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今年もカロッツエリアのCDプレヤーのモデルチェンジがされました。その中でも凄いと思ったのが1DINモデルのDEH-P970です。
メーカーホームページ→ http://pioneer.jp/carrozzeria/products/deh_970/

以前のDEH-P940のモデルチェンジ版と思われますが、ipotやUSB、SDカードにも対応してメディアほとんどに対応する使いやすいCDプレーヤーに生まれ変わりまました。DEH-P940ではipotアダプターが必要だったのに対し、今度のDEH-P970はダイレクトに対応してくれた事がうれしい機能です。Bluetoothオーディオプロファイル対応の携帯電話やスマートフォンでハンズフリーにも対応しているので運転中の電話でも安心ですね。

音質の向上はさらにブラッシュアップされ、音質だけならDEH-P01とほぼ同等に近いのではないかと思います。違いはメカの防振構造とDSPチップが32bit演算と24bit演算の違いだけのようで、その他音質向上に為のパーツのこだわりは凄いです。もしかしたら再生能力はDEH-P01並みかそれ以上の能力がありそうです。もちろん3ウエイマルチに対応なので普通ならこれで十分なのかと思います。

サウンドチューニングには有効なオートチューニングがついていますけど、個人的には、これはいらないと思うのです。オートチューンニングは取り付けが悪いと無理に補正してしまうので元の音質を損ないかねない。人間がやると無理そうだとか思へば適当にできるが、オートチューニングだとスピーカーに負担かけてでも、無理に強制して強引に合わせてしまう。又、本当に合っているのか確認しにくいのも問題です。これが本当に良い方法なのか皆さんも判断してみてほしいです。

最も驚いたのは 価格で35,000円の消費税込みで36,750円は安いです。というか安すぎなのでは思いました。これだとこのDEH-P970以下の価格のCDプレヤーは不要ですね。デザインもイルミでケバケバしくなくてちょっとカッコイイです。DEH-P01が高くて手が出せないと思っていた方もDEH-P970をメインデッキにしてみては如何だろうか。

最近のカーオーディオ取り付けで気になったことがあったので報告

少し前に、近くのショップで取り付けしたけどどうも音が気に入らないとの相談がありました。システムは純正カーナビゲーションとプロセッサーがアルパイン、スピーカーがカロッツェリアのPRSシリーズ2ウエイ、アンプが2台ついている車だったのですが、音を聞いてみると異常に低音だけがもっこりしているので不思議だと思ったのですがよく考えてみると純正カーナビに問題がありそうでした。それとドアのデッドニング不足もあったのでやり直す事にしました。

ドアパネルをまくるとインナーバッフルのMDFボードが水でふやけて使えそうもないので作り直しました。もちろんデッドニングもしっかりやり直しました。

気になった事というのは、純正カーオーディオの特性の事です。調整の時に測ってみたので特性データーをアップしておきます。


純正カーオーディオの特性

純正カーオーディオの特性


トヨタ純正カービにピンクノイズを再生させて、パンソコンでオーディオインタフェイス通して特性を測ったものです。純正ナビではイコライザーがついていましたが、イコライザーはフラットなままでの測定結果です。低音域は異常にブーストされて低音が盛り上がった特性となっていて高音域の8KHz、10KHzを中心に少し持ち上がった特性をしています。つまり、よくあるラウドネスをかけた状態と同じような特性です。グラフで見ると10dbぐらいの差がありました。アンプの出力にすると3倍以上になります。

純正のカーオーディオではこれでいいのかもしれませんが、この特性をそのままフラットなプロセッサーに入れるのは問題です。ヘッドユニット側がフラットでなければプロセッサーで無理にイコライザーで下げざる得ませんし、コントロールが不自然になってしまいます。

そこで純正のナビのイコライザーで下げてできるだけフラットにしてみることにしました。


純正のナビのイコライザーで下げてできるだけフラットにしてみることにしました。

純正のナビのイコライザーで下げてできるだけフラットにしてみることにしました。


イコライザーはバンド数が非常にすくないのであまりいじると波打った特性になりかねませんので特に低音の80Hzと100Hzだけをグイと下げてみました。高音域は8KHzあたりを一つ下げるといった感じにしてみました。80以下をいじりたいのですが80Hz以下のバンド数が無いのでできませんから40Hz中心に5dbまだ上がっています。どうにもできませんのであきらめました。

この状態でアルパインのプロセッサーにいれて無理に修正をかけて調整を行いました。

調整はタイムアライメント、クロスオーバーネットワークを最上の状態にしてからの修正ですが特にクロスオーバーネットワークで低音域を強制的に100Hzあたりから-6dbのスロープで切りました。本来ならこのようなやり方はしないのですが低音がブーストされ汚い低音から逃れる為に無理に行ったことです。特性は以下のとうりとなりました。


出来上がった特性

出来上がった特性


部分的にイコラザーで修正は試みてはいますが低音域のコントロールが非常に難しいのできれいなフラット特性にはできません。無理に強制してイコライザーを動かずと音が悪く死んだ音になってしまます。ほどほどという感じでやめました。
純正カーオーディオ自体がフラットであってくれたほうがもっと良い特性に出来た可能性が高いです。もしこのような場合はプロセサーがbitten、bitoneのほうが有利です。一度入力の時点で自動で測定してフラットに戻す機能を持っているからです。どうしても純正使いたいならbitten、bitoneをお奨めします。

ヘッドユニットが如何に大事なものかと理解して頂く為にこのような記事を書きました。DEH-P970が安いのでこれをメインにするのか他のipotやデジタルメディアをヘッドにするのか選択が迫られていると思います。皆さんも良い音にする為に、純正カーオーディオはこのような事があるのだと理解しておいてください。

では、又書きます。

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