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カーオーディオ取付作業レポート < カーオーディオブログ

マツダアテンザ純正カーオーディオのデッドニングと音質調整の作業です。この車は福井県のお客様の車ですが以前にも音質改善の為、軽くマイナーチューニングをした車です。しかし、異常なほど低音が出すぎていた為に、振動に耐え切れずにドアがびびってしまっていたので調整する依頼を受けました。デッドニングも追加して予算は5万円で何とかしてほしいの事で引き受けました。



音質をチェックすると高音域の伸びがない感じで低音だけがやたらにドコドコ不自然でしたので、まず、先にデッドニング、パッシブネットワークの作り直しをすることにしました。



デッドニングは前に軽くしていたのですが今回は徹底的にやることにしました。作業に入ります。

まず、ドアをバラすのですが、マツダはサービスホールをインナーパネルで埋めてある為、それをはずすとウインドガラスまで落ちてきますのでガラスを下まで下ろして置いて分解します。はずすのはとても面倒な作業ですが、十分注意してインナーパネルとガラスをはずします。少し慣れが必要かな。

ドアの中を以前のデッドニングに追加してドアのパネルも防振しました。

デッドニングが完了したら元に戻してパッシブネットワークを作ります。



以前のパッシブネットワークはミッドバス、ツィーターのスロープは-6dbでしたが今度はツィーター-12db、ミッドバス-6dbの非対称ネットワークです。ツィーター取付けの時は、実際の位相をチェックして接続します。

<写真はネットワーク製作中に撮りました。>

黒のコンデンサーの上に貼り付けて、赤く見えているのがツィター用のコイルで緑色に見えているのが高級固定抵抗です。ツィーターのアッテネーターで計算上-6dbダウンです。4オーム固定抵抗3個で作ることができます。ここにミッドバスのロ-パス用、コイルも追加します。シンプルに作って音質を向上させようという試みです。



ちなみに値を公開しておきます。

作るネットワークはクロスオーバーポイント4180Hz、ミッドバスの計算上のフィルター特性4180Hz、-6dB/oct LPF[Hz]、コイル0.152mh(実際には0.15~0.18以内が良いかと思います。)

ツィーターは、計算上のフイルター特性5488Hz、-12dB/oct HPF、コイル0.163mh、コンデンサー5.1μF

(部品の関係上から設定しましたがパイオニアのツィターがチューンアップ用なのでクロスポイントを高めに設定しました。)

ネットワークが完成したらドアを一度完全に戻します。

音出しをして不要なびびりつきがないか確認しましたが問題なさそうです。音質もパッと聞いた感じでは結構いい音がでていると思ったので測定をしてみますが、その前に位相をチェックしてみました。



あれ?、何でこんなに広がってきこえるのか?。位相チェカーで調べるには接続には問題ありません。そこで、CDによるインフェイズとアウトフェイズのチェックしてみると完全に逆相に聞こえます。

アウトフェイズでセンターに位置がはっきり出ています。

そこで、もう一度ドアパネルをはずして接続を変更してみました。

同じようにCDによる位相チェックではまったく変わりませんでした。むしろ音質が悪くなった感じがしました。

頭を抱えたまま、もう一度元に戻しました。



問題は、助手席のグローブボックスに取り付けしてあったプリアンプつきのSRSプロセッサー、またもや変なアンプ内臓のプロセッサーが問題!だろうと予測。

随分前にフェイズが発売していたPhase MODEL5.1 は5.1チャンネルに対応したSRSサラウンド。SRSサラウンドは、左右の差分を引いて擬似的に広がりを出す装置で、右だけに絞っても左からかすかに音が出ていますので逆相の成分は消すことができません。このPhase MODEL5.1では完全にバイパスして切ることができないようで、スピーカーの接続を変えても位相が何故か逆相となってしまっているとしか思えません。いくらやってみてもはずさない限り改善はでき無い様子。しかし、広がり感のある音はちょっと捨てがたいということで、このまま使用することにしました。はずすにしてもオーナさんの許可が入りますのでやめました。



このPhase MODEL5.1のいいところだけを使ってみようと心みてみましまた。

そこで音質の調整をしてみようということでいつもの測定をしてみました。

車を持ち込んだままの設定で測ってみましたが高音がちょっときつく感じたので純正のカーオーディオで高音を-2下げました。TruBassはONの状態です。

もう少し触ってみようとFOCUSを触ってみました。

FOCUSをOFFにしてみます。結構音質も変化しました。

少し沈んだ音だったのでFOCUSをONにしてどのように変化するのか調べてみました。

FOCUSをMAXにしてみました。中音域から高音にかけて持ち上がるようです。

FOCUSを中間にしてみました。最初に近い感じです。

そこで測定グラフと睨めっこしながら聴感で合わせてみました。

FOCUSを少し上げたほうが生めかしい音質に感じますので適度に1/4程度かそれ以下に合わせてツィーターがきつく感じた部分を純正のカーオーディオで高音を-1下げました。TruBassは、ONの状態でわずかに使用していますが、無くても問題ありません。無いほうが自然かもしれません。好みの問題かと思います。

こんな感じでできまました。特性もまずまずです。1.2KHzにピークがあるのは、今はどうにもできませんが、逆相を改善してタイムアライメントとイコライザー付きのCDデッキでもあれば簡単に改善はされますが、このPhase MODEL5.1が付いてる以上どうにもできません。

それより堅苦しいこと抜きにして、オーナさんが楽しく音楽が聞けたらそれでいいだと思いますので逆相の問題点はオーナーさんに考えてもらうことにします。



以上、マツダアテンザの純正カーオーディオのデッドニングと音質調整はこれで終わりです。


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