カーオーディオ取付作業レポート < カーオーディオブログ

以前に来店されたお客様ですが、カロXをやっている某有名な他店で取り付けしてあったカーオーディオの音がイマイチで調整をしたことがあった車でした。スピーカーの位相は間違っていて音の調整も適当で、音が奇麗なものでなかったのです。その時にドアをまくるとデッドニングの処理があまりよい状態でありませんでしたが、音がよくないので位相の直しと調整だけ行っておいた車でした。予算がついて今回デッドニングをやり直しとなりデッドニングの作業依頼を頂きました。

このデリカのデッドニングがどんなふうになっていたのかというと、まずは写真を以下いくつかご覧ください。


三菱デリカデッドニング

通に出来ていると思うでしょう。アップ写真をご覧ください。一番大きいサービスホールの埋めた部分です。なぜかカッターで切ったような穴が2本あります。これは左右のドアでも同じようになっていました。絶対に意図的なものだと思います。穴を塞いでいるのに穴を開けているのは私には理解できません。これでは水漏れしていまいます。


三菱デリカデッドニングミス、浮き

以下の写真はよくの手のデッドニングであることですが、デッドニング材がはがれてしまい浮いてしまってエアー漏れ状態でデッドニングの効果がなくなってしまっています。


三菱デリカデッドニング剥がれ

サービスフホールに貼っていたデッドンング材をはがしてみました。すると内部でも粘着が落ちていくつもはがれていました。この手の材料は粘着が弱いのかもしれません。(メーカーは○ー○ンだとか)


三菱デリカデッドニング剥がれ

貼り方もこのように処どころポイント的に貼ってありました。これが本当に効果があるのか?わかっていて、このようなデッドニングをしたのか疑問です。

以上のように、このようなデッドニングはよくあるのです。ショップだから確実だとは言えないのが現状なんです。もし、材料が悪いならお客様へ説明してして施工前に説明すべきだと私は思います。いくら材料の持ち込みであってもプロの意地があってもおかしくないはずです。いくらぼやてみても仕方がないのでやり直しします。

デッドニングされている施工全部とるのは大変な手間でした。手を何度もアルミで切り痛い目にあって1日がかりで奇麗にはがし、クリーニングして当店のやり方でカスケードのV-MAXを貼ります。


三菱デリカデッドニング

三菱デリカデッドニング

面積が大きいので大きめに貼って、振動をしっかりなくします。今回はインナーバッフルを作ってほしいと要望があったのですがわずか2日では時間が足りない為、見送ることにしました。

サービスホールもいつものようにカスケードVB-2で塞ぎまました。


三菱デリカデッドニング

あとドア内部の吸音を増やすため、カスケードの吸音材を追加しました。ドアトリムもスピーカーの音が出やすいようにちょっと工夫しました。ノーマルはここが空いているのでドア内部に音が逃げてしまいますので臨時として簡単に塞いだわけです。後でアウターにする予定なので今はとりあえずこれでいいことにしました。


三菱デリカデッドニング

ドアトリムを基に戻して音をチェックしてみました。音だしして少し慣らしを行います。不自然だったイコライザーを基に戻すと、何も触らなくてもかなりまともに低音から高音にかけてしっかりした音が出せていました。特性をいつものように測定するとほぼフラットで今までイコライザーで無理になっていたのがわかります。(特性をコピーしていたのですがパソコンのトラブルにより画像がなくなっていましたのでアップできません。すみません。)

調整の時、実際にお客様に特性などを見てもらってTAやネットワークの修正を行いました。その後いつものCDで聞いてもらうと、「チューンアップサブウーハーはいりませんね。はずしてもいいかも」と言われました。ドアのデッドニングでかなりのローエンドまで再生できていたので必要がなくなってしまったようです。

喜んでもらって代金をしっかり頂きました。本当にありがとうございました。



追伸

現在の作業予定は前にレガシーを中途半端に終わっていたダイヤトーンのスピーカー取り付けに入りました。約1週間ぐらいの予定で作業を行う予定です。またレポートしたいと思います。

では、また書きます。


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