関西から来たクラウンに普通じゃないDEH-P930取付
カーオーディオ取付作業レポート < カーオーディオブログ
12月2日の日に予約があった関西からのお客さんの車はクラウン175系の純正ナビ付き車であった。
なぜ関西からはるばる北陸まで来たのかというと
先月に来店があった関西のエスティマのカーオーディオを診断しダメであったツィーターの取付けを変更と間違った考えで施工されていたデッドニングとDEH-P930を取り付け、当店流のチューニングをやったところ、そのご本人が偉く感動し、知り合いの人たちに聞かせると「何でそんな音がでるんや~」と言われるそうで「北陸のある店へ持っていったら皆こうなるねん」と、言うと俺もやってほしいとなるようです。
本人いわく、地元200万円以上もするカーオーディオに勝っているとか言ってました。
話は元に戻ってクラウンの取り付けの注文は普通じゃなかった。
純正を生かして外見はまったくわからないように取付けをすることでした。
なぜかというと「奥さんにばれると困るんやー」なんです。でも音だけは良くしたいとのこと。
で、考えたあげく取付けのメユーは純正をブレイムスのハイローアダプターHQC-20HLでRCAに変換してCD-RB10(IPバス→RCA変換)を使ってCDデッキを外部入力で入力して内臓アンプを使ってマルチチャネル化して純正ウーハーに小細工した中古のロックフォードのアンプで再生することにした。
まず作業はドアをばらし間違ったデッドニングを修正し配線はマルチの為、ドアから引きなおして左シート下まで持ってくる。ここにDEH-P930を付けます。
次に純正のアンプを探したところグローブボックスをはずすとその裏左側にアンプがあるはずしてみるとfujitutenの文字があり配線コネクターは汎用であるトヨタ10ピンカプラーが刺さっているのでこれで間違いがないことを確認。
ここからが難題でこのコネクターを富士通の汎用コネクターを利用して改造することにしました。ハイローアダプターにピンをつけて
オリジナルコネクターを作成してRCA変換を接続しました。
電源はバッテリーから8ゲージを引き途中でCDデッキ用に分配し一方はトランクへサブウーハー用電源として使用します。
カーオーディオのCDデッキはブレイムスのHQC-10RMとリレーを使って0.8秒遅らせてCDデッキの電源を立ち上げます。なぜかというと電源が一揆に入ってしまうとボツというポップノイズが発生する可能性があるので回避する為にブレイムスのHQC-10RMを使いました。
ひと通りフロント周りの配線を終わらせてトランクのウーハー周りに防振処理をし純正のウーハー配線を切断してロックフォードアンプと接続して取付けは完了です。
P930調整の調整がシート下なのでシートははずしたままで調整しその後でシートをつけました。
カーオーディオの調整にはミューゼのタイムアライメントチェッカーで位相チェックとタイムアライメントチェックして入力し、イコライーザーは、ピンクノイズで左右の音の違いだけをわずかに修正。ツィーターの右だけが16k+1と20kHzを+2db修正、ミッドバスは500Hz+2と315Hz+1でボーカルお厚みを調整だけウーハーはTAの数値を基準より多めに設定した簡単な調整です。
なぜ、そんな簡単な調整でフラットになるのか?と皆さんから良く言われます。
音響理論を利用するとあまりいじらなくて良いのです。
1.位相コントロールを自由にできる事。
2.タイムアライメントは無茶に入れない。
3.全体のつながりとフラットなバランスをネットワークとTAで追求。
4.デッドニングとスピーカーの取付けが間違っていないこと。
たったそれだけでイコライザーは、ほぼ不要に近い状態に作れるのです。
もし、イコライザーをかなりいじくり回しているとしたらこの何かが間違っているのです。
クラウンのカーオーディオの音はスピーカーにへばりついていた音が見事に分離しセンターダッシュボードからきれいにボーカールが浮かび上がります。
作業を朝10時から初めて終わったのが深夜12時でした。
それからお客様は関西へと帰って行きました。
もう疲労の限界で次の日はほぼダウンで仕事になりませんでした。
又、9日には関西から別のお客様の予約が入っています。
さて、どう音を変えるのか楽しみです。
PS、写真を撮り忘れましたので掲載できませんでした。