スズキラパンmorel(モレル)MAXIOスピーカー取り付けレポート、音楽で癒されたい。
カーオーディオ取付作業レポート < カーオーディオブログ
前回に当店20周年記念キャンペーン、モレルのスピーカーMAXIMO購入でDEH-P970プレゼントキャンペーンに申し込んでくれた金沢からご来店のお客様の車、スズキラパンの取り付けを紹介します。
お客様は、通勤で音楽で癒されたいと思っていたのですが、ラパンの純正カーオーディオはくすんだ音でもやりとした非常に悪い音でした。何をいじっても良くありませんでしたので純正のカーオーディオがあまりにも音が悪く何とかしたいと考えていました。
しかし、カーオーディオを本格的にいじるのはとてもお金がかかるし手が出せないでいたそうです。そこで当店のキャンペーンを知り勇気を絞って当店へ足を運んでくれ相談に来てくれました。
このブログはちょくちょく見ていてくれたらしく、取り付けするなら当店へと思ってくれたようです。当店を選んでくれたのには本当に感謝したいです。
さて、作業の開始です。
いつものようにドアトリムをはずすと16cmの白いおしゃれなスピーカーが付いていましたが相変わらず、何処の車メーカーも軽いお粗末なプラスチックスピーカーです。
ドアは軽量にできているため、ドア鳴きが多く感じられました。今回はお客様がクラッシクなども聞くのでバランスの取れたフラットな音を目指しますのでデッドニングは軽量で強い制振によりスピーカーのローエンドまで鳴らすように細工しました。スピーカの取り付け土台、スペーサーはバーチ材15mmで作りました。軽量に仕上げる為、サービスホールの穴埋めは最小限としてありますが穴埋めの裏側にちょっとした工夫をしました。
ツィーターの取り付けは、純正ツィーターがダッシュボードについている物をはずして形を合わして土台を作りモレル付属のマウントを使って設置しました。
純正CDプレーヤーを交換します。オーディオレス用のパネルがスズキ純正からあるので、あらかじめ用意してもらいました。金具は現在付いている物を使いました。小物ケースの裏でUSBケーブルが通る穴を開けてUSBケーブルを2本出してあります。DEH-P970はUSB端子が2個あります。
取り付け作業が終わって調整作業に入ります。いつものようにエージングをかけます。取り付けしたときは機材やデッドニング素材にも歪みが持っているので初期の慣らしは必要です。いきなり調整をしても安定せず、余計に時間がかかりますのであらかじめエージングをしておくのが最善のやり方です。
今回のセッティングはMAXIMO付属のパッシブネットワークは使用せず、CDプレーヤー内臓アンプ、ダイレクト接続のアクティブにしました。タイムアライメント、クロスオーバーネットワークの調整では車が狭いのでよりダッシュボードに広がり感があってセンターフォーカスが実在感がある設定にしました。一回目の測定結果は以下のグラフです。
程度にクロスを設定してみましたが、630Hzに大きな谷間の特性があるもののその他は大体バランスが良い結果です。クロスは3~4KHz程度ですが、ツィーターとミッドバスとのつながりも結果は良いようです。少し、ツィーターのレベル、イコライザーにていくつかのポイントなども追い込んでみました。
DEHP-970のイコライザーは15バンド程度ですが全部使う必要はありませんでした。お客様の持っていたクラッシクのCDやそのほかのCDを何枚かをたくさん聴いて最後に微調整しました。
お客様に車を渡すと非常に喜んでくれました。後からメールを頂いたのですが、「お店で聞いた時、これほと音が変わるのかと驚きました。帰りの道中では音質だけではなく音に立体感も出ており聞き入ってしまいました。」今後、グレードアップもしたいととうれしいメールを頂きました。喜んで貰えて本当に作業をして良かったです。
ラパンのレポートはこれで終わりにします。
測定について一言
測定はあくまでも結果ですが、人が聴くのだから最後は人の耳で聴いて合わせてこそ心地良い音にできます。測定ばかりに頼っていてはいけないのです。試聴してよい音に合わすコツはお手本になる音を知っているかどうかです。自分の身の回りにお手本がなければ本当に良い音にできないと言えるかもしれません。カーオーディオだけしか聴いていなかったら何を目標にすれば良いのかとか、何が本当でどうしたら良いのかがわからないと思います。カーオーディオで迷ったら私に気軽に相談してみてください。貴方の考えに沿った方法を一緒に考えましょう。
次の記事はイートンのMA-150.4アンプの試聴レポートます。では、又。