カーオーディオ取付作業レポート < カーオーディオブログ

紹介するお客様は三重県から来てくれた方で車はホンダのモビリオスパイクです。


ホンダモビリオスパイク

以前は自分でカーオーディオの取付を行い2年ぐらいやっていたそうですがあまり思うようにできず悩んでいたそうで結局、その車は手放したそうです。車を購入したので今回のカーオーディオは当店でカーオーディオを取付してほしいとメールにて連絡をもらいました。
最初は手持ちのDYNAUDIOのスピーカーとDEH-P01、アンプはラックスマンの6チャンネルアンプでした。取付約束の日に来店したときにスピーカーを何か買いたいと言われたときは予想もしていなかったのでびっくりしました。どんなスピーカーがいいかディスプレーで聴いてもらったらすぐにVifaのVM5654シリーズが気にいってくれたので急遽、取付することにしました。
カーオーディオシステムはヘッドがDEH-p01で先にご自分で取付されていたラックスマンの6チャンネルアンプを利用してVifaのVM565MWミッドウーハーとVM565TWツィーターをマルチシステムで構築、フロント2ウエイを取付します。VM565MWはアウターバッフルで取付いたします。
作業開始です。いつものようにドアからばらしていきます。ドアトリムを外して防水シートのビニールをきれいに剥がします。純正スピーカーを取り外してみるとスピーカーのウラにスライドレールがありました。このままではスピーカーのマグネットが当たってしまいます。変形したスピーカーの穴を後で切り取り拡大することにしました。


ホンダモビリオスパイクドアトリム外したところ

ホンダモビリオスパイクスピーカー穴

デッドニングです。ドアだけでしっかりと音を出しますのできっちりと作り込みます。ドアがかなり強度が弱く思いましたので隅々までカスケードのV-MAXを貼りました。穴埋めの面積が大きかっった為、VB2で全面貼りとなりました。


ホンダモビリオスパイクデッドニング

ホンダモビリオスパイクドアデッドニング

ベースバッフルを作りアウターバッフルを作ります。アウターはドアトリムのスピーカーネット部を取りはずして、そこにピッタリの形で作りこみをしました。


ホンダモビリオスパイクアウターバッフル

スピーカーがつくと綺麗にできあがりました。



VM565TWツィーターはいつものようにお椀を作ります。バーチ材で丸くした後にピラーにつけやすいように足付けしました。カップの縁が薄くなってツィーターが埋め込みできるようになっているのがわかるでしょうか。


ホンダモビリオスパイクvifaツィーターマウント作製

ピラーにツィーターをつけるとこんな感じです。


ホンダモビリオスパイクvifaツィーター取付

ホンダモビリオスパイクvifaツィーター

取付が完了し、音出しできるように軽くセッティングして慣らしを十分に行いました。クロスオーバーネットワークの設定を適正にするために、スピーカーの特性を測ってみました。
VM565MWミッドウーハーの特性結果ですが4KHzぐらいから急激に下がっていくのでカットするクロスは4KHz以下が目安とわかりました。


ホンダモビリオスパイクvifaウーハー特性

VM565TWツィーターの特性です。あまり低く設定すると低音が入り過ぎて歪んでしまうのでミッドウーハーに合わせて仮に-12dbカットスロープで4KHzとしてみました。


ホンダモビリオスパイクvifaツィター特性4KHZ

結果からなぜかうまく切れておらず3.15Khzでピークが見られますので4KHzでの設定は無理のようです。もっとツィーターのカットスロープを急激に切るなどして対策が必要です。そこで5KHzにしてもう一度測ってみました。


ホンダモビリオスパイクvifaツィター特性4KHZ

3K、4Kのピークが随分と下がりました。ほぼフラットに近い感じです。以前にbittenなどでも調整したときは確か5KHz近くで設定した記憶がありますので目安はこのぐらいなのかなと思いました。もしかして6KHzではどうなのかと思い測ってみました。


ホンダモビリオスパイクvifaツィター特性5KHZ

完全にフラットな特性を得ることができました。この状態でミッドウーハーとつないで又、測定してみました。


ホンダモビリオスパイクvifa特性

つながりも問題なくフラットな感じです。音を聴いてみるとフラットな感じに聴こえますが、ツィーターのメリハリが足りません。VM565TWをもっとパキッと鳴らしたいのでツィーターのクロスを下げてみますとピークのある音が目立ちました。何が悪いのか追求してそれぞれのスピーカーのカットオフを変えたりして変更してみました。
これがベストだと思ったのがミッドバスのカットスロープを-30dbまで急激に切ってツィーターの存在感を出してみました。測定結果も良好で音も素晴らしく鳴る事ができました。イコライザーの修正もそれほど行わなくても良いようで最低限の修正でできました。ローエンドもびっくりするぐらいよく伸びています。ウーハーはいらないですね。


ホンダモビリオスパイクvifa特性と調整

ここからは耳を使って微調整を行いました。音も大変満足のいく音に仕上がりました。
VOICE2のCDを再生して聞いていると人の存在感や空気感など本当によく伝わってきます。これまでVifaをつけた中でもトップクラスの音質に感じます。多分アンプの優秀な事もあって表現力のある音になったのだろと思います。
車を取りに来てもらって気軽に渡しました。出来上がりは聴いてもらえばその音の出来栄えはわかってもらえるはずです。結果は今まで聴いいたことがないぐらい良い音だと大変喜んでくれました。その笑顔からは嬉しさが伝わり、私にとっても大変満足がいく仕事であったと思いました。
帰りが楽しみだと言って帰っていきました。

追伸
いろいろと作業を行なっているのですが全部はブログ掲載できません。申し訳ないです。次のブログもできるだけ早く掲載しますので見てください。では又。
ドライブレコーダー、レーダー探知機もキャンペン中ですのでお問い合せお待ちしております。


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