カーオーディオブログ

サブウーハーmorel ULTIMO Ti 104 25cmサブウーハー

サブウーハーmorel ULTIMO Ti 104 25cmサブウーハー

音質アップにはサブウーハーを追加しよう。

今回のテーマはサブウーハーについてです。サブブーハーを追加することの重要性についてお話します。
オーディオの基本は低音からと言われています。日本人はあまり低音に興味が薄い人が多く低音の音がわからないという人も多いのではないでしょうか。
音の基本となるのはベースと言われるぐらいとても大事です。音楽の楽器演奏でもベースがないとリズムも取りにくくなったり音楽が軽い感じの音楽になってしまいます。このところから音楽、音質も低音の重要性がわかると思います。

カーオーディオのサブウーハー追加の効果

カーオーディオの場合、通常フロントでも16cm以上のウーハーが付けば低音は聴くことはできますが、どのくらいの低音が出せているかというと16cmのスピーカーでは50Hzぐらいが限界点です。それ以上の低音が出せていても、オーバーダンピングとなり中域や高域にも音質面で汚く音を出してしまいます。また、無理にブーストして出してしまえばボイスコイルの焼け、損傷にも繋がりかねません。

最近のダウンロード音源で低音の不足を感じてイコライザーなどでフルに上げてしまっている人も多いのではないでしょうか。これは大きな間違いです。
出ない領域の音量を上げることは絶対にいいことではありません。無理に出さずフロントドアのウーハーはカットして出せない帯域はサブウーハーに任せることで余裕の持った音作りができます。また、タイムアライメントなどをうまく使いこなせれば定位も良くなり、音場感も広くなって聞こえたりするので音質アップの効果は非常に高いです。

低音の特性

人の聴覚では理論的に150Hz以下の低音は無指向性だと言われています。低い音になればなるほど低音だけ聞いても音の方向感がわからないと言われています。
カーオーディオはサブウーハーを単に追加した場合にフロントスピーカーと同調できていない。音のつながりがうまくできていない場合は低音が後ろから鳴って聞こえたりします。これは人の耳が高音に対して方向感や存在感を先に感じるためウーハーが遅れていると感じてしまうことがあります。しかし、特性的にフロント音と飽和状態になるとサブウーハーが後方にあってもフロントスピーカーと同調して聞こえるようになります。位相のズレがあったりすると後方から聞こえるてくるのですがタイムアライメントがあればフロントスピーカーの時間差をディレイ(遅らせる)で調整して位相を合わせるとフロントスピーカーの低音は図太くなった音へと変化します。調整はなれていないと難しいかもしれません。一般的に低音の音質が分かる人も少ないことや、低い周波数を再生するサブウーハーの基準がわかりにくいためかもしれません。

カーオーディオのサブウーハー

カーオーディオのサブウーハーを選ぶときにかなり迷うと思います。どんな物が良いのかわからないことがあると思います。そこでタイプ別にピックアップしてみました。

チューンアップ(パワード)型アンプ内蔵サブウーハー


ARCAUDIO LUS-800パワードウーハー

ARCAUDIO LUS-800パワードウーハー


重低域再生を実現したアクティブパワードサブウーファー U-10A 25cm パワードサブウーファー

重低域再生を実現したアクティブパワードサブウーファー U-10A 25cm パワードサブウーファー

パワードウーハーの特徴

チューンアップウーハーまたはパワードウーハーと言われるサブウーハー。アンプ一体型のサブウーハーで手軽にシート下や空きスペースに取付可能なサブウーハーです。RCA出力のないヘッドユニットでもスピーカー配線から音源を取り電源をつなぐだけで手軽にサブウーハーを追加できます。
音質調整はパワードウーハーの本体にクロスオーバー周波数の設定や位相の極性スイッチ、音量が調整できますので好みに合わすことができます。また、パワードウーハーによってはRCA入力端子も備えている機種もあるのでよりヘッドユニットからの音にこだわることができます。

ウーハーの大きさはメーカーによって異なりますが16cmから25cmまでありますので自分のシステムにあった物を選びましょう。
中には珍しいですが丸形というのもあります。トランクのスペアタイヤスペースへの設置などに向いています。


イートン 4ΩDVCフラットサブウーファー  RES-6.5 16cm パワードサブウーファー

イートン 4ΩDVCフラットサブウーファー  RES-6.5 16cm パワードサブウーファー

ウーハー単体型の特徴

サブウーハー単体型の特徴は何と言っても圧倒的に音質クオリティが高いことが挙げられます。
金銭的に高くなってしまいまうがサブウーハーが単体なのでウーハー用に別のアンプが必要です。また、ボックスが付いていないので別に用意する必要があります。ボックスは安価な汎用品もありますが、音質にこだわるならオリジナルで製作したほうがいいです。当店でならバーチ材で製作していますがただ箱の形にするのではなく箱の補強や定在波のキャンセリング加工など多くの知識を投入したこだわりのボックスを製作しています。
「ウーハーのボッックスでそんなに音が変わるの?」と思うかもしれません。しかし実際にやってみると天と地の差があります。低音の音離れの良さなどやローエンドの自然な伸びなど断然違ってきます。ちょっとイメージしてほしいのですがフロンとスピーカーでもやわな箱、またはデッドニングしないドアだったら音が悪いことはわかりますよね。それと同じなんです。低音の場合、振動する面積が大きいのでその振動に対しての影響が非常に大きいのです。だからこだわるのです。

サブウーハーの大きさ

サブウーハーとしての大きさですが稀に16cmというのもありますが、通常サブウーハーとして使われる一般的な大きさは20cmから30cmです。もっと大きいもの、45cmなんていうのもあったりしますが車には合わないですし、大きすぎて搭載できないことがあります。

どんな大きさが適当なのかというとフロントスピーカーのウーハーが16cmであれば適正なのが25cmがおすすめです。もちろん20cmや30cmもだめではないのですが使いやすさと音のバランスから考えると25cmが使いやすい大きと言えると思います。

20cmウーハー単体の特徴

20cmウーハーであれば2個にしてステレオ再生というのもありです。ステレオ再生にすると低音の広がり間は倍となりかなり広がって聞こえるので音場が広くなったように聞こえます。1個であれば25cmに比べてローエンドの伸びは減りますが低音のスピード感があるのでフロントとつながりの良い感じにできることもあります。また、大きさが小さいのでボックスも小型化できるので小型車への設置、トランクスペースの確保などメリットがあります。

25cmウーハー単体の特徴

25cmだといろんなメーカーが出しているので仕様が選べます。たとえばオーム数、2Ωや4Ωが選べたりします。また、シングルコイルやダブルボイスコイルがありますので自分のシステムに合わせた物を選んでセッティングできます。シングルコイルはボイスコイルが1つでダブルボイスコイルは一個のボイスコイルにダブルで巻かれているものを言います。(端子がプラスマイナス2個づつあります)ダブルボイスコイルは例えば2チャンネルのアンプの出力をそれぞれダイレクトに入れたりできます。能率が高いのでレスポンスも良くウーハーにとって少し非力なアンプでもドライブが可能です。シングルコイルでも2Ωを選べばアンプの効率は4Ωに比べて倍の効率となるので良く鳴ってくれます。ウーハーの音質はメーカーによっても違ってきますので、できればフロントスピーカーと同じメーカーのほうが音は合わせやすいです。再生周波数はシールドボックスで35Hzぐらいの再生可能で、バフレスでの再生で25Hzと超低音が出せる場合もあります。モレルULTIMO TI 104で実際に出せています。


モレルULTIMO TI 104 バスレフボックス仕様の例

モレルULTIMO TI 104 バスレフボックス仕様の例

30cmウーハー単体の特徴


ARCAUDIO ブラックシーリーズ12 D2 30cmサブウーハー

ARCAUDIO ブラックシーリーズ12 D2 30cmサブウーハー

30cmウーハーは口径が大きくなるのでより低音が太く重心が下がる低い低音再生に向いています。ウーハーの口径が大きくなることで情報の違いなども感じられより音の深みがあるサウンドが得られます。一般的は口径が大きくなるとゆったり感が出やすくなる傾向がありますがメーカーや種類によっても異なるので選択は難しいかもしれません。しかし、一旦、この大きさの音に慣れると元に戻れなくなるかもしれません。そのくらい深い魅力があるとも言える口径ですね。再生も20Hzを再生可能なものもあります。
ボイスコイルはシングルコイルやダブルボイスコイルが選べて2Ωや4Ωがあります。自分のシステムに合わせて選ぶようにしよう。


morel ULTIMO Ti124 30cmサブウーハー

morel ULTIMO Ti124 30cmサブウーハー

単体サブウーハーのボックスの容量

ボックスを製作するとき適当な大きさではうまく鳴ってくれません。メーカーが公表しているスペックなどから作ることが多いですが、ウーハーによって様々な大きさになることがあります。一般的には25cmだと25Lの容積ですがウーハーによってはもっと小さくボックスが作れるものもあります。ダイヤトーンのSW-G50は最低容量が10Lというかなり小さい箱でもできます。実際には小さくできても音質や再生周波数に影響するのであまり小さいのはおすすめできません。
サブウーハーらしいと低音を求めるならそれなりの大きさが必要です。

ウーハーボックスが小さいと低音の伸びは出にくくなります。また反対に大きすぎると低音のダンピングが悪くなり歯切れの良い低音は出せないので適度な大きさが必要となります。

最後に サブウーハーの上手な使い方

サブウーハーというとイメージの悪いと思っている方もいるかもしれません。例えば道路を走っているとドンドンとお祭り太鼓のように使っているのも見かけることもありますが、これはその人の好みでの使い方なのでしょうが、音質優先なら通常はそのような使い方はしません。

サブウーハーの上手な使い方はフロントスピーカーの出せない帯域をうまくカバーする事ですから異常に低音を出せば、音は不自然になってしまいます。人の聴感からすると人の耳は音圧が下がると聞きにくなります。また、自動車の場合はロードノイズで低音がマスキングされてしまって聞きにくくなりますから、サブウーハーで適度に補うことで音の幅を持たせて音域が広く聞こえれば音質が上がったように聞こえます。

サウブーハーを上手に使いこなして貴方も貴方もいつもと違うグレードアップした音質を手に入れてください。

当店へ来て頂ければデモボードでサブウーハーがある場合とない場合の体験ができますのでご来店お待ちしています。


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