スズキ ハスラー・スピーカー交換編・軽自動車でも本格4ウエイマルチシステムを組む
今年に入ってスズキ ハスラーにモレルハイブリッドの4ウエイ取付しましたのでレポートします。この車は以前にフロアーデッドニングのご依頼を頂いた方です。今回スピーカーを交換してクオリティの高い音質を求めて取付の作業させて頂きました。取付するスピーカーはモレルハイブリッドです。フロントスピーカーは3ウエイにしてリアートランクには25cmのサブウーハーを追加して4ウエイのシステムとなりました。さて、どんな仕上げになっていったのか。スピーカー交換編とアンプ取付編の2回に分けて公開します。
ドアスピーカーの取付
まずはドアトリムの取り外しから初めて純正スピーカーの取り外し、サービス・ホールを塞いでいるビニールの取り外しします。その後にデッドニング材を貼り付けしていきます。
サービス・ホールを塞ぐのはVB2ネオ最新素材。全面貼ってしまうとドアがかなり重くなるので穴だけにしました。
インナーバッフルとアウターバッフル化
アウター加工にしてほしいとのお客様の要望でアウター化してスピーカーを取付します。まずはモレルの16cmウーハー用のベースバッフルを作ります。画像は切り出したバーチ材を数枚張り合わせて厚みを作り水の浸透を防ぐ為、シールとなる塗装を施しました。ベースバッフルを取付した画像です。
ドア加工とアウターバッフルの作成します。ドアトリムをカットして穴位置をあわせます。アウター用のリングをバーチ材で切り出して丁度よい高さまでのバッフルを作りました。
デザイン面となるバッフルを作成していきます。純正のドアトリムが波打っているのでそのままパテを盛り付けても形にしにくいのでデザイン面となるバッフルを張り合わせています。
ドア側に養女してパテを盛りつけていきます。パテは数回に分けて余分に盛り付けしてあとで整形して形を仕上げていきます。出来上がりが肝心ですのでパテの盛り方が汚いですが気にしない。何回も盛っているとこうなるのです。
パテが乾いたら取り外して形を作っていきます。画像は細かい修正をしているところです。
アウターバッフルがきれいに削り終えました。
仕上げをします。仕上げは少し厚手、1mm厚の黒のスエードで仕上げました。シックで少し高級感が出たような気がします。
ドアにモレルのウーハーを取付してドアの加工とスピーカー取付は完成しました。
ツィーターとミッドレンジの取付
実は最初、2ウエイでご依頼があったのですがあとですぐに3ウエイにしたいとの話があったので先にツィーターだけをピラーに取付しました。後にミッドレンジがつけるとあったのでミッレンジ分の取り付けスペースを空けておきました。
一旦、2ウエイで付けたのですがご依頼により3ウエイ化ミッドレンジの取付加工となりました。
ミッドレンジ取付の加工
ミッドレンジを取付するにはミッドレンジの箱、チャンバーが必要です。排圧を左右同じにしてスピーカーの出る音の特性を揃えるためです。このほうが位相が合わせやすいですね。
チャンバーのカップづくりはバーチ材で切り出して張り合わて木工旋盤にて中をくり抜いていきます。排圧コントロールの為、円錐上になるように加工されています。出来上がりの写真は以下です。
ツィーターとピラー合わせの一工夫です。ツィーターが先についているのでジグを作って同じ面面になるように工夫しました。位置合わせが大変でピラーの強度も弱いためすぐにずれてしまって何度もやり直ししました。カップの台座もバーチ材で製作。すべてパテに頼らず音質に拘った造りです。
ミッドレンジのカップの仕上げとツィーター、ミッドレンジ取付です。ミッドレンジはモレルCDM700。ピラーも同色のスエード生地で張り替えてありますので統一した感じが良く、見た目も悪くないと思います。
フロントスピーカーの取付は以上で完成です。
サブウーハーの取付
サブウーハーはバーチ材でボックスを製作しました。容積は25L、モレルの25cmサブウーハーでは定番のサイズです。ちょっと工夫したのがスズキハスラーのトランクは狭いのでそこに合わせたサイズでの制作です。
申し訳なのですが箱の中はお見せできません。特別な造りのノウハウがあるので公開できないのです。言っておきますがただの箱ではないでのです。材質はオールバーチ材18mmです。
サブウーハーの置き台(トランクボード)製作
ハスラーのトランクは段差があるのでそのまま置くとフラットでないので傾いてしまいます。そこで安定して置くために台座、トランクボードを制作しました。
トランクボードを製作したことでサブウーハーボックスがより安定して置くことができて音質アップにもつながりました。まず音の響きが違います。
スピーカー取付に関するレポートは以上です。次回はアンプ取付編をアップしますね。又、見てね。