスピーカーの厚みは35mmなので若干余裕のクリアランスはあります。最終的に張り合わせて防水塗装を施して仕上げました。
新型インプレッサー用にインナーバッフルをドアに取り付けします。
TEMPO ULTRA602MK2のウーハーを取り付けしします。バッフルのアルミに余裕がありましたのでそのままだとドアトリムを戻すと隙間ができてしまいますのでエプトシーラーでパッキンをつけました。これで音が横に漏れないので音も良くなります。
TEMPO ULTRA602MK2のツィーター取り付けはスピーカーに付属のマウントを利用して純正ツィーターのダッシュボード上に取り付けしました。配線は完全に足元で結線はしていません。その理由は今回あパッシブを使わずマルチ接続なのでアンプダイレクトでフルパスで入力されると壊れますのでナビで設定が終わってから接続します。
エナジーボックスBASIS BT、BT+とUSBノイズフィルターRISE取り付け
エナジーボックスBASIS BT、BT+とUSBノイズフィルターRISEもつけさせて頂きました。RISEはグローブボックスに配線したUSB端子へ接続しました。ベイシスBTはアルミで固定金具を製作しました。固定はバッテリー固定金具にワンボルトで固定できました。
ベイシスBT、BT+がきれいに収まりました。
音質調整
一通りの取り付けが終わってから音質調整なのですが、音の出だしは音が安定しないのでエージングを1~2時間行います。そのあとでタイムアライメントの適正化、クロスオーバーネットワークのクロスポイントぎめしました。クロスポイントは今回は4KHzに設定しました。モレルのツィーターをはっきりと音を出すセッティングにしました。5KHzだと少しおとなしい無難な感じにできますが2~3KHzで谷間になりやすくなるので中高域がおとなしく聴こえます。一通りのセッティングが終わるのに半日かけて音質調整しました。出来上がりは抜群なサウンドに仕上がりました。
お客様に車を返却
お客様が来店してまずは取り付けの完成度を見てもらいました。ナビの取付を心配されていたのですがきれいに付いていたのをみてここに頼んで良かったと言ってくれました。又、車に乗り込んで音質も聴いてもらいました。「スゲ~、こんな音聴いたことないよ。音がいい。ずっと聴いていたくなる音です。」とほっとするお言葉を頂き安心しました。車が入庫したときどうなることやらと思ったのですがコツコツと作業を1週間続けて完成したものは出来が良かったということでしょうか。又のご来店お待ちしております。
追記
だんだん寒くなってきましたね。寒いと作業のペースも落ちやすいのですが頑張らないかん。しかし、このインプレッサー取り付け作業の後がこれと言ったご依頼がない状態です。12月にはわずかな作業があるものの先行きが不透明なのは問題です。毎年、冬になると取り付け作業の依頼が激減したりするので死活問題なんです。こんな時だからこそ、いい仕事してお客様にお金出した以上に満足してもらえるように頑張っておりますのでぜひ、簡単なご依頼やご相談などのご連絡お待ちしております。お問い合わせよりご連絡ください。
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