エスティマドアやり直し 究極・秘密のデッドニングとバッフル加工公開
カーオーディオ取付作業レポート < カーオーディオブログ
神戸から車を預かり、約1週間ほどかけてドアの加工、デッドニングとバッフル加工をすべてやり直しをしました。
作業はデッドニングとインナーバッフル、アウターバッフルの作り直しですが、この車は神戸のあるお店で最初はデッドニングをやっていたのですがまったく防振材を貼り付けしていないようなデッドニングをしていました。(お店を批判している事では無いのであしからず。当店とは思いが違う作業です。)
そのデッドニングとは2枚目の写真を良く見てもらうとわかるのですがわけのわからない部分に幅10cm×2~3cm程度の防振材をところどころに数枚貼ってあります。
ドアのインナー部(外板)にも貼っていないのに近いぐらいの数、内側から10ヵ所ほど防振材が貼ってありました。サービスホールはゴムシートみたいな材質が貼ってあって、これが振動を増強して止めのない低音がぼんぼん鳴っている変っているデッドニングでした。音も低音の切れが悪く鉄板の振動も抑えることができず鳴りまくっています。
このやり方は、当店が考える音響理論から考えると理解できませんが、わざと共振現象を起こして見せかけの低音を出すようです。これだと低音が止まらず切れのある低音を出すことはできませんし、スピーカー本来の低音にプラスした音は不要です。これだと返って低音にピークを出して濁ってしまいます。
きれいな低音を出すには、鉄板や防振材が出す共振した音を徹底して防ぐ事がとても重要なのです。音のほとんどはここで決まるといってもいい加減ではないと思っています。
素人だと、どのくらいの量をデッドニングをすれば良いのかを判断が難しいと思いますし、取り付けるスーピーカーの性能やどこまで低音を出すのかによっても違ってきますからデッドニング作業はとても難しい作業です。
作業はデッドニングをやりやすいように防振材を自分でほとんどはがしてくれましたが、全部とりきれないので少し残ったまま補強していくことにしました。
まず最初にインナー部分にドアの強度と振動を確かめながらデッドニング材の貼る位置と量を調整して貼り付けします。
フロントだけで18cmのウーハーのローエンド低音が十分再生できるようにサービスホールに補強材を貼り付けしその後にデッドニング材を貼り付けしました。
インナーバッフルのベースはスピーカーの穴にあわないので以前に作り直ししてあります。
アウターバッフルは何枚かMDFを切り出し元々あったネット部分の枠に貼り付けしてパテで整形してひとつにします。
ドアのパネルとの一体感を出す為、パテで整形し直しをします。
完成したアウターバッフルがこれです。↓
スピーカーとネットを取り付けして完成しました。
ざっと作りこみはこんな感じですが写真の中には秘密の加工がいろいろと仕込んでありますが気づいたでしょうか。穴をあくように見てもわかりにくいかと思いますがプロならではの加工と工夫がされています。
当店作業は決して早い作業ではありませんが確実に音質を良くする加工技術があると自負しています。音が悪かったらお金は頂きません。(実際そんな音が悪くなったことはありませんけど。)
くどいようですが、音響メカニズムを研究し、その音の物理的な理屈をドア加工に生かしているのでデッドニングだけでも音がよくできるのです。
貴方のカーオーディオの音が悪いと感じたら根本的なこのデッドニングがもしかたら悪いのかもしれません。疑ってみてはどうでしょうか。
無料診断もやっておりますのでご相談ください。
明日は十分なエージングをさせて調整に入ります。
ちょっと聞いてみただけでも作業の効果は凄いと感じる音でした。
日曜日にはご本人に渡すつもりです。
※当店へ行く距離が遠いと感じる方へ!
最近は遠方から数時間かけて来てくれて本当に感謝します。
自分のカーオーディオに不信感を感じて悩んでいる方が非常に多いと感じます。カーオーディオに音を良くしたいと、お金をつぎ込むほどに泥沼にはまっていては時間とお金の無駄です。
一度、思い切って当店へ遊びに来てはどうでしょうか。
前にも東北方面から遊びに来た方もいますし、関東から来る方もいます。
電話での相談もいいですが会って直に車を診断し何が悪いのか適切に判断し、必要なだけ修正をする方法を教えます。
つまり、貴方が余分なお金を使わなくてもいいように私がアドバイスしていますから1円も損はすることはありません。
人生、楽しく過ごす時間は限られています。
人とつながり会い、カーオーディオの世界を人より多く楽しんでほしいと思います。
思いたったら電話でもメールでもください。
TEL:0761-72-5030
では、又書きます。