ホンダオデッセイハイブリッドmorel HYBRID602スピーカー交換
カーオーディオ取付作業レポート < カーオーディオブログ
オデッセイハイブリッド車のスピーカー交換のレポートです。モレルのスピーカーハイブリッド602を取付しました。今回のご依頼は関西方面の方です。オーディオのシステムはナビがホンダ純正8型ダイヤトーンのナビです。サウンド調整幅もなくあるのはポジション設定とわずかなグラフィックイコライザーぐらいしかなく、細かい音の追い込みはできません。果たして出来上がりはどのように完成するのでしょうか?。早速、作業開始です。
純正スピーカーの取り外しからスタートです。ドアトリムを外して純正スピーカーを止めてあるネジ1本を外しスピーカーを上に引き抜けば簡単に外れます。
サービス・ホールを覆っているビニールを外すのですがくっついているシール材がネバネバしていてきれいに外すのが厄介なのです。きれいにとって配線などのクリップを外してデッドニングをやりやすくしてからデッドニングをしました。ドアが大きいので貼る面積は大きめでほぼ全面に貼り付けしました。OFCスピーカー配線も通しておきました。
純正スピーカーの穴は小さく、モレルのハイブリッドのミッドバスが当ってしまうので部分的にカットしました。
サービス・ホールの穴埋めです。VB2にていつもの貼り付け風景ですが一度に全面を貼るのは大変なので分割してほぼ全体になるように貼り付けしました。バッフルは予め先に作っておいたので取付します。
モレルハイブリッド602のミッドバスの取付です。ドアトリムとの密着を上げるためにスピーカーの厚みを計算してバッフルは作り込んでありますのでスピーカーが付いたときに厚みが隙間なくなるようにしてあります。スピーカーが付いたらドアトリムをもとに戻してドアは完成です。
ツィーターマウントの作製です。バーチ材で予めにお茶碗のように作っておいた物をピラーに合わせて形を作りました。
センターフォーカスを合わせるためにレザーポインターで焦点を決めております。左右が同じ位置になるようにしました。実はこれが一番たいへんな事でピラーの先端のほうでツィターマウントを固定するのは難しいかったです。ほんの数ミリ手元が狂っただけでもものすごく焦点が変わってしまいます。ここが音の要となります。
できたツィターマウントにウルトラスエードで貼りました。内装に近い色をあえて注文して合わせましたがわずかに色の違いはありますがぴったり内装と同じというのはできないですね。でも努力はいたしましたのでご勘弁くださいというところでしょうか。
今回ツィーターを奥の方につけたには理由はあります。ナビが純正なのでタイムアライメント調整ができません。そこでアナログ的に距離をとりセンターを合わせる事で音像のフォーカスをセンターに再現してみようと考えたのです。
配線はそれぞれモレルハイブリッド602のパッシブクロスオーバーネットワークにつなぎます。純正ナビを一度外して裏コネクターにMATCHのPP-AC48を配線加工して純正配線とナビの間に取付しました。これは純正配線は非常に細く、切って加工するとトラブルになりかねない可能性もあります。又、切ってしまうと元に戻せません。MATCHのPP-AC48をつけておけば将来MATCHのDSPアンプなどのシステムアップも簡単に可能です。パッシブクロスオーバーネットワークはシート下に設置しました。パワーシートなので設置スペースが狭いですがなんとか隙間に設置できました。
以上でモレルHYBRID602スピーカー交換は終了です。バッテリーつないでチェックして問題ないことを確認してサウンドチェックです。少し調整してみようと思ったのですが音出しの段階できれいにフォーカスはダッシュセンターでボーカルやバスドラムなどがセンターに位置して鳴ってくれています。音質的に荒れたところは感じられずバランスも良い。とりあえずしばらくはエージングします。
調整すると言ってもF特を測ってみて帯域のバランスをイコライザーで少し触るぐらいで大丈夫そうです。お客様からの要望があったのが後部座席に乗ってもいい音であってほしい。リアースピーカーも鳴らした状態でのセッティングを希望されておりましたので今回のセッティングは純正リアースピーカーも鳴らした上でのセッティングになります。
フロントだけにすればフォーカスもセンターとなり音質もわずかに向上するのが見られますがリアーを出していくとフォーカスがわずかに左に寄っていくのがわかります。リアスピーカーの左右レベルが調整できないのでこの状態での調整を試みました。
イコライザーは必要最小限として全体の音質バランスを整えてみました。低音の量感を少し出して高域のスカッと出る感じを残しながら全体のフラット感を出す事にしました。
音質的には問題もなくできはかなりいいほうだと思います。又、イコライザーのメモリが2つありましたのでフロントに全部振ったときの調整はメモリ1に入れました。2つメモリあるのでお客様の使い方次第で使い分けしてもらうようにしました。
エージングはまだまだ進むと変わっていくと思われますがとりあえずお客様には満足してただけました。DSPアンプの追加が無くても我慢できそうなぐらい完成度が高くなりましたのでこれまた、当分は売上アップはなさそうですね。(泣) 遠方よりご依頼頂き本当に感謝申し上げます。又のご利用お待ちしております。
追伸
ブログアップできなくて申し訳ないです。まだ、注文頂いている取付がお盆後までバックオーダーあって時間がありませんでした。8月の後半からは稲刈りが始まります。十分に電話連絡が取れない可能性もあるのでお問い合わせとりメール入れてもらえると助かります。取付ご依頼頂いた方には絶対に満足してもらえるように努力しておりますので少しお時間くださいますようよろしお願いします。8月後半や9月の予定は現在入っておりませんのでお早めにお問い合わせください。