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前回に引き続きエクストレールの調整です。

調整にあたり慣らしを3~4時間行いました。ミッドレンジのゲインをチェックし、タイムアライメントの設定を入れてDEH-P930のクロスオーバーの設定をするのですが音を聴きながらより一度特性をチェックしたほうがより早く設定できるので測ってみました。

モレルのダッチ6.5インチミッドレンジをフルパスで測ってみます。



デッッドニングの効果も高いようで全体的には左右の特性の誤差も少なく、バランスが取れた感じです。高音の伸びは6.3KHzからダウンしているのでこの周波数以内でクロスの設定をする事にします。

ツィータのスプリーモも測ってみました。1.25KHzでスロープ-6dbローカットした特性です。破綻がなく十分にフラットな特性を得ています。6.3KHzからの下がった特性はツィーターが内振りになっているのでこのような特性を示していますが注目すべき点は左右の特性(青が左ch、赤が右ch)が誤差もなく同一の特性を示している点です。左右のツィーター角度が正確に取り付けできている証拠でもあると思います。



モレルのスプリーモはワイドレンジなツィーターですので設定が非常に楽にできます。ミッドレンジとのクロスを任意に2KHz~3.15Khzの間で一番特性の良いところでつなぎ合わせてみます。又、同時にツィーターのレベルをアンプのゲインを調整してみました。



特性と音場感などを試聴から決めて、ツィーターのクロスオーバーを-12dbカットスロープ、ミッドバスを-6dbにセットしてみました。カットの仕方によって定位やフォーカス感が変わってくるので、その車や使うスピーカー、条件、どんな風に聴きたいかによって設定の方向性は随分の変わるので慎重に決めます。クロスオーバーネットワークがDEH-P930がアクテティブなのでいつでも気が変わったら設定をやり直す事も簡単なのは助かります。パッシブじゃ、こうはいきませんね。

この車のサウンドチューニングはここからが本当の勝負どころ。簡単にイコライザーで補正してみましたがDEH-P930のイコライザーのバンド数は少ないので多く動かせば動かすほど音質は悪くなりましたので、補正を戻しながら全体の調整をやり直しします。イコライザーの補正は最低限度ですませ、ようやく納得の行く結果が得られました。



試聴してみると嫌な音もなくバランスの良い音です。しかし、ちょっと味気ない感じもしましたのでモレルのスピーカーの個性を消さない程度に補正しました。

カーオーディオの音調整は測定も大事だけど人の耳で聞く感性も大事です。良い音のお手本を知っていればより調整はやりやすくなります。いろんな良い音をたくさん聴いて自分の耳を慣らしてください。自分の車のカーオーディオが一番だと思っている人ほど大した音で無い事のほうが多いです。お金がかかっているからいい音がすると思うのも大きな間違いです。どんな風に生かすかは貴方の耳と感性が大事なのです。

調整などに息づまったら当店へお越しください。

お知らせ

イベント開催のお知らせです。6月23日(土曜日)、24日(日曜日)に20周年記念のイベント開催します。

内容は又、詳しくお伝えするつもりですが、貴方の車のサウンドチェック、測定やオシロスコープでの診断、愛車自慢、お客様同士のカーオーディオコニューケーションなど盛りだくさんです。

メーカーデモカーの来店で明宝自動車さんの新しいデモカーの試聴会、体験会、勉強会なども開催します。

次回ブログでどんなことをやるのかお伝えしようと思います。

23日と24日の予定を空けておいてください。是非、ご来店を!。

では、又。


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