カーオーディオ取付作業レポート < カーオーディオブログ

先日、又前回にカロッツエリアXをつけた神戸のお客さんがツィターを違う物に変更したいとのことで日曜日は作業していたのですが夜中3時ごろまで取り付けと調整をやりました。

作業をしながらいろんな話を聞いたのですが「関西ではツィーターを向かい合わせにつけるショップばっかりやがな!。なんっもしらんあほばっかりで関西でカーオーディオをつけたやつはかわいそうや。」と何度も口癖のように言っていました。

「関西じゃ、どこのカーオーディオショップへ行っても信用できん。」とまで断言しています。

その人も最初はショップに言われ、間違ったことばかり言われてカーオーディオをつけていたのでした。

音が気に入らずショップに相談すると
DLSの15万以上せんとだめやとか、アルパインのF1が最高や」とか「カロッツエリアのデジタルは薄い音しかせんし最悪やアナログのほうがましや」とか「ツィーターの音がうるさいからこっちに向けたらいかんのや」とか「デジタルとアナログでは向かい合わせは向かい合わせにする角度がちょっと違うんや」とかパッシブネットワークに戻さんとぶ厚い音はでんのや」とか、音が悪いと相談するといろんなアンプや高級CDプレヤー音の購入を奨められ、買わされていましたが納得いく音が出ず、「もうなんぼ金かけてもカーオーディオは音は良くならん。」とあきらめかけていたそうです。

アンプのゲイン調整も耳だけで測定器も一切持たず感でやっているとか!。素人同然のありえないショップのあり方を聞いていて自分も腹がたってきました。

その人は、たまたま私の書くこのブログにぶち当たり見て「これや」と思たそうで勇気絞って電話してきました。

無料でみてあげるとの約束で来店してくれました。

カーオーディオの診断をすると取り付けしたショップがとんでもない間違えを起こしていたのでした。

音を聞いてみると完全に裏返っています。左右の壁に音が貼りついていて音センターがいません。というか真ん中に集まってくる音がまったくなくボーカルも幽霊でどこにいるのかもさっぱりわかりませんでした。「ステレオを聞いたことないんか?」と言いたい。

原因はツィターの向かいあわせについていたことと、パッシブネットワーク表示どうりの配線の接続だったが実上の位相からすれば完全な逆相であったことです。

この取り付けの問題点は高音域の指向特性をまったく無視しています。

向かい合わせににすると高音域の特性が極端に減衰し、正相である音の範囲を超えてしまって正しい音は伝わりません。

それだけでなく人の耳は高音域に対して方向感を鋭く感じる指向特性をまったく無視しています。

私にはなぜツィーターを向かわせにつけるのか理解できない話です。

本当は他店の悪口をネット上で言いたくありませんがこれだけは言わせてもらいたいと思い勇気絞って言います。

「間違ったカーオーディオの取り付けは今すぐやめてくださいと言いたい。」

なぜ、ツィーターの取り付けが向かい合わせだとおかしいのか?

常識として

・ホームオーディオでもテレビでも向かい合わせになったステレオのスピーカーはありません。
・映画館でもスピーカーは向かいあわせになっているでしょうか?

ミニコンポでも、ラジオでも全部自分の方に向いているはずです。ipotだって携帯電話だって向こう向きに聞く人はいません。
大型電気量販店でも行って確認してみてください。スピーカーといわれるものは全部、人に向いているのが常識です。

カーオーディオだけが、なぜ向かい合わせに未だにつけているのか?が不思議で仕方がない。

もし、ツィーターうるさいと言うならツィーターの出力レベルを単に下げればよい事ですし、特定の周波数がうるさいなら簡単にイコライザーでも使ってその周波数帯域を下げればいいだけです。イコライザーが無くパッシブネットワークならその帯域のフィルターを作ればプロショップなら簡単に直すことができるはずです。このくらいできなきゃカーオーディオプロショップとはいえない。

スピーカーケーブルも普通に欲張ないほうが素直な音がでることも多く、シャークワイヤーのような銀線を使うと5KHzに大きなピークの山できます。(素直なケーブルを見つけて配線してほしい、特性を測るとすぐにわかります。)

このブログを見ていてくれる貴方が、間違った取り付けはしていないと思いますが、

もし、そのような人がいたら正しいことを教えてあげてほしいと思います。

何度もうるさく言いますが「音には音のメカニズムがあって人の耳の特性を無視したオーディオはありえない」のです。

カーオーディオだからとかホームオーディオだからとか言い訳はいりません。

理屈にあった取り付けと調整をするだけで簡単に良い音に変身します。見た目を追う取り付けばかりして音を妨げているならそんな取り付けはいりません。

本当はカッコいい取り付けなんていりません。カーオーディオはドレスアップのアクセサリーではありません。

車で極上のいい音が聞きたいと思ったから高価なオーディオを買ったはずです。そうでなければ自動車メーカー標準のカーステレオかラジオで十分じゃないですか。

私は少しでもカーオーディオの楽しさを知って貰いたくて、そんなに儲からなくてもこの仕事を続けています。オーディオはお金の額より楽しさが優先すべきです。趣味嗜好品なのだから。

カーオーディオの楽しさを伝えず儲けばかり考えているショップに本当に腹が立ちます。今すぐ勉強し直してほしいと思います。

もう、人をだますカーオーディオなんてもう、見たくもないし、そんな悪い話も聞きたくありません。

貴方も、本当の事を教えてくれるショップを探してみてください。

それでも見つからない場合は当店へメールでもいいですので相談してみてください。相談でお金はとりません。

来店してくれるなら本当のカーオーディオのあり方を教えます。

楽しいカーオーディオライフを見つけてくださいね。

次回は間違ったミッドレンジ取り付け編を書きます。

では、又。


カーオーディオブログ

カーオーディオ取付作業レポート

カテゴリーリスト

ピックアップ

石川県加賀市大聖寺下福田町38-1
STUDIO-MESSE(スタディオ・メッセ)
TEL 0761-72-5030
定休日 毎週月曜日
営業時間午後11時~6時