カーオーディオ取付作業レポート < カーオーディオブログ

少し前にマツダCX5に取付したスキャンスピークオートモーティブとヘリックスのDSP、MATCH Plug&Play、PP-52DSPを取付したので紹介します。



お客様はカーオーディオシステムはカロッツエリアのサイバーナビが取付されていました。最初は何か良いスピーカーを安く取付したいと思っていたそうですが何度か店頭へ通っているうちに、もう少しグレードアップを狙いアンプ内蔵したヘリックスのDSP、MATCH Plug&Play、PP-52DSPも一緒に取り付けすることにしました。

このMATCH Plug&Play、PP-52DSPはフロント、リア入力又は、どちらかの入力で3ウエイまで構築できるDSPです。しかも6チャンネルまでのアンプも搭載しているので余分なアンプいりませんし、タイムアライメントや31バンドイコライザー、クロスオーバーネットワークが自由に設定できるマルチチャンネル化できる優れた商品です。専用ケーブルでつなげば非常に簡単に接続可能です。

さて、カーオーディオ取付作業はドアのデッドニングから始めました。



ドア全面にガッツリカスケードのV-MAXを張り、グレーの部分のサイドインパクトビームにあたる部分はカスケードのVB-1、塗装型の防振材料です。スピーカーバックの背面処理はアコースティックポリパネルにより背面強度の確保と背面の音分散を行うようにしました。CX5はドアが比較的大きいので意外とこれだけ貼ってもカスケードの場合貼り過ぎにはなりません。自作ユーザーの方は他社製品でここまでやると問題があるかもしれませんので真似をしないようにご注意ください。この作業は経験に基づくものです。材料の性質を把握した上で行っている作業ですから同じように行って音が悪いといった結果があっても責任持てませんのであしからず。

サービスホールのプラパネルはいつものようにVB1で制振しました。この手のパネルの制振はこのやり方あ一番良いです。意外と効果が高くほぼ全面に制振できるのでいいです。



インナーバッフル取付とスキャンスピークオートモーティブのミッドバススピーカーを取付しました。以前にも紹介している51mmのバーチ材で作ったインナーバッフルにしっかりと取付します。バッフルにはわずかにスピーカーとツラを合わせるように加工しました。



スキャンスピークオートモーティブのツィーター取付です。元々、加工せずに取付できるようにツィーターはマウント付きなので簡単にダッシュボードの純正スピーカー位置に取付しました。



配線作業で今回はツィーターのクロスオーバーネットワークは付属のパッシブクロスオーバーネットワークを利用しました。



ミッドバスのみPP-52DSPのアクティブクロスオーバーネットワークを使ってセッティングします。MATCH Plug&Play、PP-52DSPのデフォルト状態ではフルパスで音を出してしまいますからその時のツィーターの破損を防ぐにもパッシブクロスオーバーネットワークをつないでおけば壊す事もありません。ミッドバスをアクティブにした理由は車に合わせた積極的な特性作りが可能としたかった為です。エージングが進んだ時にも積極的にセッティグを理想な形にしたいのです。写真に写っている右側の太めの黒い網ケーブルがMATCH Plug&Play、PP-52DSPのまとまった配線です。これでインとアウト、電源線が一つにまとまっているので配線は比較的楽です。しかし、メイン電源はバッテリーから直取りしたほうがいいです。

取付に関する事はこれで終わりです。音調整は、数時間エージングを行い調整に入ります。とりあえずタイムアライメントの数値をパソコンで入力して特性を測りながら、ミッドバスとのつながりが一番特性的に良いのかフルター特性を探って調整してみました。



ミッドバスのクロスは今のところゆるめにセッティングしてツィーターととつながりを良くしました。5KHzからフラットに伸びているのがツイター特性で全体の出来も良くできました。お客さんに説明して車をお渡しすると笑顔で答えてくれました。今後のエージング次第で、再調整してもっと煮詰めていきたいと思います。

その後、アイドリングストップで音が出なくなる症状が発生しました。多分サイバーナビが電力をかなり食うのではないかと疑ってみて配線をあれこれ変えてみました。おかしな事に純正の電源コネクターよりナビの配線をするほうが安定していました。DSPはバッテリーより直につなぎ分散した配線をしてDSP電源にキャパシターをかます事でアイドルストップ時に音が出なくなる現象を解消することができました。これが得策なのかはわかりませんがこの車の場合はこの方法が良かった為、こうした配線にしました。

アイドルストップでの音のでなくなる対策はひとつの方法では解決しない事があります。何がどうなっているのかを一つひとつ調べないと対策ができませんので厄介です。今後もアイドルストップ車ばかりなので対応策は面倒だと思われます。その場合余分な対策部品などや工賃が必要となりますので取付依頼を考えておられる人は少し予算を余分にみておいたほうがいいと思います。

今回はCX5を何回か紹介しているのであまり多くは紹介しませんでした。申し訳ありません。以上です。


お知らせ

10月8日火曜日は個人的な所用でお休みさせて頂きます。


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