トヨタオーリスカーオーディオ取り付け 苦労連続で完成
カーオーディオ取付作業レポート < カーオーディオブログ
トヨタオーリスカーオーディオ取り付けが完成しました。
一番取り付けで苦労したカロッツエリアのTS-T1RS?のマウントです。
Aピラーの加工も面倒なんですが、スエード貼りはとても難しく2日もかかってしました。スエードのエクセーヌの貼り付けに1本3時間もかかり、根気との勝負でした。
ツィーターのマウントがドでかいもんですから簡単に貼れず、1度目は見事に失敗しました。この分で6000円はパーです。
2度目は考えて気を取り直して貼りましたが途中でどうしても合わない部分がでてしまったので見えない裏の部分でつなぎ合わせる事にしました。言われなければほとんど気がつかないほどの仕上りです。
Aピラーを取り付けした写真がこれです。
TS-1RSの純正マウントはちょっと貧弱で安全性に欠けると判断し見た目の上でも作ったAピーラーに埋め込んだようにしたかったので結果こうなりました。
ウーハーボックスに吸音材を入れ、仕上げにトランクと同じガラのカーペット生地を貼って仕上げました。
今日は朝から調整です。
最初に配線ミスがないか何度も確認してCDデッキのDEH-P01を左右同じレベルとフラットな状態にセットし、アンプにテストトーンを入れてウエーブメーターを見ながら歪を探りました。
面白い事にカロッツエリアのDEH-P01はボリューム全部上げることはできず歪みます。特にSLAで4を使ってしまうとボリューム位置56ぐらいで歪がでます。+1でも61で歪みました。多分60ぐらいが無難な位置ですがイコラーザーなどを使って後からレベルが上がる事を考えるとなればそれ以下での調整したほうがよさそうなのでその範囲を調べました。
周波数特性を簡単に測りそのレベルから低い部分がどのくらい上げるのかを検討しそのレベル分を差分として引いた分でボリューム位置を設定。
ボリューム位置が決まったところでアンプの歪を調べ調整します。
アンプのもっとも効率の良い部分で最大に生かそうというのがゲイン調整の難しいところ。ここだけでも半日以上かかりました。
各スピーカーの周波数特性を測ってみます。
ミッドレンジは前にインナーバッフルの特殊な加工をした効果があるらしくいい結果でした。
マイク位置は運転席、ネットワ-クのスロープはカットしないで測った結果です。TAはかけています。
ミッドバスカロッツエリアTS-M1RS?右チャンネル周波数特性
ミッドバスカロッツエリアTS-M1RS?左チャンネル周波数特性
完全なフラットとは言えませんが大体過激なディップも見せず優秀なほうだと思います。車の車内環境が良いとは言えないのでこのくらいの結果が出ていれば調整が楽です。
機嫌が良くなったところでツィーターも測ってみました。
マイク位置はミッドバスと同じ運転席です。
カットスロープは2KHz、6db(ツイーターが破損を防ぐ為カットします。)
カロッツエリアTS-T1RS?右チャンネル周波数特性
カロッツエリアTS-T1RS?左チャンネル周波数特性
全体のクロスポイントを決めそろえた特性が以下です。
ウーハークロス63Hz、ミッド、ツイータークロス4KHz、スロープは-18dbです。イコライザーはかかっていません。
イコラーザーの最終は別の測定機でスイープ特性を各チャンネルづつ測って修正し合成した後に微調整と最終は音楽聴いて修正して完成しました。
調整だけでも朝10から始めて終わったのが夜の8時半、とても辛くて結果が楽しい1日でした。車のオーナさんもニコニコ顔で喜んでくれましたので安心しました。
まだ、この車の調整はエージングと共に1年間かけて調整していきます。
3ヶ月後に約束した点検の時が又楽しくなりそうです。
では、又書きます。