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カローラフィルダー

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今回のご依頼は以前に中古で購入してあったDENONのCDプレーヤー、ラックスマン4チャンネルアンプの取付、新しくモレルのハイブリッド3ウエイスピーカー、サブウーハーULTIMOTi 124を購入しての取付のご依頼です。ご予算にある限りがありますのでその中で如何に良い音を作れるかなのですが、なんとDSPなどの音をコントロールするデジタルシグナルプロセッサーは一切使わないと言うこだわりのご要望でした。果たして仕上がりは如何に?。

作業の準備

最初に取り掛かったのはツィーターのカップ、ミッドのカップづくりの下準備、ドアスピーカーのインナーバッフルの先に作ることにしました。ツィーターのカップとミッドレンジのカップを一緒に固定してアナログ的に位相は同位相としたかった事とお客様のご要望に沿った形で制作していきます。とりあえずオールバーチ材で削り出しして張り合わせました。とりあえずパテでつなぎます。


ツィーターのカップ、ミッドのカップづくり

ツィーターのカップ、ミッドのカップづくり


ツィーターのカップ、ミッドのカップづくりパテ整形

ツィーターのカップ、ミッドのカップづくりパテ整形

ここから形を作っていきます。Aピラーに固定するので位置決めして仮固定してあとからパテを盛って整形しました。写真のパテは汚いですが少し多く盛ってから整形していきます。外見も少しづつ整形して見た目も良くなるようにしていきます。


ツィーターのカップ、ミッドのカップAピラーに仮固定

ツィーターのカップ、ミッドのカップAピラーに仮固定


ツィーターカップ、ミッドのカップをAピラーにパテ盛り

ツィーターカップ、ミッドのカップをAピラーにパテ盛り

一旦、Aピラーから外して密着が良くなるように加工してピラーとの固定もできるようにします。補強も制振材でしておきました。


ツィーターカップ、ミッドのカップパテ整形中

ツィーターカップ、ミッドのカップパテ整形中


カップとピラーの補強した固定方法

カップとピラーの補強した固定方法

ツィーターカップ、ミッドのカップパテ整形を何度も繰り返して形を仕上げていきます。形ができたところでスエード生地を貼り付けしてツィーターとミッドレンジを取付していきます。


ツィーター、ミッドレンジカップの仕上スピーカー取付

ツィーター、ミッドレンジカップの仕上スピーカー取付


ツィーター、ミッドレンジカップピラー取付

ツィーター、ミッドレンジカップピラー取付


ツィーター、ミッドレンジカップピラー取付

ツィーター、ミッドレンジカップピラー取付

左右をきれいに取付できました。角度はもちろんできるだけ正確になるようレザーポイントで合わせてあります。


ツィーター、ミッドレンジカップピラー取付左

ツィーター、ミッドレンジカップピラー取付左


ツィーター、ミッドレンジカップピラー取付右

ツィーター、ミッドレンジカップピラー取付右


ツィーター、ミッドレンジカップピラー取付左右

ツィーター、ミッドレンジカップピラー取付左右

ツィーター、ミッドレンジカップピラー取付左右取付完了。ここまでで完成に気がついたら一週間立っていました。手間はかかるものです。

ドアのデッドニング

ドアスピーカー取付の加工です。デッドニングからです。DSPなどがないため確実な施工が必要です。一切の妥協はしない事。ドアトリム外しして見ていきます。ビニールを剥がしてドアをクリーニングします。純正スピーカーも取り外しします。


カローラフィルダードアスピーカー

カローラフィルダードアスピーカー


カローラフィルダードアクリーニング

カローラフィルダードアクリーニング

フロントドアのデッドニング

両ドアをクリーニングしてあと制振材を貼り付けデッドニングの作業していきます。


カローラフィルダードアデッドニング

カローラフィルダードアデッドニング


カローラフィルダードアデッドニング

カローラフィルダードアデッドニング

ドアスピーカーの取付

予め最初の時に作って置いたインナーバッフルをボルトで固定してモレルハイブリッドのミッドバスを固定しました。シール材も塗ってバッフルは耐水対策も行いました。


インナーバッフルをボルトで固定

インナーバッフルをボルトで固定


モレルハイブリッドのミッドバスを固定

モレルハイブリッドのミッドバスを固定

今回は本来ならこだわってアウター取付したいのですが予算の関係上インナーバッフルの取付となりました。ドアトリムを戻せばドアの加工は完了です。

ヘッドユニットの取付

ヘッドユニットはDENONのCDプレーヤーとモニター(メーカーよくわからず、中華製かな?、当店で購入取付のバックカメラを使いたいため)取付します。
ヘッド類の電源はバッ直で先にRCAやリモート電源など必要な配線は先にやっておきます。

モニターのネジ穴が合わず加工してCDの面を合わせて取付したらモニターを起動してみるとモニターがパネルに当たって開かずです。何度もやり直ししてなんとか立ち上がるようになりました。ここだけでも数時間かかってしましました。




DENONのCDプレーヤーとモニター

DENONのCDプレーヤーとモニター

アンプの取付

アンプの取付なのですが予算の関係上簡易的な取付としました。ボードを一枚に機材を乗せる形です。これには訳があって今後、デジタルシステムに発展したりサブウーハーアンプ追加時にトランクルームの作り変えが生じるからです。いくらでもきれいに作り込みことはできるのですがここで無駄にお金をかける余裕がないので妥協して簡単にしました。取付してあるのはラックスマンの4チェンネルアンプ、ナカミチのクロスオーバーネットワーク、これはフロントとサブウハーをクロスするためです。あとモレルハイブリッド3ウエイのパッシブクロスオーバーネットワーク、ヒューズ類です。


アンプ取付

アンプ取付

サブウーハーボックス製作

サブウーハーボックスは18mmバーチ材で30cmウーハー用にオリジナル製作です。大きさがそれなりに大きくなるので補強を入れました。
仕上げはカーペット生地で仕上げました。


18mmバーチ材で30cmウーハー用にオリジナル製作

18mmバーチ材で30cmウーハー用にオリジナル製作

サブウーハーボックスの台製作

トランクスペースを最小限にするためアンプの上に乗せる台を製作しました。このボードの上にサブウーハーをのせます。


サブウーハーボックスの台製作

サブウーハーボックスの台製作


サブウーハーボックスの台製作

サブウーハーボックスの台製作


サブウーハー固定

サブウーハー固定

ナカミチのネットワークが出ているので音を出しながら調整ができました。見た目より音質が肝心です。さて出来上がった音は?

サウンド調整

調整といってもあまりすることはないのですがまずはアンプのゲイン調整。次にアナログなのでタイムアライメントがない為左右のバランスを出して定位を決めました。次にフロントスピーカーとサブウーハーのバランス調整。クロスポイントを細かく決めてフロントにつながるように工夫しました。これは人間の聴覚、ハースを効果を利用して擬似的に音のつなぎをおこないました。しばらくエージングして音を詰めてみるとかなり出来栄えが良くなりました。ここまでの作業時間は2週間はとっくに過ぎていたので実質、頂ける工賃からは赤字です。時間かかり過ぎました。

完成してお客様へ車をお返し。

とりあえずお好きなCDで音質チェックしてもらうと、アナログとか感じず、低音から高音までまとまったバランスのいい音がでていて、感動をしていたようです。あとからメールをいただいたのですが、帰りが楽しくて仕方がなかったようで、帰ってから何枚もCDを聞いていたそうです。やって良かったと感謝のメールを頂きました。私としては喜んで頂けたので赤字は帳消しですね。当店をご利用頂きありがとうございました。今後のシステムアップもあったらまたレポートしますね。

追記

お盆のお休みで来店される方もいます。13日、14日は4ウエイアンプ付きビッグシステムの調整依頼がありまました。システムは当店で販売して物は一切ないのですが、紹介だったり以前のお客様だったりだったので調整をおこないました。元のセッティングから別次元のサウンドへ変化は体験した人でしかわかりません。私の調整方法は音響理論や、過去の多大なる実験データーに基づいた方法なので音質はスピーカーが元々持っている性能を最大限に引き出す方法です。他店やDIYで常識にやっているような方法ではなく考えられないと思う調整は多分、理解できないかもしれません。しかし、この調整された音を聞くと音楽が生き生きとして楽しくなる音となります。もし、心の中で燻っているのであれば体験してるのもいいかもしれませんね。

8月の後半からは稲刈りが始まりますので店に不在のときもありますので、ご来店の際はご確認の上ご来店ください。


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