エナジーボックスを効果的に使う方法とカーオーディオのノイズ対策
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先日から販売を始めたエナジーボックスですが、オシロスコープを使っていろいろ調べていくうちにいろんな事が少しづつ見えてきます。そこでエナジーボックスを使いこなすにはどうしたら良いのかを少し書いてみようと思います。
バッテリーが一番重要な事は、誰でもわかるのですが、バッテリーのインピーダンス(動的な内部抵抗)が上がってしまうと充電効率が下がり極端になると充電がされなくなりバッテリー上がりがしやすくなります。
又、内部抵抗が増えるとオーディオにとってどんな影響を与えるのかというと、オルタネーターノイズがのりやすくなります。通常でバッテリーが正常である場合は、バッテリーがこのオルターネーターの交流成分を吸収してノイズを消してしまいますが、バッテリーのインピーダンスが上がると充電されにくくなるだけでなく、ノイズも吸収せず、直接オルターネーターノイズがカーオーディオの電源にノイズがのってしまうことになります。
ノイズ対策では電位差でノイズが乗るという話を聞きます。カーオーディオ電源の配線の仕方が悪いとこの電位差が生じてノイズが乗りやすい状態を作ってしまうこともあります。アースポイントを変えたらノイズが止まったという話は、元はアースが不良であり、接点の抵抗が増え、電気がうまく流れなかった事によるもので、接点の付け替えで抵抗が減り、電位差が少なくなった事でノイズが減ったと言う事なのではないでしょうか。本当はそれだけでなく、このバッテリーとオルタネーターの電気が流れる関係が大きな原因の一つということも調べてわかってきました。
と言う事は、バッテリーに如何にオルタネーターから電気を流れるようにするのかというのが大事だとわかりますよね。では、バッテリーにより効果的に充電されやすくするにはどうしたら良いのでしょうか。
一つの方法としてアーシングでバッテリーに電気を流しやすくする方法が考えられます。しかし、アーシングをやっても効果の薄い場合も多くあります。
これは、やたらと太い線で多くアースを取っても意味ありません。逆に電気を流しにくい状態になる事があるのでやめたほうがいいのではないかと考えます。以前に流行ったアーシングキットは徹底的に調べ上げてできたキットがあるか?が疑問になってきます。又、バッテリーに付けているようなアクセサリー部品もオルターネーターの交流波形を乱す事もありえますので場合によっては、その場合はとりはずしたほうがいい事もあります。エナジーボックス以外、余計なものは付けないほうがバッテリーにとって良いようです。
効果的なアーシングとは、オシロスコープで波形を観察しながら効果のある場所探しと、どのような配線がいいのかを探って正しいオルタネーターの状態を保つ事が大切なのです。
エナジーボックスはこのオルターネーターの正しい状態がよいほど効果が上がるとメーカーさんからも聞いています。
エネジーボックスを取り付けするとどのような効果はあるのでしょうか。
それは、オルタネーターからの電気がバッテリーに充電される状態が正常である場合、よりバッテリー内部のインピーダンスが下げられる事になります。これによって、オルターネーターからのバッテリーの充電がされやすくなり電圧の上昇となりますので、ノイズの低下となりカーオーディオにとってはS/N(ノイズ感)の向上となり、はっきりとした音に変化しやすい事になります。
エナジーボックスの効果が上がらない場合があるのか?
ネットであまり効果がなかったと言っている人は、このオルターネーターとバッテリーの状態があまり良くない場合には効果が半減します。その他、プラグの不良や上がりそうなバッテリーの状態、サルフェーションがかなり進行しているのでは効果が出にくくなります。他にも何か問題があったり、LEDノイズによりオルターネーターの交流波形を邪魔されたりする事もまれにあるようですので、よく調べてからアクセサリーは付けるようにしたほうが良いと思われます。
以上、長く文字ばかり書きましたが、今まで見えなかった部分をオシロスコープで確認していく事でやってはいけない事も少しづつわかるようになってきています。
貴方のカーオーディオも一度、カーオーディオの取り付け方を見直してみませんか。エナジーボックスを付けることでさらにカーオーディオの音が楽しくなる事は間違いありません。
アンプ付け替える事より、この最新の方法によるカーオーディオの取り付け方とエナジーボックスをお試しください。
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現在のピットの作業状況
現在、エクストレールにモレルのスピーカーを取り付け中です。今月には完成するので次回にレポートします。