PHASS(ファス)RE4.25試聴レポート
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PHASS(ファス)のアンプRE4.25の試聴ができたのでレポートします。
ファスのアンプの中でもREシリーズは国内で生産で基板一枚に丁寧に部品を長年の専門職人による組付けの手作業製作アンプです。その価値は非常に高く海外からの注文も多く生産が間に合わないほどとなっているようです。
そのアンプの内容とは音質にこだわって厳選された部品で埋まっています。最近のアンプはチップ部品が非常に多く使われているのに対し、昔ながらの選び抜いたコンデンサーや抵抗、トランスに至るまでオリジナル部品を発注して作られています。
アンプの回路構成はシンプルにし音質アップを狙ったシングル・エンド方式を採用。部品を少なくできるメリットを利用し部品による音質の変化を極めて少なくする事に成功しているアンプだと思います。
接続端子を見てみましょう。スピーカー端子がちょっと変わった端子となっています。
このアンプは4チャンネルでRCAの端子は4つあります。A~Dまであり、入力ゲイン調整はA:B、C:Dと2つの調整があります。スピーカー端子はAとBで3端子、CとD3端子(画像参照)であり、真ん中の端子は共通となっています。ヒューズは電源(15Aペア)とスピーカー保護用に4つ付いています。
電源はプラス、マイナス、リモートでメーカーの推薦ケーブル太さは太いケーブルを推薦しているようですが、実際は5.5SQ(10ゲージ)か8ゲージあたりで十分です。流れる電流を電流計で測ってみても相当大きい音量で3アペア少し上回る程度でした。ディスプレーではアンプが熱くなってもそれほど熱くなく触れるぐらいの温度です。
ディスプーレーにて電源線の実験として3sqと8ゲージの線で音質比較してみました。その結果はとても面白い事に配線を細くするとわずかに高域のスピードが上がるように聞こえ、低音は薄く感じました。8ゲージのように太くすると高域のスピード感は落ちますが低音などの量感は増えるように聞こえました。多分、電流の流れやすさに関係するのだと思われますが、配線の選択には材質や太さに影響があるので選択には気を使いたいものです。繊細なアンプなのかもしれません。
肝心の音質については、音質はクリアーで何も足さず、引かずという感じでストレートでな音色です。むしろこの方がスピーカー本来の音質を引き出せる音であり、使っているスピーカーの本質が見えて来るどころか「安価なスピーカーでもこんな音が出るんだ~。」と関心させられます。
私達が今までカーオーディオのハイエンドアンプを聴いていた音は偽物だったのかもしれないと思わせる音が聴くことができました。
PHASSのRE4.25をネットで調べてみると「アンプが暖まらないと本来の音がでません」とのコメントを見たが、そんな事はありえません。FTトレーディングに聞いてみてもそんな事はないと言っていたし、自分が聞いていても電源が入った時から音質変化はほとんどありませんでした。おそらく、配線の仕方が悪いとしか言いようがないのだと思います。どんなカーオーディオアンプでも電源の配線の選択や配線方法によってはアンプの動作が異なる事を確認済みなので、アンプが暖まらないと本来の音がでないと思っている人は取付をやり直したほうがいいのではないでしょうか。電源強化も必要と思われます。
ファスのアンプは取扱店も少ないく手に入れにくいとは思いますが一聴する価値のあるアンプですが、一度は聴いてみてほしいと思います。国内一流メーカーや海外メーカーで飽きたらファスのアンプを聴いてみてください。われに帰り、求めていた音がこれだったのかと気づくかもしれません。参考としてRE2.65のバランスライントランスミッッターを使ったアンプはもっと音の空間表現がもの凄かった。
PHASSのRE4.25はしばらくは店頭で試聴できます。PHASSのアンプの注文お待ちしております。
PHASSのRE4.25メーカースペック詳細
メーカースペック詳細
出力 25W x 4 (RMS, 1KHz, 8Ω) / 100W x 2 (ブリッジ接続) / Music power : 50W x 4(4オーム)
入力感度 : 1.6V
入力インピーダンス: 10K
アイドリング電流 : idling - 2mA, non-music signal - 1A
アンプSize (mm) : 250(W) x 56(H) x 32(D)
追記
取り付け作業を依頼したい方は店頭へ来店されるかお問い合わせホームよりお問い合わせください。