カーオーディオ取付作業レポート < カーオーディオブログ

先日、福井県から来店してくれたホンダオディッセーのお客さんですが、自分の好きないい音を求めて何店舗かのカーオーディオショップを回ったそうです。近くのショップでは見た目を追うカーオーディオの事ばかりや音の真髄を、一言も言わないろくでもない店ばかっりで、がっかりし仕方がなく自分で取付をしましたと言う。



自分にとって好みの良い音が出てほしいだけで見た目など気にしていないので、かっこいいオーディオも大事だよと言われるとさっさと店を出てしまう彼です。



彼はパンチの利いた低音がほしくてウーハーはキッカーを選んでみたり、アンプをロックフォードにしてみたり、ダイヤモンドのフロントスピーカーを選んだりして取付していました。



相談もできないのでネットの口コミや雑誌、などで知ったやり方がほとんど教科書だったのだと思いますが音にしっくりいかず、行き詰って悩んでいたところ、ネットで知り合った当ショップに通う一人の自作派の人から当店の事を聞き相談したいと電話がありました。



私は「無料で見てあげるよ。どこが悪いのか見ればわかるしアドバイスもします。自分でやりたければ教えます。」と答えた。



来店してくれた車を診断すると、どうもドアに問題があるように思えた。しかしそれ以前に気になるシステムの組み合わせが気になった。ラインドライバーやアンプウーハーなどが好みといえどもいろんなメーカーの組み合わせが多すぎます。「もっとシンプルにしてみてはダメかな?」と提案し配線の接続のやり直しなどを伝えた。自分でできるところは自分でやって勉強してもらうためにやり直しをしてもらう事にしました。



ドアを叩いてみるとデッドニングはやっているのに軽い音が出るし、音楽を聴いてみてもどうも軽い。どこかが抜けている音に聞えたので、完全に間違っている。ドアのやり直しの提案も薦めた。後日、ドアの修理と調整作業を約束しどうなっていたのかも伝える事にした。



きのうの7時半ごろに車を持ってきてもらったので今日、オディッセーのドアをはずしてみるとぱっと見た目では自作といえ奇麗に防振材を貼りつけてあるな~と関心したが、よく見ると防振材の貼りつけに浮きを発見。それと小さい穴は貼っていないところも多々ある。

スピーカーをはずして覗いてみると大きな問題発覚。

ドアの中い貼ってあるデッドニング材が貼りにくかったのか大きさもバラバラだし、貼り方も疲れたように適当に貼ってあった。

これではいい音になるどころか左右のバランスもとれません。

デッドニング材は量販店で手に入る材料(a社だと思う)のようでブチルとアルミシートの通常の材料だが、少し厚みが薄く感じて、貼りついているのに鉄板の泣きを押さえる効果が薄い。私にはあまり良い材料には思えません。量販店で手に入る材料はろくな物がない。



私は彼の抵当なデッドニングを責めているのではありません。むしろ、がんばったのですとほめてあげたいのです。情報が手に入りにくい地元では仕方がないと思います。



彼だけではないと思います。このブログ読んでくれている方にもそんな経験や共感はあるのではないでしょうか。

誰だって最初は何もわからないのですから仕方がないですし、頼りにならないショップも数多く存在するのも事実です。

だから、本当の事を教えてもらえるところを探しているのではないでしょうか。



何をしたら本当に良くなるのか知らないと損をします。それを教えるのが本当のプロショップというものです。

貴方も悩んでいたら私に相談してください。



話は元に戻して、デッドニングは一様やってあるだけに、はがすのはとても厄介、完全にはがすのは無理だし予算もあるので修正だけにする事にした。スピーカースペーサー追加や後の調整の事もあるのでデッドニングすべてに予算をつぎ込むわけにはいかない。



サービスホールに貼ってあるデッドニング材をはがしていると「痛い」手が切れた。アルミシートで何度も手を切ってしまった。合計7箇所の傷、今日は手は傷だらけで手が痛い。しかもブチルで手が真っ黒になった。



ドアの強度を確かめながらデッドニングの作業だけは終了した。

まだ、先の作業もいくつもあるがミッドバッフルボード周りにウエイブキャンセルの吸音材を貼り9mmのスペーサーを作って今日は終了しました。

明日はスピーカーをつけて調整作業に入ります。

さて、結果は如何に!。



では、又書きます。


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