ダイハツムーブ フォーカルPS165取り付け
カーオーディオ取付作業レポート < カーオーディオブログ
今回の作業はダイハツのムーブにドアをアウターバッフル加工してフォーカルのPS165を取り付けしましたのでレポートします。作業時間は火曜日から取り掛かって土曜日渡しの予定です。
お客様は、なんと、金沢の大学へ通っている大学生さんです。アルバイトしてお金を貯めて、当店で音を良くしたいとご依頼を頂きました。前の時にデッドニングをやりまして、今回は第2弾でスピーカーの取り付けです。(ありがたや!お客様は神様です。)予算も大学生さんとあって結構、厳しいのですがおまけしてあげる事にしました。若い人たちが一人でも本当に良い音を知ってもらえるのは本当にうれしいです。(お友達も音に目覚めてくれるとうれしいのですが・・・)
イヤフォン文化の現代ですがスピーカーから本物のサウンドを楽しんでもらいたいので、作業はがんばりましたのでご覧ください。
作業に入ります。ドアをまくると純正ではカロッツェリアの同軸スピーカーがついていました。そしてなぜか隙間を埋める為なかプラスチックのスペーサーがついていました。(写真ボケですみません)
この車の場合、ドアトリム自体にスピーカーが直接ネジで取り付いてしました。これでは背面の音の分離が悪く濁った音になりデッドニングをきっちりやっても効果はあまりありません。ドアトリムのポケットも変な付き方でスピーカーネット部が飛び出ていますので、これをはずして全部作り変える事にしました。
まずはドアのインナーバッフル作りからです。フォーカルのPS165とドアの鉄板の穴がかなり違いますので口径をあわし鉄板を切り取りしました。拡大した穴の切り口に錆び止めをしておきます。
ここにぴったり合うインナーバッフルを作成します。耐水性が高くなるように一番下の土台はバーチ材を使いました。MDFとの張り合わせです。後にMDFも防水処理を行います。
ドアトリムの穴もこのインナーバッフルに合わせてきれいに穴を拡大して合わせました。
インナーバッフルも塗装も行ってドア鉄板に固定しました。
インナーが出来たのでアウターの作成にかかります。純正のポケットを利用しても変な音鳴きが心配だったのでポケットとアウターバッフルを一体化して作る事にしました。
MDFを主体として板を切り出します。
2枚切り出したバッフル以外、丸く変な形をした物の板一枚は、型取りに使用したものでこれは使いません。
アウターバッフルに立体感をつけるのでリング状を切り出して貼り付けその周りをパテで生めて整形しました。苦労したのはドアパネルがかなり波打ってうねっているのでその形に合わせるのに何度もやり直ししました。2枚目の写真はその整形の跡です。3枚目はレザー貼りした写真です。
ドアに付けるときっちりインナーバッフルと合ってドアが一体化しました。
スピーカー付属のスピーカーグリルとPS165のミッドバスを取り付けてドアは完成です。
配線はもちろんドア内に通してスピーカーと直接接続してあります。これはスピーカー付属のクロスオーバーネットワークを室内でつなぎ、音質のセッティングを容易にしかたっかった事と、いずれに交換すると思われるDEH-P01のマルチチャンネル化がしやすいようにとの配慮からです。
PS165のツィーターは付属の取り付けマウントを利用してダッシュボードにつけました。
ネットワークを配線して、これで取り付けは終了です。音だししてみて位相をチェックして揃えたらすべての作業は終了です。
音のほうは結構、低音もでます。バッフルの効果が、かなりあるのだと思います。音のまとまりもそれなりにあって聴きやすいですが、よく聴くと少しはピークがあったりして曲によって目立つ事があります。
現在の2din、CD/MDプレヤーでは調整が何も出来ない状態でイコライザーも細かく調整もできずメーカー(K社)が用意した中のイコライザーから選択するだけのお馬鹿なCDプレーヤーですのでどうにもできません。今後のヘッドユニットを交換が楽しみです。どんな音に化けるのかが楽しみですね。
以上ですべての作業は終了です。アウターバッフルのほうが絶対に音が良いと感じた作業でした。貴方も少しは凝ってみませんか。
追伸
現在の作業予定
11月末までは作業が埋まっています。12月は1~2日、6~7日、8日~10日の予定が入っています。作業を依頼したい方はお早めに予約お願いいます。12月は混雑しそうな予感ですのでメールでかまわないのでお問い合わせからのところから早めに連絡してくださいね。