カーオーディオ取付作業レポート < カーオーディオブログ

新車のスバルフォレスタにVifaのVM565シリーズのミッドバスVM-565MWとツィーターVM-565TWの取り付けをしましたのでレポートしたいと思います。



お客様は金沢市方面のお客様です。新車を買う前にカーオーディオの取り付けの相談がありました。店頭にてvifaのデモ品を聴いてもらって即、決定してくれました。アンプも店頭にてデモ中のARCAUDIO(アークオーディオ)のアンプXDi804(80W×4ch)のアンプです。最初はCDプレーヤーを手持ちのDEH-P01とナビをつけたいと言っていたのですが操作も複雑化するのであっさりオーディソンのbitTenをつけたほうが操作面では簡単なのでこちらを提案させて頂きました。

メインユニットは持ち込みのサイバーナビAVIC-ZH09CSにアンプアークオーディオXDi804、オーディオをコントロールするプロセッサーはオーディソンbitTenでアクティブでコントロールしてスピーカーのVM-565MW、VM-565TWを鳴らします。スピーカーケーブル(MK#4)、RCAケーブル(ナノ3)の配線類はナノテック・システムズを使います。電源ケーブルにはオリジナル加工(超電解加工)のケーブルでサウンドクオリティを引き上げる事にしました。

早速作業開始です。最初にドアをばらしました。相変わらず安っぽいプラスチックスピーカーが付いています。交換するのでどうでもいいのですがあまりにも純正品って見えないからと言って消費者を馬鹿にしていますよね。
今回のデッドニング処理は、VM-565MWをガッツリ低音を出す為にしっかりと隅々まで補強します。カスケードのV-MAXでドア内部面に貼り付けしました。デッドニングの材料にもよりますが、ちまたの話じゃ、全面貼ったら低音が出なくなるというのはおかしな話です。貼らないと超低音の振動は押さえられないのです。でも、何でも貼ればいい言ってもんでないですけどね。そこがノウハウなんです。




サービスホールも下処理を行ってしっかり塞ぎました。ドアトリムにも2種類の吸音材を効果的に貼り付けして余分な音を吸音します。どう貼るかは車によっても違ってきます。最近音が良くなる為に材料もどんどん変化してきています。



インナーバッフルの作成です。インナーフバッフルは市販の物はまったく約にたちません。純正が傾斜付いている事やVM-565MWに合わせないとぴったり付かないからです。シナ合板でベースを作り、バーチで傾斜バッフルを作成しました。




ツイーターVM-565TWの取り付け加工ですがAピラーに威圧感が無く取り付くようにしたいのでマウントを作成して土台を作りました。



ベースマウント作成したあとにピラーへ固定の為、パテの足付をするのですが、ダッシュボードにマスキングして汚れを防止してパテの足付けです。




整形してダッシュボードと同じ色のエクセーヌを貼って取り付けします。きれいにできました。






外から見てもあまり大きさが感じずスマートな感じで仕上がりました。この位置を選んだ理由として運転席からみて視界を出来る限り妨げない事でした。

アンプとbitTenの取り付けは助手席シート下へ取り付けしました。配線はサイバーナビAVIC-ZH09CSのスピーカー出力をナノテックのスピーカーケーブルに結線してbitTenへの入力としました。こうする事でノイズの低減とハイゲインによる音質の向上が見込めます。オリジナルで製作したナノテックのRCAケーブルがやけに高級に見えますね。



一様完成したところで、すべての接続の間違いが無いか確認したあとにbitTenが動作できるように設定します。最初にパソコンにbitTen付属のCDでソフトをインストールしてドライバーなどを組み込みます。次にUSBケーブルでbitTenにつないで立ち上げるのですがこの時すべてのRCAケーブル、又はスピーカーケーブルをはずしておきます。これはbitTenがデフォルトの状態ではフルレンジとして出力してしまうのでスピーカの破損を防ぐ為です。フロントの出力をTW、リアーの出力をMWと設定してからでないと接続できません。bitTenのマニュアルにも書いてあるので順序よく設定します。

これが終わって、ゲインを再確認しました。まず最初に、サイバーから出力した信号をウエイブテスターで歪む場所を探します。テスト信号を入れてbitTenのLEDランプを見ながら入力調整します。別のテスト信号を入れてbitTenの出力で歪むかどうかをテストして再度入力信号を再調整して左右の出力をきっちりあわせました。これでアンプへRCAケーブルが接続できるようになります。アンプのゲインも合わせます。ウエイブテスターを使うことで歪みが無くアンプの性能も最大限に引き出します。



音質の調整はタイムアライメントをセットし、クロスオーバーネットワークをセットしますが、周波数特性測定して測定結果を見ながら調整しました。クロスオーバーポイントは少し変則的でツィーターが5500Hz、ミッドバス側は5000Hz、スロープ-12dbにしました。これは、この車の場合、測定結果からみて5000~6000Hz付近に少し山なりのピークがありました。無理に設定しないほうが音質としても良かったので今回はこの設定を選びました。

イコライザーの設定をする前の周波数特性は以下のとうりです。



びっくりしたのはドアだけでも低音の伸びが30Hzを超えていた事です。VM-565MWが如何に凄いのか?、それともドアのデッドニング処理が凄いのかはわかりませんが総合的にうまく出来たのだと思います。曲をかけて音質を聴いてみても恐ろしく超低音が聞こえていましたし、気持ちの良い上質な低音が心地よく聞こえました。

特性での80Hzのピークはエージングが進めば少しづつ収まってくると思われますが今のところは、イコライザーで補正しておく事にしました。そのほかの細かなチュ-ニングも済ませると結構イコライザーを無理に補正しなくてもわずかの補正値3db以内で収まりました。bitTenのイコライザーはDEH-P01よりも細かく設定できるのでとても便利です。

測定結果は以下のとうりです。



仕上がった音はホームオーディオのような上質な感じの音で心地よく音楽が楽しめます。他のカーオーディオスピーカーと違って高級感のある音質がさらに音楽を楽しくさせてくれ、カーオーディオとは思えないようなサウンドはさすがVifaのVM-565シリーズは凄いです。お客様へ車を渡して聴いてもらったら今まで聴いていたカーオーディオの音と違う良い音ですと評価を頂きました。満足されたようで、私としても嬉しいです。予算があれば貴方もVifa VM-565MW、VM-565TWをつけてみては如何でしょうか。

追伸

取り掛かってからの製作日数は1日は当店のお休みも入っていますが約9日間でした。いい物をしっかり丁寧に取り付けしようとしたら最小限でもこのくらいの日にちはかかるものです。最近は、スピーカー付けてデッドニング、調整もすべて行って1日でつけてくれとか2日で何とかしてくれとかで、超ハイペースの作業が多くゆっくりもできません。本当に良いの物にしたいのなら自分の都合ばかり言われても本当に困りますけど一様できる限りの対応はさせて頂いていますが、代車もお貸しできるので少しは余裕をお願いしたいです。

代車のお問い合わせについて

カーオーディオの取り付けで代車が必要な方には予約して頂くことで代車をお貸ししています。軽自動車(ETC付き)ですが、当店としても大切な車ですので取り扱いにも気を使ってほしいです。たばこの禁煙のお願いもしています。なぜならば、他のお客様にも気持ちよく貸したいですし、ごみなどの放置や傷、汚れが多くなると気分も悪くなります。こちらとしても代車の維持には経費もかかりますし、貸し出しは無料と言ってもせめて、ガソリンぐらいはいっぱいに入れて返してくれても、バチは当たらないと思います。当店として音作りにもお客様が払った金額以上の作りこみや音を引き出す事をしていますので、貴方の気持ちも気持ち良く5:5の気持ちを持って頂きたいと思います。今後ともよろしくお願いします。

今後の作業予定

11月3日~5日スズキスイフト、スピーカー取付、6日軽自動車ツィーター取り付け、ファインチューン、10日ごろPHASSアテンザ取り付け予定です。17日、デミオスピーカー取付

予定ですので変更もあるかと思います。詳しくはお問い合わせください。


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