日産エクストレイルmorel maximoスピーカー交換
カーオーディオ取付作業レポート < カーオーディオブログ
2016年に入って初の取付です。日産のエクストレイルにモレルのマキシモ16cm2ウエイセパーレートセットの取付ご依頼を頂きましたのでレポートしたいと思います。お客様は市内の方で、音を良くしようと検索して探していた所、当店を見つけて頂き、カーオーディオに一番詳しそうだと思ってご来店されたそうです。
![日産のエクストレイル](https://www.studio-messe.com/archives/001/201912/3d797154a3ccbc1ef6348fc42ac6447a.jpg)
取付に関する内容は何がいいのかわからないと言われていたので、スピーカーの商品指定などもなく金額だけ決めて、お任せ頂きました。 車を預けて頂き、早速作業とかかります。
ドアから取り掛かります。ドアトリムを取り外すとスピーカーが見えます。日産車の純正スピーカー16cmフルレンジが付いています。何度かエクストレイルはやっているので難しくはりありませんがデッドニングを行うのでサビースホールパネルの取り外しが必要です。このパネルに付いているウインドモーターを外す必要がありちょっと厄介です。
![日産のエクストレイルドアトリム外したところ](https://www.studio-messe.com/archives/001/201912/d855bf01333a817462ca35de057891a2.jpg)
早速外していきます。スピーカーを先に外し、ウインドモーターを外してサビースホールを塞いでいるパネルに付いているボルトを外します。外すとドア内部が見えてデッドニングの制振材料が貼りやすくなります。ウインドーモーターが付いていたワイヤー巻取り部分が真ん中に見えますがデッドニング中に、これがばらばらに分解して外れてしまうと元に戻せなくなるので注意です。保護します。
![日産のエクストレイルドアパネル取り外し](https://www.studio-messe.com/archives/001/201912/b74ffbd09a050c839cb2766d440e0bff.jpg)
制振材を貼りこんでいきます。制振材はあまり知られていない材料ですがこの材料がどこのデッドニング材よりも制振効果が高く音質も過去使ってきた中では最高だと思う材料。
![日産のエクストレイルドアデッドニング](https://www.studio-messe.com/archives/001/201912/efbe248963cee788f6d698deb982f3b8.jpg)
サービスホールのパネルもデッドニングを行います。何度か他の車にも処理をしているカスケードの制振塗料を吹き付けしました。全体をまんべんなく何度か吹付けして乾燥させます。
![日産のエクストレイルドアパネル制振](https://www.studio-messe.com/archives/001/201912/699266a3b643a64cf3e2344706e6bba1.jpg)
夏なら数分で乾くのに、この時期は寒いので中々乾きませんのでジェットヒーターで乾かしました。
![日産のエクストレイルドアパネル制振材乾燥中](https://www.studio-messe.com/archives/001/201912/f69a5a190ef790745df93e6fdbfbab16.jpg)
乾かしている内にドアにスピーカー線を通しました。普通のスピーカー線ですがOFCの16ゲージで純正線よりはかなりいい。
![日産のエクストレイルドアスピーカー配線](https://www.studio-messe.com/archives/001/201912/2e5dafaa4bcb10f0446b7c49f997c168.jpg)
サービスホールを塞ぐインナーパネルが乾燥したので元に戻します。注意しないといけないのがウインドモーターと取付です。下手につけるとネジが舐めるだけでなくウインドーが下がらずモーターを壊しかねませんので慎重に確認しながら取付しました。
![日産のエクストレイルドアパネル組付け](https://www.studio-messe.com/archives/001/201912/8387737c5c2754e833cb830973652609.jpg)
インナーバッフルボードを作製します。純正スピーカーの厚さは約31mmなのでバーチ材で9mmのベースプラス12mmのリングスペーサーを貼り合わして更にスピーカー落とし込みのリング9mmを貼り合わす形としました。リングは薄いのでバーチ材だと加工が難しく欠けてしまうのでここだけはMDFを使いました。塗装して制振材塗料を塗って補強することにしました。
![日産のエクストレイルインアーバッフル作製](https://www.studio-messe.com/archives/001/201912/289136cc11ff160c2e1684e2ba84faf5.jpg)
![日産のエクストレイルモレル16cmミッドウーハー](https://www.studio-messe.com/archives/001/201912/b3362976c4aa8e337583a5e217db85e9.jpg)
乾燥させてインナーバッフルボードを取付してミッドバス16cmのスピーカーを取付してドアトリムを元に戻してドアは完成です。
![日産のエクストレイルインナーバッフル取付](https://www.studio-messe.com/archives/001/201912/7fd48d93187ab046dd33b95008fbefa4.jpg)
後はツィーターをスピーカーに付いている付属のマウントを使ってダッシュボードに取付して配線をつないで完成です。モレルのサウンドを十分に楽しんでもらおうと思い、今回は付属のパッシブクロスネットワークを使いました。(写真の撮る角度のせいでツィーターが上に向いているように見えますがそのようではありません。)ダッシュボードにつけてもちゃんと音はまともにダッシュボード上に広がる音像と定位します。
![日産のエクストレイルモレルツィターダッシュ取付](https://www.studio-messe.com/archives/001/201912/03b5e6bc1ee2ae9f0259761a3158e47a.jpg)
一通り出来て音出しして基本のセッティングを軽くやり、と言ってもほとんどありませんが一様、位相のチェックや間違った鳴り方がしていないか位はしっかり行って1時間程度はエージングを行いました。この初期エージングをやるかやらないかではかなり音が違ってきます。デッドニングにもエージングは必要だし、スピーカーにももちろん必要です。初期エージングを行ったあとで音響特性を測定して見ましたら全体的にはよく出来ていました。ツィーターのレベルだけがちょっと高いかなと思うぐらいでしたが、音楽を聴いてみると補正はほとんど無くてもいいぐらいと思えました。エージングも進んでいないのでバランスを取るために軽く試聴しながらイコライジングを入れて設定は完了しました。
お客様が取りに来られて、その時に音が出ていたのですが漏れていた音だけ聞いて「今までと全然違う、音がいい。今までなんだったのだろう」と言っていました。車に乗り込んで音を確認してもらい、車から出てくると「この店に頼んで良かった。近くにこんないい店があってよかったと」と言ってくれました。こちらこそ、当店を選んで頂き、本当にありがとうございました。
確実に音を良くする取付は2016年も続きます。ベーシックプランも始まった事だし、気軽に音楽が楽しめるカーオーディオライフを皆様に提供していきます。音を良くするのは難しいと思われかもしれませんがどのようにしていくかは、お客様の気持次第ですので、その思っている事にそってプランを一緒に考え、満足のいくカーオーディオにしていきましょう。カーオーディオを難しく考えずにご来店ください。
追伸、作業日程は空いていますのでお気軽にご相談ください。(今日は暇でした。寒いと誰も動かなくなりますよね。皆様も体調を崩さないようにね。)