カローラ フルデッドニングでサウンドアップ
カーオーディオ取付作業レポート < カーオーディオブログ
少し前に取付直したカローラのデッドニングと調整のレポートします。
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システムはDEH-P01、TS-1710A、チューンアップサブウーハーTS-WX11Aで取り付けがされていて、デッドニングと調整をやり直したいと依頼がありましたので作業しました。今まで安易に量販店などで買ってただ取付していただけというので音が悪くスッキリしない音でした。
ご依頼主はスピーカーの交換なども考えていたそうですが、それより、取付の方法とデッドニングと調整をやり直す事を優先して提案させて頂きました。
早速、ドアを外してみますとパイオニアのハイグレードインナーバッフルキットがついていました。又、TS-1710Aのパッシブネットワークがキックパネル内に取り付けしてあったのでDEH-P01のデジタルネットワークが使用せず、本領発揮できていませんでした。DEH-P01ならマルチ接続にすべきです。
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ハイグレードインナーバッフルキットでお金をかけない方法なら通常は問題はないようですが、しっかり鳴らすのであればドア内部からの防振は絶対に必要です。今回はフロントドアのデッドニングをしっかりやり直します。鉄でできているインナーバッフルだけ利用して後はいつものようにドアを加工します。
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写真左はドア内部にデッドニング材を貼り付け中の写真です。右写真はサービスホールを塞いだところの写真です。このままじゃ普通のデッドニングに見えると思いますが防振材の貼る位置や使用する材料を使い分けて適度な強度の確保を得ています。右写真で見えているのですが、スピーカーバックにはアコースティックポリパネルを使っています。
配線も純正配線を分解してスピーカーケーブル、ナノテックのSP#79MK-4を通しました。スピーカーケーブルは4芯なので赤と白の中低音専用配線だけドアに通しました。
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スピーカーを取り付けして、ドアパネルにも制振材V-MAXと吸音材にてドアパネル空洞部の隙間を埋めました。
無駄な響きを吸音してスピーカーが出したい音を引き出します。
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ドアを組み付けてドアの加工は終了です。
DEH-P01の配線もやり直しました。DEH-P01のアンプは変わったところについていましたのでアンプはシート下へ移動しました。
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電源をバッテリ-から直に配線して当店オリジナルのCPM内臓のキャパシターを取り付けしました。もちろん電源リレーも使って常時電源やアクセサリー電源、DEH-p01付属のアンプへの安定した電源供給をするように配線しています。(写真はわかりにくいでうが黒い四角いボックス右がキャパシターで左の黄色い線いがつながっているのが電源リレーです。)RCAケーブルはイーグルケーブルに交換しました。当然、ウーハー用のRCA配線も交換済みです。
以上、CDプレーヤーを元に戻してすべて取り付けは完成です。
調整はいつものように3時間ほどエージングして調整にトライします。
TA、ネットワークを特性を測ってチェックしながら決めていきます。ある程度できてきたら音楽もかけてみて正しいかどうか確かめて、最終の設定を決めました。十分聞けるぐらいになったところでイコライザーを調整しました。
測定結果は以下のグラフの通りです。
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結果、ウーハーのつながりがかなり良好です。1KHz付近にに少し谷間やピークがあったりしていますが左右の音合成時にはほぼフラットに近い状態です。左チャンネルのピークは定在波かと思われるのであまり多く修正はしませんでしたが、実際の音ではそれほどきつくは感じないのでそのままになっています。
音質は無駄な響きがなくいい感じで鳴ってくれています。欲を言えばDEH-P01のアンプでなくもう少しパワー感のある外部アンプに変えたいところです。それとチューンアップウーハーの質感もっとよければと思ってしまいました。その分フロントのドア処理が完璧だったと思われる結果だったと思います。又、エージング進めば音も変化するので再調整は必要になるでしょうからそのときはもう少し煮詰めたセッティングしたいと思っています。
以上、カローラーの取り付けレポートでした。
追伸
やっとこちら北陸でも暖かく春らしい天気に恵まれています。今からこそ、カーオーディオをグレードアップするには相応しい時期です。ゴールデンウーイーク前にきっちり取り付けや調整し直してお出かけしてみませんか?。
震災などによる影響で自粛ばかりがいいとは思いません。西日本の地域なら活発に行動したほうがいいです。そのほうが日本経済にも貢献すると思います。
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では、又書きます。