カーオーディオブログ

日産セレナ

日産セレナ

県内のお客様です。カーオーディオの無料診断のご依頼がありましたのでお受けしました。ご来店されてカーオーディオを見せていただくと何故かカロッツエリアのツィターがガラスの向こうへ向いてついていました。ご本人に聞くところによると高音がとてもうるさいのだとか?。それで反対に向けてもらったそうです。音もAMラジオ以下の音になっていました。

「ツィターをそんなことしなくてもうるさかったらレベルをさげればいいよ。」
お客さん「まともに聞けないので反対に向けてももらった。」と

「少しナビの調整触ってもいいですか?」と言って許可を得て触ってみることに。

すると、とんでもない設定がされていました。ご本人は取付してあまり触っていないとのことでうるさくてツイーターゲインをめいいっぱい下げた状態になっていました。設定はオートチューニングでされていたようで無理に設定されていたようです。そこでデフォルトに戻してやり直してみることにしました。

とんでもない取付が発覚!

調整をするのですがなぜかおかしい。タイムアライメントを普通にすると音がおかしいのです。

まさか!と思いチェックしてみるとスピーカーが左右逆に接続されていました。「え~です。馬鹿じゃん。またしても量販店Aの仕業!。」

このままの調整はできないと思ったのですが変な考えでポジションを逆にして、つまり右ポジションを左に設定して入れ替えた状態で応急処置の調整しました。

サウンドは見事なまでに少なくともまともに聞ける状態までになりましたが、正しい状態でないので修理することを約束しました。

カーオーディオ修理

後日車を入庫してもらい、取付の状態のチェックと配線の修理、デッドニングをお約束して作業開始です。

ドアトリム外すとカロッツエリアのインナーバッフルがついていてそれを外すとカロッツエリアのデッドニング材を数カ所貼っていました。
私からするとなんの意味もないデッドニングと言えます。材料が足りないのか、あった分だけ貼ったという感じです。

お客様に無駄なお金を払わせているな~と思います。


量販A店の勘違いデッドニング

量販A店の勘違いデッドニング

スピーカー穴を全部デッドニング材を貼っていて肝心の水抜き穴までふさがっています。それどころかブチルで傘まで作ってありました。またしてもイラネ~です。だれから間違ったこと教わっているんだよ。!「これをやると変にバックの音が反射して変な音にになるのを知らねーかよ。覚えておけ!。」



カロッツエリアデッドニング吸音材

カロッツエリアデッドニング吸音材

またしてもスポンジ系の吸音材がスピーカーバックに貼ってありました。剥がすと水を含んでビシャビシャです。私の口からこれ、いらね~。」

デッドニング剤を剥がすのも大変です。影響の少ない一部だけ残して全部取り外ししました。

修理の最初はツィーターの移動です。正しくはダッシュボード先端へ移動します。


セレナ カロッツエリアツィーター取付

セレナ カロッツエリアツィーター取付

デッドニングを開始します。ドアの内部へいつものデッドニング材を貼っていきます。肝心なのは必要な強度がどこまではれば出るのか?がです。
貼りながら全体のバランスをとって行きます。


セレナ デッドニング中

セレナ デッドニング中

中を貼り終えるとサービスホールをきれいに塞ぎます。


セレナ 完全デッドニング

セレナ 完全デッドニング

インナーバッフルもバーチ材で作り変えました。切り込みが入っているのは表は配線用で裏側の切り込みはバッフルがついた時に水が溜まるのを逃がす為です。日産車のスピーカー穴は丸でなく小さめになていますのでこのような加工が必要です。市販バッフルはなっていませんのでDIYの方はご注意ください。


セレナ カロッツエリア用インナーバッフル バーチ材制作

セレナ カロッツエリア用インナーバッフル バーチ材制作

しっかり何度も木硬めの防水コーチング塗装して防水処理されたインナーバッフルを取付します。さらに防水のためシール材を塗ってバッフルの水対策はバッチリです。10年は大丈夫そうです。
バッフルの切り込みした水抜きがわかるでしょうか。インナーバッフルの小口はわずかにテーパーになっていて水がたまらない仕掛けになっています。オリジナルバッフルならでは技ですね。


インナーバッフルの防水対策

インナーバッフルの防水対策

スピーカーを元に戻してドアトリムをつければ完成です。


配線修理

パッシブネットワークの接続間違いがありました。配線のミスでドアスピーカーのスピーカー配線がクロスオーバーネットワークに繋がってはいますが接続する端子に接続されておらず何故かバイパスされた接続になっていました。これではウーハーのハイカットがされずフルパスの状態なのでLOW側のパッシブクロスオーバーネットワークの意味がありません。正しく接続し直しします。


間違ってクロスーバーネットワークの配線接続されている状態

間違ってクロスーバーネットワークの配線接続されている状態

ナビ電源の強化 エナジーボックスASKA追加

エナジーボックスのASKAとACPでナビの電源強化をしました。ハイブリッド車の電源はノイズと不安定な電源なのでナビの常時電源を強化することでナビ本来の音質を引き出します。取り付けは設置ボードを作って助手席足元先端にスペースがありましたのでそこに設置しました。メンテナンスのときも取り出しできるように工夫しました。


エナジーボックスのASKAとACPでナビの電源強化

エナジーボックスのASKAとACPでナビの電源強化

ナビを一旦取り外して配線のチェックするとスピーカー線は見事に左右逆につながっていました。正しく接続し直して位相のチェックして正しくなったことを確認してナビを元にもどして取付修理作業は終了です。

サウンド調整

配線は正しくつながっていると調整が非常に楽です。ポジションは右にセットして詳細モードい設定。タイムアライメントを左右をセットして何もしなくてもかなりまともに聞ける状態です。とりあえず1.2時間エージングして再調整します。音場感は良し。細かなイコラライジングをすることにしました。

このお客様は楽器を演奏している方でその手のCDがナビに入っていました。管楽器がまず希望でうるさくないことですがバランスが悪いと聞きにくい音になります。クラッシク音楽と同じですね。何度も聞き直しては調整を繰り返して納得のいく音質になりました。

車を渡してお客様もビックリの様子。「全然別物ですね!。」何度も自分のCD入れ替えて聴いていました。聞きやすくバランスも良いとお褒め頂きました。とても満足いただけたようでなによりです。ありがとうございました。

追記

カーオーディオの間違い取付が多すぎます。うちの店に来て頂ける方はまだ救済できますが、知らずのうちに間違った取付のまま使っているか人が多くいると思うとぞっとします。もしかして貴方のカーオーディオも間違った取付やサウンド調整しているかもしれません。是非、当店の無料診断を受けてみてください。無料でアドバイスやサウンドの再調整することもできます。お問い合わせページよりご連絡いただければ日程を合わせて診断致します。


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